隻眼の少女 (文春文庫 ま 32-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 2861
感想 : 300
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  • Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167838461

感想・レビュー・書評

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  • 目が点になっちゃった。
    そうだった、本格ミステリってこういうの待ってるんだったと変な汗かきました。
    しかしなんぼなんでもあの人が気の毒だ…ちょっとは救われたようでなにより。

  • 期待とはかなり違ったけど、おもしろかった。なんか、いやな気分にはなったけど。

  • 第1部だけで終わっていたら、ちょっと甘酸っぱい余韻を残す話で終わっていたのに。いろいろと反則。

    タグにネタバレが入っています。

  • 昔ひっくり返る際にどんでん返しって言ったもんで、どんでんを返すってどないやねん、って今にしたら思うね。なんでんかんでんっぽいよね。
    まぁそういうどんでんなのとはちょっと違ってね、今まで仲良くしてた友達が裏で自分のこと悪く言ってて、あの優しさは全部嘘だったのね!って、いや嘘も何も実際優しくしてもらってたんだから良いじゃん、でも許せないの若さゆえに、っていう感じのどんでん感。
    いいおっさんだし、それくらいは酌んでやれよ、女心を分からない童貞だな、おまえは。などと言ってやりたくなるが、そこはね、ぐっと抑えてね、やっぱ実際にやられたら切ないわよね。分かる分かる。
    でもこれが男女逆になったらろくでもない男に騙された薄幸な女っていう展開になりかねない。そういう意味でも二重に切ない。

  • 麻耶さん作品2つめ。
    あやしい叔父さんに引き続き、相変わらずクセは強め。笑
    好き嫌いがすごく分かれそう。

    時を経て、同じ事件がなぞるように
    二回起きるという展開。
    途中までまったく意味がわからなかったけど
    なんとなくな予感はありました。

    なんだろう。どんでん返しなんだけど、
    うまくいきすぎている感というか、、、
    あまりにも非現実。
    まあ小説なのでそれで良いんだけど。

    最後はきれいな感じで終わったのでまあ良いのかな。
    けど、静馬が父親殺しを隠したまま生きているところが
    やっぱり…うーん。
    怪しい叔父さんと同じにおいを感じました。笑

  • 表紙やあらすじの感じでなんとなく読む気が起きづらかったけど読んでみたらすごい面白かった。

    麻耶雄嵩作品は癖があるから好き嫌いがわかれるらしいけど、私は好きなので今回も楽しめた。
    この作者なら絶対最後は予想斜め上だろうということも考慮していろいろと推理しながら読んでみたけどやっぱり全然あたらなかった!
    まさかこうくるとは…。
    常人だとあまり当てられないであろうラストを考えられる作者の手腕にはいつも驚かされます。
    そこがすごく好き。

  • 世代を超える系は常として切なくなるので大好き。かなりはちゃめちゃだけど麻耶雄嵩だから許せる。

  • 探偵が犯人ってすごく珍しいですね。新鮮でした。

  • 久々の本格ミステリー。情景が思い浮かばず読み進めるのに苦労。だが最後にビックリ!読んで良かった。

  • 犯人が意外だった

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著者プロフィール

1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。大学では推理小説研究会に所属。在学中の91年に『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビューを果たす。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞と第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。15年『さよなら神様』で第15回本格ミステリ大賞を受賞。

「2023年 『化石少女と七つの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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