忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)

  • 368人登録
  • 3.86評価
    • (23)
    • (31)
    • (33)
    • (1)
    • (0)
  • 38レビュー
著者 : 平松洋子
  • 文藝春秋 (2012年2月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167801694

忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • お腹が空いたー。
    帰宅の電車で読むのはツライ。
    次から次へと紹介される日々の一コマと料理。
    塩トマトは10分待って。
    梅干と昆布の炊き込みごはん。
    具沢山のお味噌汁。
    ほっと一息つけるような料理から、エッ?と思う料理まで。
    豆腐のあさり蒸し。
    唐辛子砂糖のパイナップル。
    文章を読みつつ、ページのむこうにあるレシピや写真にドキドキする。

    お味噌汁の具は3種類以上っていいな。
    ちぎりカマボコもやってみたい。

  • 平松さんのエッセイと出会えて本当によかったです。
    気張らず飾らず格好つけず、ひたすらシンプルに美味しいものを食べて生きる。いや、そのさまがものすごく格好いいんですけどもね。

    読んだのは文庫だけど、オールカラーで欲しくなったので単行本で買おうか迷い中。あー数々のレシピたちの本当においしそうなこと!!

  • ここまで、「食べ物」と「生活」に敬意を払う人を、私は初めて見ました。

    いろんな「たべもの」にまつわる本とか映画を見てきました。
    どうしても、みんな「食材や生活を通じた、自分の哲学」が中心となってきます。それもいい。でも、ときたま息苦しい。

    平松さんの文は、明らかに平松さんの考えたものだ。でも、なぜだろう。
    ここにでてくる、食べ物とモノ。いずれも平松さんのアタマというフィルターを介しているはずなのに、ちっともそれが感じられない。食べ物やモノが、それ自体として、すっと頭に飛び込んでくる。

    すごく、すっきりと爽やかで、心が軽くなるような。
    いい本に、巡り会いました。

  • 食卓にまつわるエッセイ集。

    シンプルにいいものだけをたしなむ余裕・・
    読むだけでほっと落ち着ける文章です。

    こんなふうに生きられたらいいのに、とおもう。

    よしもとばななさんの解説も余韻を愉しむのにぴったり。

    ・梅干しごはん
    ・焼きトマトのスパゲッティ

  • 心がじんわりと暖かくなって、美味しいものを味わって食べたくなる本。料理もしたくなる。
    図書館本だったが、購入を決意。

  • 一人暮らしを始める友人にプレゼント。

  • 食べてみたいレシピが沢山あり、とてもわくわくしました。最近味覚がシンプルな物を求めている私にすとんとはまりました。とりあえずかまぼこをちぎってみたいと思います。

  • フィリピンに住んで早5ヶ月ほど。

    ここ2か月は日本にちょくちょく帰ったので今はそれほどでもないのですが、滞在3か月目くらいに、自分の持ってきた日本語の小説(世界の終わりとハードボイルドワンダーランド後編)の食事のシーンを何度も何度も何度も繰り返して読んでいる自分に気づく。

    どのような環境の中で、どのような服を着て、どのようなメニューで、それはどのような味、見かけで、どのようなカトラリーで、どのようなお皿で、一緒に食べる人がいたとしたらそれはどのくらいの位置で、距離感で、そしてどのような会話を楽しんだのか。


    人の欲望?願望?を通して、自分を満足させていた感じ。

    例えば私は、高級なイタリア料理店に、オシャレをして、男の人と食事をした経験なんて、恥ずかしながらない。


    でも、そんなの全然関係ない。むしろ、行ったことないからこそ、わたしはその状況を子細に想像して、「食べること」を楽しんでいたのだと思う。


    わたしは、何でも食べます。ただ、あまり食事に興味がない。だから、食べるならば栄養のあるものや、身体に良さそうなものを食べたいと願う。たまにジャンクなものがどうしても食べたくなるんだけど、それはそれで、自分の体が欲してるんならと、楽しみますwそこまで食べたくはならないしね。

    フィリピンは、なんだろう、勝手に80年代のアメリカのイメージ。もちろんお金を出せばよいものがいくらでも手に入りますが、私のような庶民が常食にする価格帯はジャンクなものが圧倒的に多い。

    スーパーは保存のきくインスタント麺や缶詰がすごく多い反面、野菜のコーナーはそこまで大きくない。飲み物もポップなものがほとんど。綺麗な色素の液体とか粉ジュースとか。

    サラダにお蕎麦、焼き魚にお浸し。食べて浸み渡ると感じるものよりは、ガツンとした刺激を求めているイメージの方が強い。

    そんな中、今まで自分の周りに当たり前に会ったものがすっぽり抜け落ちてしまって、その「当り前」を埋め合わせる何かを、私は本を読んで想像して、補っていたのではないかと思う。それも人の欲望を通して。

    本には、色んな楽しみ方がある。

    わたしは、だから、今回旅のお供にこの本を持って行ったんだけどね。写真とか、一目見てわかるものは、そこまで私の欲求に響かなかったのが、ちょっと残念だった。

    それでも平松さんの文体は好きだ。

  • 久しぶりに平松洋子のエッセイを読んだが、文章の端切れの良さ、短い文章でリズミカル、そして何より、料理や食材、うつわを表現するときの想像を超えたボキャブラリーの豊富さに驚かされる。文章を読むとまさにその料理を食しているような感覚、すぐにでも作ってみたくなる。それは紹介されている料理がシンプルで長年主婦をしている人には、想像できる味だからかもしれない。
    良い素材を生かしたシンプルな日常の料理と使い勝手を追求したお気に入りの台所周りの雑貨を揃え、日々生活していくことが最大の贅沢であり、楽しみであると共感した。

  • ひゅっと体の中に入って来るような美味しい文章でした。丁寧な生き方をしたくなりますねこういう本を読むと。フルーツにスパイスかあ。結構興味あり。
    道具もじっくり眺めると機能美でうっとりする事はありますね。年とってわかる事です。

全38件中 1 - 10件を表示

平松洋子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)に関連する談話室の質問

忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)はこんな本です

忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)を本棚に登録しているひと

忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)の作品紹介

ひとつぶでほっかほかになる梅干し番茶、滋味深さを生かしたごまごはん、季節はずれのトマトは焼いてスパゲッティに…愛しいひと皿と、そしてささやかだけれど気に入りの道具があるだけで、人は新しい元気が湧いたり、気が晴れたりもする。シンプルなレシピとともに綴られた、49の幸福なエッセイ集。

忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)の単行本

ツイートする