ハリー・クラーク絵 アンデルセン童話集 上 (文春文庫 ア 11-1)
- 文藝春秋 (2012年7月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167812041
作品紹介・あらすじ
北欧デンマークに生まれたハンス・アンデルセン。その暗く神秘に満ちた世界を、荒俣宏が紹介する。アイルランドの若きステンドグラス職人だったハリー・クラークの、みずみずしく研ぎ澄まされた美しいイラストが彩る奇跡の童話集。上巻は「おやゆび姫」「皇帝の新しい服(はだかの王様)」「みにくいアヒルの子」など14篇を収録。
感想・レビュー・書評
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この本の目玉はなんといってもハリー・クラークのイラスト。どちらかというと素朴なテイストの登場人物たちまで無駄にデカダンになっていて素敵です(笑)。文庫だと全部モノクロになっちゃうんだけど、カラーのものは色つきで見たかったなあ(贅沢)。
上巻の収録作で有名どころは「おやゆび姫」「みにくいアヒルの子」「雪の女王」あたりかな。個人的に「雪の女王」にはとても思いいれがあって、岩波文庫のアンデルセン童話集もこれが収録されてる巻だけ持ってるし、ロシアの古いアニメも映画館で見たし、エロール・ル・カインの絵本版も持っていたりするので、少女「ゲルダ」の名前が「ガーダ」と訳されてたのにちょっと違和感。こっちの発音のほうが正しいのかもしれないけど(デンマーク語わかりません)、こういうのって昔から馴染んだ読み方にやっぱり親近感がありますよね。
あまり知られていないお話の中では「旅の道連れ」が面白かったです。死体の恩返し(笑)。 -
比較的読みやすかった
メルヘンの世界って感じかな
外国文学なんだけれど、情景描写が細やかで美しかった -
北欧デンマークに生まれたハンス・アンデルセン。その暗く神秘に満ちた世界を、荒俣宏が紹介する。アイルランドの若きステンドグラス職人だったハリー・クラークの、みずみずしく研ぎ澄まされた美しいイラストが彩る奇跡の童話集。上巻は「おやゆび姫」「皇帝の新しい服(はだかの王様)」「みにくいアヒルの子」など14篇を収録。
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きちんと読んだ事の無かったアンデルセン、美しい挿絵と共に楽しく読むことができました。
出会いの喜び、別れの悲しみ、理不尽な世の中、そして他人を愛する澄んだ心の美しさを童話と言う形を通して感じた。
幼い頃はアンデルセンよりもグリム童話の方が読みやすかったイメージがあったが、何故だったのか今分かった気がする。 -
[内容]
ほくち箱/大クラウスと小クラウス/おやゆび姫/旅の道連れ/皇帝の新しい服/幸福の長靴/丈夫なすずの兵隊/父さんのすることに間違いなし/コウノトリ/みにくいアヒルの子/ひつじ飼いの娘と煙突そうじ人/モミの木/豚飼い王子/雪の女王 七つの話からできている物語
いつもながらnyancomaruさん情報早いですね...
いつもながらnyancomaruさん情報早いですね~
でしょ、まさか文庫になるとは思ってませんでした。挿絵黄金期のイラストレーターの力作が、手軽に見られるのは素晴しいコトで...
でしょ、まさか文庫になるとは思ってませんでした。挿絵黄金期のイラストレーターの力作が、手軽に見られるのは素晴しいコトです。。。