- Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167812126
作品紹介・あらすじ
殺人容疑で逮捕されたいとこを無実とみたライムは、冤罪と思しき同様の事件の発生を突き止める。共通の手掛りが示したのは、膨大な情報を操る犯人像。真相を究明すべく、ライムのチームは世界最大のデータマイニング会社に乗り込むが-。データ社会がもたらす闇と戦慄を描く傑作!巻末に著者と児玉清氏の対談を特別収録。
感想・レビュー・書評
-
オミクロン株が猛威を振るい始めていますね
また図書館が閉まってしまいそうで戦々恐々です
というわけで謎解きの下巻です
なるほど〜やっぱ面白いな〜
ジェフリー・ディーヴァーはほんとに職人だわ
どんでん返し職人
それにしても今回の犯人はほんとに「恐い」と思いました
まあ現実にはいないだろうけど(と信じたい)
ネット社会いやデータ社会と言うべきか
ならではの凶悪犯で自分が被害者として選ばれたら?って考えたときのゾッとする感じがちょっと異質というか
震えましたね
なんというか巻末のおまけにもありましたが
「恐い」犯人を産み出す職人でもあるよな〜ジェフリー・ディーヴァーは詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今作はちょっと異質な怖さだった(*´ー`*)
知らない間にデータで全て管理され、知らない間に変えられる…まるで違う人間に変えられる恐怖…
ゾワゾワっとどんでん返しの巻:(;゙゚'ω゚'): -
システム開発や、データベースを
触ったことのある人なら
今回の犯人が、被害者に接触、犯行におよぶ
ことを「トランザクション」と呼んでることに
ニヤニヤしてしまう。
クレジットカード等の記録から
個人情報、趣向を読み取り殺人の罠にかけていく
凶悪犯が出てくる話
レベルは高いけど、上の下といった感じ。 -
怖い。怖すぎる・・・。
『ウォッチメーカー』以降、
これまでの作品とか、あるいは、
他のシリーズ(キャサリン・ダンスシリーズ)との
関連性を、強く意識していますね。
いやぁ、でも、この手の話、
シャレにならないよね。 -
久しぶりのジェフリー・ディーバー
面白いのはわかってたけど、なんとなく先延ばしにしてもう5年以上
ウォッチメーカー以来、かな
サックスとそんな関係になったんだったっけ
久しぶり過ぎて忘れてしまっている
2008年に書かれているが古さを感じない
面白かった!
次
キャサリン・ダンスにいくか
リンカーンにいくか
どうしようかな -
あいかわらずのおもしろさ。ディーヴァー大好き。
わたしがディーヴァーを好きなのは、犯人さがしや謎解きだけじゃなくて、脇役でも、その登場人物の育った環境とか日常の暮らしのこととか、ストーリーには関係なくてもちょっとしたことがちゃんと書かれているところ。
たとえば、アメリアがわが子のように思っているパムの恋愛とか、新人巡査のプラスキーの少年時代のこととか。それぞれの人物に愛着がわいて応援したくなるというか。シリーズものには大切なことだと思う。
ライムの過去、学生時代のこととか、家庭や父親のことなんかもわかってきてすごく楽しい。(もう、楽しい、としかいえない。なんかヘンみたいだけど)。ライムをどんどん好きになる。
ラストも、事件の謎解きとは関係ないけど、しみじみよかった。ミステリで読後感がいい、ってすばらしい。世の中の悪人や嫌なしくみ、できごとをずっと読んできて、最後に、それでもやっぱり人間とか人生ってそう悪いものじゃない、って思えるというか。いつも読むたびに思うけど、ディーヴァーって絶対にいい人だ。
それにしても、個人情報を悪用した犯罪の話で、それは恐ろしかった。もう絶対にアンケートには答えない、とか、ネット通販も控えよう、とか、なるべく現金払い、とか考えた。 -
そろそろ殺し屋には飽きてたので、純粋に頭がおかしい犯人が戻ってきてくれて嬉しい。あまり背景が掘り下げられないのもいい。何がしたかったのか分からないまま死んだことに、登場人物と一緒に呆然とした。
それにしても怖い!どんな残忍な手口やグロ描写より怖い!!きっとただのフィクションじゃなくなるし、もうなってるかもしれない。