漱石の長襦袢 (文春文庫)

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著者 : 半藤末利子
  • 文藝春秋 (2012年5月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167801939

漱石の長襦袢 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • うーん、なんか、思ったより感情的な表現が多くて少し苦手でした。残念。

  • 前半が漱石にまつわる文、後半はエッセイ集。
    漱石に関しては、著者の母親(漱石の長女)の著作や、聞き書きの中から、家族のみが知る漱石像が描かれている。
    巻末には、母親・筆子自身の文章も収録。
    漱石の住まいだった『漱石山房』の保存についてのいきさつは、父親で漱石の弟子でもあった松岡譲氏の著作をもとに、こちらも、家族のみが知る込み入ったいきさつが描かれている。

  • 夏目漱石の孫である著書の、「漱石裏話」エッセンスが効いたエッセイ。
    大変面白くて興味深い内容だった。
    知ってる名前、知らない名前、近代史に出てくる作家や著名人の名前に「ほっほ~う」とか「へえ~」とかなりながら、野次馬根性で読了。
    先日読んだ「文人悪妻」にも出てきた漱石の妻、鏡子のキャラクターが大変気に入った。身内にいたら大変そうだけど・・・。

    巻末、漱石の長女で著者の母である松岡筆子の原稿で、夏目家の様子が存分に垣間見れる。なんともお得な一冊。

    この夏は、夏目漱石を読もう!という気になった。

  • 夏目漱石の長女筆子の子であり、半藤一利夫人でもある著者によるエッセイ集。鮮やかなデザインのカバーに惹かれて手に取り、漱石の孫娘の書いた文章という興味本位で読み始めたが、丁寧に練られた文章が心地良く、行間から著者の感性の鋭さが滲む。読者の期待に応えるかのような夏目家の裏話的な内容も多いが、むしろ著者の日常生活を綴った部分が素晴らしく、覗き見趣味を煽るような帯の文句があざとく感じられるのが玉に瑕である。

  •  「これじゃ漱石におかま趣味があった、と思われるじゃないか。・・・(中略)」と、事実の検証をしないまま想像や憶測がひとり歩きしてしまう(カバー写真にあるのは著者の個人蔵)という表題作「漱石の長襦袢」ほか、子規が漱石から借りていた十円が百二十年の時を経て子規のお孫さん(養子)から送られてきたエピソードや、「漱石」というペンネームの謂われなど、漱石門下である父を、漱石の長女・筆子を母に持つ著者が、綴った35のエッセイ。

     本書には様々な登場人物出てくるが、夏目漱石の縁戚関係やら家系図が添えられているので有難い!
     『坊ちゃん』が喜劇として書かれていたのではなく、実は悲劇だったとする話は目から鱗(@_@)。最後に著者の母・筆子による生誕百年を記念した“夏目漱石の「猫の娘」”の一文が収録されていて、『吾輩は猫である』のネタばらしがちょろりと語られたり、父親として家庭人としての一面が窺える実に興味深い内容となっている。

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漱石の長襦袢 (文春文庫)の作品紹介

夏目漱石の悪妻として聞こえていた妻、鏡子。しかし実際の姿はどうだったのか。全国にあまたある文学館の中に漱石文学館がないのはなぜか-漱石夫妻の長女として生まれた筆子を母に持つ著者が"やさしくて厳しいリアリストの目"で綴った35篇のエッセイ集。漱石誕生百年に際して発表された筆子の原稿も収録。

漱石の長襦袢 (文春文庫)の単行本

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