女王ゲーム (文春文庫 き 37-1)

著者 :
  • 文藝春秋
3.27
  • (6)
  • (26)
  • (38)
  • (10)
  • (3)
本棚登録 : 264
感想 : 28
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167838928

作品紹介・あらすじ

『悪夢のエレベーター』の鬼才が描くババ抜き勝負!女王ゲームとは命がけのババ抜き。優勝賞金10億円、イカサマ自由、但し負ければ死。裏をかきあい知力を尽くす死亡遊戯の開始だ!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ストーリー展開が面白いのはもちろんだけど、
    ひとりひとりのキャラが強く出ている。
    女王ゲームが異様に盛り上がるところで
    具合悪くなるのがリアルで良かった。
    読み終わる頃にはすっきり。

  • そこそこ楽しく最後まで読めた。

  • 【ジェットコースターに人はなぜ乗るのか?】

    久しぶりに木下半太氏の作品読んだ。これは面白い。木下氏の書く面白さは、生まれ持ったセンスがなければ成立しない。そのくらい自然に面白かった。明日忘れてしまっているかもしれない、誰かにわざわざ勧めるわけでもない。だとしても自分のために絶対に本棚にあって欲しい一冊。

  • 賞金10億円。敗北すれば死。それが女王ゲーム、命がけのババ抜き。参加者は美女と奴隷のペア、イカサマ自由、細工したカードの持ちこみ可。主催する謎の美女に挑むのは、イケメン東大生と美女教師、都知事と女子中学生、崖っぷちアイドルとオタクの三組。策略とイカサマの果てに勝利するのは?驚異のドンデン返しギャンブル・サスペンス!

  • 面白かった

  • 勝てば10億円、負ければ死いう女王ゲーム。プレーヤーは美女(主人)とそのパートナー(奴隷)、ゲームはトランプのばば抜き、イカサマはなんでもOK。
    なんていうか、笑えない遊びという印象だった。
    (図書館)

  • 主人公は頭脳明晰・運動神経抜群・おまけに超がつくイケメンの高校生。晴れて東大に合格したのに、入学式当日、ハーフの女教師によって導かれ、命がけのババ抜き「女王ゲーム」に参戦する羽目に。勝てば賞金10億円、敗北すれば死が待つゲーム。果たして勝ち残れるのか?

    問題の女王ゲームはビルの地下でひっそりと行なわれ、木下半太さんらしい密室での物語展開と、イカサマが交錯する『カイジ』さながらのカードゲームに目が離せない。ラストでは見事に騙された。真の主人公はサラに今日子にひまりと、たくましくも恐ろしい女性陣か。

  • 私の中ではこの作家さんは「リアル鬼ごっこ」や「王様ゲーム」の作家 山田悠介さんを少〜しだけマシにした印象。どちらも映像化したら見栄えしそうな設定だけど、内容は薄い。「地獄のエレベーター」も読んでの感想です。

    勝てば10億円のばば抜きゲーム。
    プレーヤーは選りすぐりの美女(主人)とそのパートナー(奴隷)。負ければ美女は内臓を抜かれ、剥製にされコレクションにされる。

    発想はいいんだけどな。「奴隷区」とかもそうだけど一巻だけ面白そうで展開や幕引きがダメな感じ。いっそ「彼岸島」くらい突き抜けてくれたら好きなのだけど。

  • 世の中すべてが狂っているのにほとんどの人が気づいていない。靴の裏で踏み潰される蟻が人間の大きさを認識できないように。東大を卒業してエリート街道を歩み、普通に結婚して子供を作り円満な家庭を築く。幸せを約束された未来にどこか不安を抱いていた。ありえない世界に巻き込まれ、昨日までの現実がガラガラと音を立てて崩れていく。もう誰にも頼らない。自分の人生は自分で切り開く。この世の中に生まれてきた意味が朧に分かったような。

  • 勝てば10億円負ければご主人様が剥製にされるイカサマありのババ抜きゲーム

    イカサマのゲーム性はそんなに複雑なことはやってない
    むしろ、そんなリスクを負ってその程度のメリットしかないの?と思う
    それよりも重要なのは奴隷気質ってことなんだろうけどね

    残酷なゲーム設定の割にそんなに悲惨さを感じないのは土橋真二郎の小説を読んだせいかな?

    終盤のめまぐるしい二転三転もよくある展開で楽しく読めた
    ただ、やはりご主人様と奴隷の関係性が理解できないなぁ

    ま、そのへんも含めてギャグ小説としても楽しめたのでよし

全28件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

一九七四年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰。主な著書に『悪夢のエレベーター』『悪夢の観覧車』などの「悪夢」シリーズをはじめ、『アヒルキラー』『裏切りのステーキハウス』など。『悪夢のドライブ』『サンブンノイチ』『鈴木ごっこ』他、映像化作品多数。『ロックンロール・ストリップ』映画化の際は、自ら監督も務める。「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系列)では自身初の特撮作品メインライターに抜擢された。

「2022年 『オーシティ 負け犬探偵 羽田誠の憂鬱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木下半太の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×