プロメテウスの涙 (文春文庫 い 78-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167794026

感想・レビュー・書評

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  • 原因不明の奇行をする女の子、何の病気なのか。そして、死なない死刑囚、なぜ全身ガンに冒されて死臭を放っても生き続きるのか。

    女性医師二人の固い絆が、日本とアメリカでそれぞれ起きている奇怪な現象の謎を解いていきます。なかなか面白かった。

    ホラーに属する作品のようで、S16の描写がエグいのだけは、ちょっと苦手。

  • 遠く離れた日本とアメリカで起こる不可思議な事象。偶然、関わった女性医師が奇跡を呼ぶホラーサスペンス小説。
    非科学的で非論理的だ。某ガリレオ先生なら、この現実をどう推理して解決に導くのだろう。

  • 映画のカッコーの巣の下でを思い出した。
    ジャックニコルソン、出世作。
    1975年。
    科学ではわからない、こういうことはあるように深く想う。

  • 輪廻転生する少女と死ねない死刑囚の話。プロメテウスって後味悪いよね…

  • ホラーサスペンス。ですか。
    超常現象については眉に唾をつけてしまう質なので、最初はうーん…と思いましたが、登場人物自身が現象について懐疑的なところもあり、だんだん気にはならなくなりました。
    とはいえまぁ、解説にもあるように、色々突っ込みどころもありますね。

  • 日本で精神科に勤める涼子の元に原因不明の発作を起こす少女が訪れる。
    一方、アメリカにいる親友の祐美は医療刑務所で不死身の死刑囚に出会っていた。
    このふたつが交わる時…様々な恐怖が襲う。

    2016.4.29

  • 一个希腊神。它给一点火人们。内容は裏表紙と大槻ケンヂの解説で、ほぼ(笑)

著者プロフィール

乾ルカ
一九七〇年北海道生まれ。二〇〇六年、「夏光」でオール讀物新人賞を受賞。一〇年『あの日にかえりたい』で直木賞候補、『メグル』で大藪春彦賞候補。映像化された『てふてふ荘へようこそ』ほか、『向かい風で飛べ!』『龍神の子どもたち』など著書多数。8作家による競作プロジェクト「螺旋」では昭和前期を担当し『コイコワレ』を執筆。近著の青春群像劇『おまえなんかに会いたくない』『水底のスピカ』が話題となる。

「2022年 『コイコワレ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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