福むすめ (文春文庫 い 79-5 樽屋三四郎言上帳)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167807054

作品紹介・あらすじ

貧乏のどん底だった親は、双子の姉妹の姉だけを吉原に売った。長じて巡り合った時、盗賊の情婦になっていた姉の心の内は-過去の確執と頼んだ押し込み事件を調べるため吉原に乗り込んだ三四郎、町年寄として江戸庶民の幸福を考えるが奉行と対立する。「吉原は潰すべきです!」「男の楽しみはいらぬと?」大好評シリーズ第五弾。

感想・レビュー・書評

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  •  井川香四郎「福むすめ」、樽屋三四郎言上帳シリーズ№5、2012.1発行。猫と小判、蝸牛の角、福むすめ、人捕る亀の4話。猫に小判と福むすめがお気に入りです。

  • 樽屋三四郎言上帳5作目

    ねこが小判を届けてくれる
    なんてラッキー
    …と喜んでたらば、な「猫と小判」
    嘉兵衛の惚けたキャラが◎

  • 百眼にも裏切者がある
    自己満足集団百眼を束ねる責は重いぞ
    三四郎の解決策が必ずしも爽快じゃないな

  • シリーズ四作目。
    読むたびに井川 香四郎って作家さんは凄いな、と感じます。
    今回は春を売る、という事について突っ込んでいますが・・・。
    読後、ずっしり心に重石をのせつつ、嫌に感じさせないのが凄い。樽屋の旦那の貫禄がますます上がり、頼もしい限りです。

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著者プロフィール

一九五七年愛媛県生まれ。主なシリーズに「船手奉行うたかた日記」(幻冬舎時代小説文庫)、「くらがり同心裁許帳」(光文社文庫)、「暴れ旗本天下御免」(徳間文庫)、「梟与力吟味帳」(講談社文庫)、「樽屋三四郎言上帳」(文春文庫)、「神楽坂咲花堂」(祥伝社文庫)、「ご隠居は福の神」(二見時代小説文庫)、「桃太郎姫」(実業之日本社文庫)など多数。

「2023年 『番所医はちきん先生 休診録五 悪い奴ら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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