悪の教典〈下〉 (文春文庫)

  • 8736人登録
  • 3.67評価
    • (658)
    • (1337)
    • (1052)
    • (283)
    • (51)
  • 989レビュー
著者 : 貴志祐介
  • 文藝春秋 (2012年8月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167839024

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
湊 かなえ
有効な右矢印 無効な右矢印

悪の教典〈下〉 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 息つく暇もないほど一気に読んでしまいました。
    序章といいつつ、後半はだいぶ恐ろしくなってきたと感じていた上巻が
    嵐の前の静けさでしかなかったことを改めて知ります。

    生徒達の必死の行動も極限状態では無力にほど近く、
    様々な工夫が、いとも簡単に破られどんどん減っていく有様は
    敵さえ違うものの、高見広春「バトル・ロワイアル」を思い出しました。

    こんな大量殺人をあっさりやってのける蓮実聖司は、
    どう考えても極悪非道のサイコパスであることは間違いないのに
    どこか憎めないのがまた恐ろしい。

    なんでもできてしまうほどのキレ者なのに、
    殺人を躊躇してしまった自分の気持ちには気づけないような
    不器用さがそうさせてるのでしょうか…。

    それまでと一転、事件翌日からは一切の蓮実の心理描写がないところがにくいです。
    彼らを前に、サイコパスは一体何を考えていたんだろう。
    ゲームオーバーかと思いきや、次のゲームスタートの合図のようでとても怖い。

  • ブレイクダンスで人を殺した小説はこれが世界初ではないか。
    読んでてびっくりした。。ほかにもまじめにやってるのかギャグなのかわからないシーンが結構あったなあ。
    小説だから想像力をセーブしてw半笑いくらいで流せたけど、映画で再現されてたらかなり笑うと思う。

    生徒たちは蓮実によって次々と殺されていく。
    ほとんどの生徒は「死体を隠すなら死体の山の中」理論で巻き添えを食った形でちょっとかわいそう。
    でも蓮実よ、ここまで慎重だったのに、2人をとり逃したのはあまりにもつめが甘いだろう。
    アメリカに蓮実よりももっとずっとヤバイやつがいたり、自分でも気付かないくらい気に入ってしまった女の子をひと思いに殺せなかったり、そういう完璧じゃなくて意外と人間くさいところは憎めないんだけど。

    ところで読み終わった後3日くらい、夢に蓮実が出てきて魘されました。
    ハスミンこわいよハスミン。。

  • 「今日は皆さんに死んでもらいます」みたいな。

    一人でクラス全員「卒業」させるのを、当日思い付く教師がこの世にいたのか。しかも猟銃で…もっと弾数の多い、身軽な銃の方がいいのにね。イヤイヤ。
    下巻になっていきなりクラス全員の名前が出てくるからわけわかんなくなるけど、すぐいなくなるから大丈夫(泣)

    ハスミンも体ボコボコなのに、痛みも感じなくなってるのかな…やってることがひどすぎて、なんだかもう最後は「あんなに頑張ったのにねハスミン」と思ってしまった。イカン。

    映画行くぞ!

  • 生意気な生徒ばっかだなぁと思いつつも、教室に残った組の驚くべき賢さと保健室に行った生徒たちの勇敢さにどうか生き伸びてほしいと祈りながら読みました…

    全員やられてしまうと思っていたので、怜花と雄一郎が生き残ったのは良かったけど…本当に蓮見先生ひどすぎる…

    前島君がかわいかったな。久米先生と前島君にも生き残ってほしかった…

    AEDのくだりがよかったです。

    サイコパス…本当に何も響かないんですね。「問題解決のため」に皆殺し。最後の怜花と雄一郎、蓮見とのやり取りはこちらも憤りを感じてしまいました…

    上巻よりも勢いよく読めました。怖かったけど映画も気になるところです。

    監督のあとがきには共感しきれないよ…
    でも、蓮見の借家の描写についての解釈にははっとさせられました…!

