鉄で海がよみがえる (文春文庫 は 24-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167838249

感想・レビュー・書評

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  • 以前TVで「鉄団子」の話は見た記憶があるなぁ~と本を読んでいて思い出した。こんなにも鉄の力が偉大だったとはと思ったのと同時に、どうしてもっと普及しないのか???と不思議になった。
    河の管理、土地の管理者など管理者が複雑に絡み合っていて纏まらないということが他の本を読んでわかった。
    昔は川が境界線だったからね。それが自然な姿なんだなぁ~とつくづく思う。

  • 薄いこともあったかもしれないが、内容の面白さに往復の電車内で一気に読んでしまった。鉄分の効力とそのワイドレンジな視点にただ驚嘆し、より詳しく勉強したくなった。この技術をまったく知らなかったのが恥ずかしいくらい。もっとメジャーに報道等で取り扱ってもらいたい。関連研究者や著者の慧眼にひたすら感謝&ひれ伏す次第。
     ところで、実際に海洋レベルで提案の施策を実施するうえでの障害は何なのだろうか?ちょっと考えてみたいところ。

著者プロフィール

畠山凪の祖父。1943年中国・上海生まれ。漁師。気仙沼市舞根湾で牡蠣・帆立貝の養殖業(水山養殖場)を営む。1989年、「森は海の恋人」を合言葉に漁民による植林活動を始める。2005年より京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授。2012年に国連「フォレストヒーローズ」を受賞。著書に『日本〈汽水〉紀行』(文藝春秋/日本エッセイスト・クラブ賞)、『漁師さんの森づくり』(講談社/小学館児童出版文化賞及び産経児童出版文化賞)他多数。

「2022年 『ととのはたけと、うたれちゃったしか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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