三匹のおっさん (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
4.14
  • (2005)
  • (2381)
  • (943)
  • (125)
  • (22)
本棚登録 : 17951
感想 : 1650
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167831011

感想・レビュー・書評

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  • 有川浩氏の阪急電車から、同氏の本を読んでみたいと思って手に取った本。
    様々な問題を解決していく姿勢と、そのための用意周到さにはかっこいいけどさすが年季の入っていると興奮した。
    武道や知識のみならず、人情を備えたかっこいいおっさんに自分もなりたいと思えた1冊。キヨさんでも、シゲさんでも、ノリさんでも行動や言動のいちいちがかっこいい。
    最初読んだときは世知辛いのかな・・・と思っていたが最後までストレスなく楽しく読めた。

  • 有川浩さん初読了。
    初めゆるくてフィクション強いなあって感じだったのが、だんだん引き寄せられ、登場する人々に一喜一憂し、だんだん展開をワクワクと期待するようになり、そして最後は私自身が三匹のおっさんのチームに入りたいと願うようになった。
    黒澤作品の椿三十郎が三人集まったような感じで、還暦おっさんが三人で百八十郎。そりゃ強いわこのチーム・・
    少しゆるいストーリーの中に、時代の変遷や世代の双璧、正義のあり方、ほろ苦い若き恋愛と老齢からのパートナーとの関係、それらいろんな人生の機微のエッセンスを上手に散りばめられている。
    有川作品をもう少し読もうと思う。

  • 三匹のおっさん(文春文庫)
    著作者:有川浩
    タイムライン
    https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

  • 「三匹の悪ガキ」と呼ばれていた幼なじみ3人が、還暦を迎えて暇と経験を活かした私設自警団「三匹のおっさん」として、身近なところで起きる困り事を解決していく。ご近所限定の「正義の味方」だけれど、3人とも完璧ではないし、たびたび私情のほうが勝ってしまったりして、そこがかえってチャーミング。事件は胸の悪くなるものもあるけれど、解決の仕方ですっきりする。
    文庫版あとがきや中江有里さんの解説まで、とても良かった。

  • おっさん達と、おっさん達の家族との掛け合いがなんともいい感じ。出張の移動時間が楽しく過ごせました。

  • 4.4

  • 毎回結末はハッピーエンドとわかっているから安心して読める。すかっとする痛快なお話だった。孫のアドバイスを素直に聞きながら、だんだん垢抜けた服装になってくる清さんが可愛らしい。

  • 友人からレンタル!

    すごい面白かったー!
    三匹のおっさん。すごいね。
    渋くて格好いい。
    というか、その友情に惚れる。
    仲間は大事にしないと。
    剣道がしてみたくなった。

    そして、早苗ちゃんと祐希の恋愛は素朴で良かった。泣けた。

  • 日曜朝のテレビ番組で紹介されていて、読んでみようと思って買った一冊。夜寝る前にだけ読んでいたのだけど、睡眠時間が短くなった。想像以上に面白かったです。孫のアドバイスでおしゃれになっていく姿が微笑ましい。社会の、人の役に立とうと奮闘するおっさんは、目指すに値する大人の姿だなぁと思った。
    有川浩さんの作品は初めて読んでみたけれど、何度か新聞上で仕事に対する思いは読んでいたこともあって、つながった気がしました。他の作品も読んでみたくなりました。

  • 図書館戦争など、有川浩は好きな作家さんなんですが、
    どの本も借りて読むばかりで、一冊も有川さんの本は、
    持っていませんでした。

    そんなとき見つけたのがこの本。
    まずタイトル『三匹のおっさん』に目を惹かれてしまいました。
    しかもよく見ると、有川浩ではないか!! ということで、
    有川作品に多い、恋愛要素も少なそうだし、
    早速購入することに決めました。

    内容は短編小説で、少し恋愛要素もありましたが、
    軽く読みやすかったです。
    しかも、これを弟に貸してやると大ウケ。
    「メッチャオモロイ!」って言ってました。

    二巻目も出てると言うことで、ちょっと気になるところです。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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