新聞記者 司馬遼太郎 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2013年6月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167838652

新聞記者 司馬遼太郎 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 司馬遼太郎が亡くなったのが、1996年2月。
    「一度も会わず、一度も喋った事のない人が亡くなって、こんなショックを受けた事は無かった」と知人が洩らしていたが、私も同じようなショックを受けた記憶がある。

    その司馬遼太郎が作家になる以前の、福田定一としての終戦直後から、作家司馬遼太郎になるまでの、主に記者時代のメモリー。
    司馬文学にのめり込んでいた時を思い出し、福田定一の記者時代の様子に思いを馳せながら、楽しく読んだ。

    余談ではあるが、この1996年には私が愛読していた「司馬遼太郎」「遠藤周作」「高坂正尭」「星野道夫」が相次いで亡くなっている。さらに「丸山眞男」そして俳優の「渥美清」までも亡くなっていました。
    改めてご冥福をお祈りいたします。

  • 重厚な小説を書く、司馬遼太郎のイメージとは違う、ありのままの人物像が新鮮でした。

  • 司馬遼好きは必読。

  • 【新聞記者だった司馬さんは、どんな記事を書いたのか?】記者時代はどんな取材をし、どんな記事を書いたのか。当時を知る人々の証言で描き出す国民作家の青春時代。当時のコラム15本収録。

  • 司馬遼太郎、本名福田定一、元産経新聞記者。新聞記者であったことは有名な話だが、掘り下げると彼の為人を知らない。あの壮大な歴史青春小説は、夢中に読んだのだが。

    敗戦から、記者業への就職。大学、仏教担当から文化担当へ。福井地震、金閣寺焼け落ち。そして、小説家へ。時代は、目まぐるしく、昭和をノスタルジーの彼方に置き去りにし、司馬遼太郎はその時代に刻まれた。しかし、彼の残した作品は、今だ新たな感慨を伴い読者を魅了してやまない。第二の司馬は、未だ遼ならぬ近き存在として生きているのである。

  • 司馬遼太郎の魅力が、作品を読んだことのない人間にも伝わる一冊。
    死して後も人たらしたるところは変わりないらしい。

  • 新聞記者時代の、司馬遼の評伝。なにか、氏のバックボーンが分かる本。
    小説家になる前に、その土壌はあった。やはり(人が好き)なのだ。

  • 若い頃の司馬遼太郎に今まで知らなかった一面があって、興味深く感じた。司馬遼太郎自身も彼の小説の主人公と同じで、破天荒で、人間的魅力に溢れ、上司にも諌言する勇気がある素晴らしい人物だ。生きていれば、是非友人にしてもらいたい人物だ。
    司馬遼太郎を巡るエピソードで面白かったのは、彼が小説家としてデビューし、その作品を発表した時、先輩記者から「福田の話には及ばないけど、よく書けている」という、評をもらったことだ。司馬遼太郎は、書くものだけでなく、その話も大変面白いのだ。作家というのは内弁慶で表に出たがらないというイメージがあるが、司馬遼太郎は例外のようで、作家より関西人としての資質が優っているようだ。

  • 「無償の功名主義こそ新聞記者という職業人の理想」という言葉に、目から鱗が、、、嗚呼、と。小説家ではなく、新聞記者としての司馬遼太郎を紹介した本作は、司馬の記者と新聞のあり方を切々と訴えかけてくる。作者が「産経新聞社」になっているのがちょっと残念。論説委員の二人が書かれたようで。よく言われる記者の心構えは、実はあまり心に響かないけど、司馬の物語と一緒に語られる言葉は身にしみてくる。

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新聞記者 司馬遼太郎 (文春文庫)の作品紹介

新聞記者だった司馬さんは、どんな記事を書いたのか?記者時代はどんな取材をし、どんな記事を書いたのか。当時を知る人々の証言で描き出す国民作家の青春時代。当時のコラム15本収録。

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