  • TSUTAYAで借りたDVDみてたら、悪の教典の映画の宣伝されてて気になったので読みました。

    共感、という誰もが生まれながらに持つ能力が病的に欠落した蓮実のつくり出す「世界」は、理想と合理性でできている。故に、王国の実現のためには倫理観などは妨げとはならないし、人を殺すことにも躊躇はしない。
    彼は完全に冷徹な非人道的人間…
    …なのか?
    確かに彼のやり方は倫理的に間違っている。だがしかし、完全に血も涙もない人間だったのか?私は憂実と、あと美彌に最後の希望を見たい。
    首を握る指に力を掛けられなかった理由。それを分かることができれば憂実の"家庭教師"としての最も重要な"指導"は完了したのではないだろうか。
    あの時美彌を突き落していなければ、彼は最期の破滅へと向かわずに済んだのではないか。(まあ、どっちにしろやってはいけないことを今までやっているのだから裁かれるべきではあるが)
    しかし、憂実は死に、蓮実は美彌を手にかけてしまった。
    …憂実の復讐をした時点ではまだ人間みを非常に微弱ではあるが持っていたのかもしれない。が、最後の希望ともいえる美彌を突き落すという選択をした時点で、彼はもう後戻りができなくなった。
    …まあ、蓮実にとっての"家庭教師"を失ったといういらだちだとしたならば、復讐なのかどうかも分からないが。

    しかしながら、こんなに一般的に狂気的に思われることをしているにもかかわらず、蓮実はどこか魅力的な人物であるのが、この小説の一番のこわいところかもしれない…。

  • 数日で上下一気に読んでしまった。
    止まらない、しかし読むうちに終わりに向かううちに次第に寂しくなる。
    ハスミンとお別れしなきゃいけないのが寂しいのだ。
    あとがきの三池監督の言葉にもありましたが、私ももはや調教されたハスミンの奴隷なのでしょう。(読者だから安全!)
    監督と同じく、蓮実先生の社会復帰を望む一人です。

    人間、生きてりゃ色々な思いをするでしょう。嫌なことばっかりです。中にはこいつ正気かって信じられないことしてくるやつだっています。
    そういう時、少なからず思うでしょ。「あー、消えてほしいな」って。
    もちろんしませんし、できませんよ。でもね、ハスミンはやっちゃうんですね。
    だって自分にとって邪魔なんだから。
    嫌悪とか憎悪とか復讐が理由ではない。「あー、消さないと」って思って消しちゃう。
    それがスカッとしちゃうんです。
    「やべ、さすがにまずいこれは終わりだ…」ってならないところが安心して「そうだ!そのままどうか逃げ切って!無敵のハスミーーン!」と奴隷はそのダークヒーローを応援してしまうんです。
    蓮実先生が焦ったり同情したり躊躇ったりしないところは欠落してるからなんだけど、またそこが読んでる私に特に「ハスミンの抱えるものが切なくて…苦しい」ということにもならなくて良い。
    決して明るい話でも楽しい話でもありません。一切そんな話ではないです。寧ろ酷いですよね、人によっては「なにこのただの大量殺人の話は」と思うかもしれません。
    でも、ピンチの時でさえジョークで返すハスミンは気味悪くてクスッとしちゃう。(本人はピンチとも思ってないんですがね。)
    いけませんね。
    鼻唄がモリタートにならないようにします。

    (映画を先に観たのでハスミンは完全に伊藤英明で脳内再生されました。はー、楽しかった。当たり前ですが、映画で描かれなかった他のエピソードが色々読めてよかった。それに小説の方がゲスくていい!)

  • 読み終ったよ~。
    最後のオチ、すごいウケた~!爆笑。この内容で、この〆はナンなの?

    下巻は、とうとうハスミンが狂って殺しまくるんだけど、私はイマイチこういうシーンは退屈。
    どっちかというと、上巻や惨殺シーンが終わった後の、ハスミンの態度やどう言い逃れのか、という方に私は
    関心を持ったな~。
    最後、ハスミンが殺人鬼だという証拠が出てくるのがちょっと早すぎだと思ったけど、もう彼は圭介を殺してからだんだんとボロがでてきてるのは明かで、捕まるのは時間の問題だったね~。
    でも、みんな死んだと思ったのに、3人も生き残りがいたなんてハスミン大負けだね~。

    こういうエンタメ作品は面白いけど、こういう事が実際に起こらないことを祈るばかりです。

  • 前編も充分に面白かったが、あくまで序章だったのだな。
    これが映像化されたと思うと、どう表現されているのか非常に気になるような、見たくないような。
    後半に頻出する、キ●●●って、なんですか?
    最後の短編と、三池監督のあとがきも良かった。

