こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち (文春文庫 わ)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (558ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167838706

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  • あーでもないこーでもない。
    1人の時間は持てず、片時も離れない介助を必要とする。
    物理的にはボランティアや介助者によって生きながらえている。
    その主従関係をひっくり返す、我の強さ、遠慮のなさ、人間らしさ。
    微妙なライン。普通の人間関係でもあるけど、背負っている荷物が違えば、それは更に複雑になり、関わっていくうちに自分の中で化学反応が起こるような発見があったりする。

著者プロフィール

ノンフィクションライター。1968年、名古屋市生まれ。中学・高校、浪人時代を大阪府豊中市で過ごす。北海道大学文学部を中退後、北海道を拠点に活動するフリーライターとなる。2003年、札幌で自立生活を送る重度身体障害者とボランティアの交流を描いた『こんな夜更けにバナナかよ』(北海道新聞社、後に文春文庫)を刊行し、大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞を受賞。2011年、2冊目の著書『北の無人駅から』(北海道新聞社)を刊行し、サントリー学芸賞、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、地方出版文化功労賞などを受賞。札幌市在住。

「2018年 『なぜ人と人は支え合うのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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