キネマの神様 (文春文庫)

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著者 : 原田マハ
  • 文藝春秋 (2011年5月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167801335

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キネマの神様 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • おっさん同士の文通のシーンでこんなに感動させられるなんて。自分の最高の映画は何だっただろう。

  • 映画7割、家族2割、主人公主観1割という感じでした。
    何となく時代が伝わる感じ。
    人の心を動かす事ができる映画は素敵だなと改めて思いました。

  • 原田マハはいつもいいなぁ。

    映画が大好きな人たちが集まったお話。

    17年間勤めた会社をやめたバリキャリが、潰れそうな映画雑誌社に勤め始めて、そのお父さんがその雑誌社含めていろんなものを、図らずとも救って行くお話。
    映画評論が国境を超えて、想像もしてなかったビッグネームが出て来る。

    The name above the title.
    映画はタイトルの前に、監督や出演者の名前が出ることがあって、それを目指してみんな頑張ってる、という言葉。

  • 原田マハさんの本には、性悪の悪党が出てこない。清香がいつか歩を裏切るんじゃないかとずっと思ってたことを反省。

  • この本も、すごくいい!
    こんなに泣いてしまうとは、思わなかった。

    「キネマの神様」はきっといると思う。

  • ゆ〜っくり時間が進む感じ。
    のんびりと映画を楽しむみたいに、ゆ〜っくり読んでました。
    読み終わると心がぽかぽか。
    さぁ!映画館に行こう!

  • ほんのり甘い家族愛に包まれるストーリーはとても安らぐ。
    人間が生まれ変わるかという難しい題ではなく、自然と愛に包まれていく展開でよかった。
    唯一無二の親友テラちゃんや管理人、編集長に至るまで、登場人物の設定も馴染んでいて読みやすかった。
    こんな老後もいいなあ

  • 大手大会社デベロッパーの課長、年収1000万円の職を社内でのいざこざで自己退職した主人公の丸山歩39歳。ギャンブル狂で映画好きの主人公の父親丸山郷直79歳(通称ゴウ)。この二人が歩が再就職することになるあこがれの、しかしながら今は斜陽の映画雑誌社を救う救世主となる。映画雑誌社の編集長や同僚、元会社の元部下、映画上映劇場の支配人、そしてアメリカの謎のブロガー等を巻き込み、最後は感動のフィナーレを迎える。
    原田マハ氏の小説は、「旅屋おかえり」「本日は、お日柄もよく」「風のマジム」に続いて4冊目だか、どれも心温まる感動の小説。そしてどれも困難を克服して成功する展開は、スカッとして幸せな気分になる。

  • 文字通り、一本の映画を見終えたような気分になった。
    映画に対する深い造詣と愛に溢れたエンターテイメント作品。
    読み終わったらお気に入りの映画を今すぐ観に行きたくなるような感動を覚えた。
    全ての登場人物が愛おしく思える。
    下手に色系沙汰を絡まさない姿勢に感服。
    ただ、歩自身のライターとしての成長も見たかった思いは残る。

  • 大好きな作品。この本で原田マハを知って大好きな作家さんの1人になった。

    もともと映画が好きなこともあって
    本に出てくる映画はほとんど見ていたので
    内容が入りやすかったのもあると思う。
    映画好きじゃなくてもきっと映画を観たくなると思う。

    映画好きの親友にこの本とニューシネマパラダイスをプレゼントしたい思い出のある大切な本。

  • ずっと前に買っていた本。きちんと時間のあるときに読もうと思ってた。
    やっと読めた。

    原田マハの小説は2冊目。だいぶ前に「楽園のカンヴァス」を読んで好きになった。やっと2冊目。

    映画が好き、というより映画を愛してやまない人には特に面白い本だと思う。

    私も以前、1日に3本位の映画を見ていた時期がある。映画館じゃないんだけど。だから、この本に登場する映画はだいたいわかった。

    私は、本もそうなんだけど、映画を10本見たとして、心を揺さぶる映画に1本でも出会えたらいい方で…。そんな中、「ニュー・シネマ・パラダイス」は強く心に残っている。あの音楽と、ラストの切り貼りした映像のシーンは特に。
    また映画が見たくなった。映画館で。

