三匹のおっさん (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
4.14
  • (2005)
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  • (125)
  • (22)
本棚登録 : 17964
感想 : 1650
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167831011

感想・レビュー・書評

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  • クスッと笑えるシーンが盛りだくさん
    キャラが一人一人魅力的で毎話楽しめます
    続編も早く読みたい

  • 3匹の関係性も孫と早苗ちゃんの関係も全部心地よくて読みやすかった!

  • ーおじいちゃんじゃない!おっさんと呼べ!

    〈あらすじ〉
    あれよあれよと言う間に還暦。赤いちゃんちゃんこを着せられる日が来ようとは。おじいちゃんと呼ばれてたまるか!おっさんと呼べ!ガキの頃は3匹の悪ガキで通っていた、キヨ、シゲ、ノリの三人が集まり、町内を守るために、いっちょ立ち上がるか!!!

    〈感想〉
    こういうの、最高なんですよね。
    「おっさん」っていう響きがたまらなく愛しい。
    自警団結成ということで、町のあれやこれに首を突っ込み、見事解決していくわけなんですが、カチカチに固まってた頑固ジジイの三人がすこーしずつ、いい味出してくるのが、また面白い。
    そして、有川浩さんなら忘れてはならぬラブの気配。
    高校生のピュアな恋愛がまたむずがゆくて、幸せな気持ちになります。
    有川浩さんのラブって何でこんなに好きなんだろうか、、、。
    1番好きなのは植物図鑑です(王道)。
    たまにすごく読みたくなりますね、そしてその気持ちを絶対に裏切らないのがさすが有川さん。

  • 「おっさん」という響きが心地よく格好いい読後感スッキリな1冊。
    現に普段は普通のおっさんである3匹に「燃えスイッチ」が入ると凄まじい力を発揮するところが痛快!
    これほど三匹を始め登場人物に会ってみたいと思わせる作品もなかなかない

    • しげしげしげおさん
      「おっさん」という響きが心地よく格好いい読後感スッキリな1冊。
      現に普段は普通のおっさんである3匹に「燃えスイッチ」が入ると凄まじい力を発揮...
      「おっさん」という響きが心地よく格好いい読後感スッキリな1冊。
      現に普段は普通のおっさんである3匹に「燃えスイッチ」が入ると凄まじい力を発揮するところが痛快!
      これほど三匹を始め登場人物に会ってみたいと思わせる作品もなかなかない
      2022/05/08
  • 三人のちょっと特徴のあるお父様方が町内をめぐりならが、色々な事件を解決してゆく、痛快爽快シリーズ短編集みたいな作品だった。
    各キャラが非常に特徴的で立っており、話毎にフォーカスする人を変えつつ、各キャラの特徴を活かしつつ動かしてくれるので面白い。
    後、若い子たちの恋愛模様が描かれているが、有川浩っぽくほんわか描かれており、楽しく読めた。

  • 4.5年前に読んだものを再読。
    やっぱりおもしろい!
    三匹のかけあい、祐希と早苗ちゃん。それぞれの関係性がとっても心温まる
    還暦すぎてもこーやってそれぞれのことを理解してつるめる友達がいるってステキ。

  • 人生ってこんなにたのしい

  • 有川先生の作品は読みやすいし頭に話しが入ってきやすく、息抜きに読むのに丁度いいなあと思う。
    全てが丸くおさまったわけでもない話があるがすごく印象的だったがそういうものなんだろうなあと思う。痛快でワクワクしながら読める中、そういう現実的な面もあってすごく良かった。続編も早く読みたい。

  • 三匹のおっさんの勇敢さとその他淡い恋愛シーンなどがおり混ざっていて面白かった。
    解決方法などなんパターンかあったが、今後色んなところで為になると思う。
    先が気になって次々と読むのが進んだ!

  • 【痛快な人情エンタメ小説】
    60歳なんて、まだまだ若いですね!
    実際のとこ、60歳過ぎてもサラリーマンしてるオジ様方が増えたので、なかなか現実では時間を持て余してる60歳の人はいないかもですが。
    剣道場をやってたキヨさんの迫力あって紳士然とした感じも素敵ですが、いかにも居酒屋の人情オヤジな、シゲさんも結構好き( ^∀^)自営業で娘がまだ高校生なノリさんはバリバリに働いてるので一番身近なイメージです。頑固なおじいちゃんを敬遠してたはずなのに、自警団を始めたキヨさんと、祐希くんの関係がだんだん仲良くなってくのが、すごく微笑ましい。ホントはジジっ子な祐希くんがヤンキー風に見せて、真面目でいい子なのがいいですね。
    正直、近所に誰が住んでるかもわからないし、他人に踏み込むのをよしとしない都心部に住んでいると、3人のおっさんの様な存在は見当たらず、羨ましいなと思いながら読み進めていました。
    武道に長けているからこそ、な活躍もありますが、基本は3人の情に厚く、お節介な性質が数々のご近所事件を解決しています。それと40年近くにわたって社会人として働き、家族を養い、責任を取ってきた精神的な経験値と厚み。すれ違ってたか家族との絆も修復されていき、自警団を始めてから、3人自体もだんだん幸せ度数があがっていってるのも、読んでいて気持ち良いです。
    人情味がガッツリと、エンタメとラブコメ要素もあり、社会問題がテーマになる事件も多いから読んでいて考えさせられつつ、結果、爽快なハッピーエンドで終わる、読んでいて溌剌とする小説です( ´∀`)

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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