    笑いあり、涙ありの感動のお話だった。ますます原田マハが好きになった。

  • この本に出会えて良かった。
    ラストは涙が止まらなかった。
    悲しい涙じゃなくて、温かい涙。

    余韻が。

  • 40歳を過ぎてから作家デビューを果たした著者。映画化された『カフーを待ちわびて』(2009)は観ましたが、原作は未読。この人の著作を読むのはこれが初めてです。

    主人公は39歳の独身女性、歩(あゆみ)。国内有数のデベロッパーのシネコン設立部門に課長として勤めていたが、やみくもに働いた結果、あることないことを噂され、どうにもこうにも会社に居づらくなって辞職する。辞表を提出したまさにその日、父親が軽度の心筋梗塞を起こして入院。マンションの管理人である両親に代わり、歩はしばらく自分が管理人を務めると申し出る。しかし、一流企業勤務の娘のことをあちこちで自慢している両親に、その会社を辞めたとは言えず、有休を使うからと嘘をつく。

    歩の父親の趣味はギャンブルと映画。管理人室に置かれていた管理人日誌を開いてみると、日々の管理人の仕事以外に、父親がその日観た映画の話が克明に記されていた。決して上手な文章ではないが、映画を愛してやまない気持ちが伝わってくる。歩は日誌の中に自分の映画への想いを書き記した紙をこっそり挟む。

    退院した父親は、映画を観ていない時間は相変わらずギャンブル三昧。借金を重ねても、泣いて謝れば妻と高給取りの娘が返済してくれると信じている。歩はついに会社を辞めたことを両親に伝え、もう借金の肩代わりはできないと宣言。

    思うように職探しも進まず、不安を抱える歩のもとへ、ある日一本の電話がかかってくる。映画専門雑誌の小さくも老舗の出版社『映友社』の編集長を名乗るその女性は、「あなたのお父様からあなたの文章が送られてきた。それがとてもよかったので、ウチで書いてみないか」と言い……。

    さまざまな映画が登場する本として、私の心にもっとも残っているのは、これまでのところ、金城一紀の『映画篇』。『キネマの神様』を読み終わった後もその気持ちは変わりませんが、これもまた異なる趣で、映画の楽しさがいっぱい詰まっています。

    母親はオードリー・ヘプバーンの大ファンで、父親が怖い看護師を見て思い出すのは『カッコーの巣の上で』(1975)の鬼婦長。『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989)、『フィールド・オブ・ドリームス』(1989)、『硫黄島からの手紙』(2006)など、詳細に取り上げられる作品もあれば、『テルマ&ルイーズ』(1991)、ペドロ・アルモドバル監督作品2本、『戦場のピアニスト』(2002)、『ビッグ・フィッシュ』(2003)のように、ちらりと取り上げられる作品も。タイトルだけでも登場したことがかなり嬉しかったのは『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)。

    映友社に文章を見初められたのは歩だと思いきや、実は歩の父親、ゴウちゃんこと郷直(さとなお)の文章のほうでした。編集長が歩の文章に惹かれたのは本当でしたが、そもそもは編集長の息子のひきこもり&怪獣オタクが、映友社のHPに寄せられたゴウちゃんからのメールを読んだことが発端。息子はゴウちゃんが読んでほしいと添付してきた歩の文章よりも、ゴウちゃんの前置きのほうに惹かれたのですね。そして始まるゴウちゃんの映画ブログ。ゴウちゃんがかよう劇場は、名画を多く上映するテアトル銀幕。その支配人テラシンこと寺林氏の人柄がこれまた泣かせます。

    終盤は英語版HPの開設により寄せられた外国人とゴウちゃんの批評合戦。この辺りは勢いにまかせすぎな感があり、引いてしまったりもするのですが、映画を観る人にも観ない人にも読んでほしい1冊です。

    映画には神様がいて、映画は結界に潜む神様への奉納物。しかしこの神様は、捧げられた映画を喜ぶというよりは、映画を観て人間が喜ぶのを何よりも楽しんでいる。この世に映画があるかぎり、映画の神様は、いる。

  • ああ。
    一本の映画を見終えてしまった。
    そんな感じ。

    とくにラストシーンは映像が頭に浮かんできて、小説を読みながらにして映画を観ている気分に。

    出てきた映画を全部観たくなってしまう。

  • 一気に読める漫画のような小説。ギャンブル依存のお父さんが暴力を振るわず年金通帳を取り上げられたままで踏み留まったところがこの小説がほのぼの話でおわる設定を生み出している。現実は心筋梗塞になっても暴力を持ち出す方は多々いる。

  • 初めての原田ハマさんの本。片桐はいりさんの解説を読むまで原田さんが男性なのか女性なのかさえ知りませんでした。
    このところ娘と本屋に行く機会が増え、原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」にひかれたのですが、ちょっと金欠気味で、ブックオフでこの本を買っって原田マハデビューとあいなった次第です。

    これは愛のある本です。何もいうことがありません。
    ちょうど最近小さな映画館に行き、なんとも言えないノスタルジーを感じたこともあり、何度も目頭を熱くしながら読みました。「愛」のある人物、「愛」のあるストーリー。いいですね。フィールド・オブ・ドリームスを見たくなりました。こうやってつながっていく小説は大好きです。映画のもつ小宇宙のような世界は何なんでしょうか。関わっている人たちの情熱と、映画が好きでたまらない人たちの思いがその世界を作っているんでしょう。

  • マハさんの小説は温かくて好き。
    出てくる人みんな、周りの大切な人のこと
    当たり前に想いやっていて大切にしてる。

    どんなに苦しい状況にぶつかっても
    なんとかならないことはない。
    そんな時きっと周りの人の大切さに気付く。
    映画を通して温かい人たちが繋がっていく
    素敵なお話でした。

  • こんなにもうまいこと行くわけない、と思うけど、でも痛快。そしてほっこり。
    人生色々あるけど、どうにかなるさ。と思いたい。

  • 映画好きにはたまらない一冊。この本に出てくる映画を見ていなくても、読み終われば見たくなること間違いなし。途中まで主人公は歩だと思っていたが、実はゴウちゃんだったんじゃないかといい意味で期待を裏切られる。ゴウちゃんの文章、ローズバッドの文章どちらも原田マハが書いているわけだが、彼女の文章は本当に素敵だと思う。出てくる登場人物がすべて魅力的に描かれている。笑えるだけじゃなくて感動もできる傑作。

  • 映画のお話だもの、これくらい夢がなくっちゃね!が感想です。
    読みやすい文章、メリハリのある筋立て、素直な人間描写で、一気に読めました。さらに欲を言えば、登場人物にあともう一回り、魅力が欲しい。憎たらしさでもいい。
    期待値ほど感動できないのは、本書の問題でなく、私の感受性の低下かな⁈

  • 涙がでました。キネマの神様に乾杯です。愛おしい物語。

  • なんでも上手くいきすぎる、予定調和なところもあるけど、でもいい本だった。純粋に映画っていいなと思ってし、言葉一つ一つにジンとくるものがあった。片桐はいりの解説もよかった。この人の解説を読んだら細かいツッコミどころはどうでもいいかな〜と。、いい本だったことには変わりない!

  • 2017.2.26(日)読了
    .
    初めての作家さん。
    読みやすかったし、面白かった。
    いろんな物語が詰まってたなぁ。
    仕事の話
    家族の話
    映画の話
    ちょっとポッとする話
    前向きな話
    大切な友達の話…
    .
    羨ましかったのは
    歩が父親と同じ趣味を持っていたこと。
    それだけでもうあったかい。
    .
    あまり読まない感じの本だなーと思ったけど
    これで終わりにするにはもったいない気がするので
    また探して読んでみたいです。
    の神様 #映画観たくなったわ #昔はよく通った #あの感じまた味わいたい #あ #金曜日行くんだった #邦画

  • 痺れた〜。なんだろ、原田マハさんの書く小説ってお話もよいけど、文章がやっぱりよい。ゴウとローズバットのブログのやりとりだけは、お話読み終わってからももう一度じっくり読みたくなる。終わりに近づくにつれ、終わってほしくなくて、日本酒を飲むように(あんま飲まないけど)、ちびちび読んでしまった。読んでは、本を閉じてプハァ〜、、みたいな。英文は存在していないんだろうけど、でもまるで本当に英文を訳したような言葉遣いとか。美味い。これは映画にしてもよいけど、本で味わいながら読みたいお話。これからは映画館で映画館も観よ。映画愛、夫婦愛、家族愛、友情、淡い恋心、いろんな愛情がつまったじんわりくる名作。

  • 頑張りと幸運から物語が好転する。
    作り話といえばそこまでかもしれないけど、やっぱりこういう構成が楽しめるし、また読みたいと思う。

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キネマの神様 (文春文庫)の作品紹介

39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることに。"映画の神様"が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。

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