  • なんというか、本当に凡人には理解できない根っからの悪を描くのがとことん上手い人だなぁと感じました。

    第一章のカラス殺しぐらいはまだふーん、という感じで読めたのですが、だんだんと、理路整然と殺人を進めていく彼の考え方に鳥肌が立つぐらい怖気を感じました。
    映画化された作品を見て某アイドルグループの女子が「ワタシはこの映画嫌いです!」と言っちゃうのもなるほどわかるかなぁ~、こういうの嫌いな人はとことん嫌いだと思います。

    ワタシもこういう人物像、嫌いではあるものの(嫌いというより心底恐ろしいです)、「これは小説、フィクションなんだから」というのを頭に置いて読んでいると、ストーリーはフルスピードで破綻に向かうものの、2年4組のクラスメートの人間関係の絡みなどがうまくストーリーに活きているので、恐ろしくはあるものの、ページをめくる手が止まりませんでした。

    ワルぶっていたクラスメートが必死に友達の蘇生を試みた、その行動が、蓮実逮捕の鍵になるとは、上手いな、してやられた、という感じです。

    どなたかも書いてらしたのですが、退学させられたあの男子生徒、彼が実は事件解決のキーになるかなと予想していたんですが、意外とそうではありませんでした。

    後々の事件の証人ともなる男子と女子の二人が、なぜ生き延びることが出来たか、という種明かしもなかなか凄惨です。
    このときの二人の気持ちを考えると、自分ならトラウマになりそう…。

    と、いろいろ書きましたが、逆に言えば、「フィクションなんだから」と言い聞かせて読まないと、本当に恐ろしい、と言うか…。

    頭も回り、知力・体力が常人離れしている蓮実教諭は、恐ろしく巧妙な捕食者です。彼のような人間が自分の周囲にいない、もしくは今後現れないことを祈るしかありません。

    ところで、一番この作品の中で恐ろしかったのはやはりラスト。蓮実教諭が逮捕されたその瞬間から次のゲームが始まっていた…というくだりです。逮捕された瞬間に心神喪失をクルリと演じてしまう彼の頭の良さ、そして極刑さえ免れればどんなことをしても脱出して自分たちの復讐のために姿を再び現すだろうという事実。
    今までの彼の知力と行動力から考えるとありえない話ではありません。

    ラストは上手く収まっていてカタルシスを得れた…と思いつつも、一抹の不安と恐怖がサッと一刷毛薄く残る嫌な感じ。嫌な感じではありますが、恐怖はまだ終らない、という恐怖を残すところに、作者の上手さといやらしさ(褒め言葉です)を感じました。

  • 。。。下巻読んでて気付いた。これ、大島優子がこの映画嫌いって言った例のアレかー、と。うん、私もこれはダメだ。鍵の部屋書いた人だからと思って最後まで読んでみたけど、特にすごいどんでんがえしもない感じ。

  • ご飯食べながら読んだことを後悔した。

    とにかく文字でここまで臨場感や緊迫感のある状況を描けるものなのかと感心した。学校でいざ皆殺しが始まってからは、読んでいる間ずっと動悸が止まらなかった、それが怖いのかドキドキしているのか楽しいのかもう分からない。多分、全てだろうけど。

    園田教諭の顔面ふっとばすだの、将大の首を捩るだの、1人ひとりの殺し方は残酷で読むに堪えられた行為ではない。だけど、こうやって学校という締め切った箱の中で人を人とも思わずにゲーム感覚で殺していく様はなぜか気持ちが良い。

    こんな風に考えてしまう自分が嫌だなあと思うのに、もっとやれ蓮実とページを繰る手を止まらせないこの本は本当ずるい。生き残るやつは想定の範囲内だったし、蓮実が捕まることも意外ではなかったけど、嫌な余韻を残してくれたものだなあ。

    面白かった。読んでから1ヵ月くらい経つけどまだ自分の中で様々なシーンが鮮明に蘇ってくる。これを超える本はしばらく無いかも。

  • 上巻をゆっくり読んだら、夢見がとても悪かったので、夜更かしして一気読みしました。
    それはそれでオススメしませんが(やっぱり夢見は悪かった)、下巻の持つスピード感は一気読みの方が味わえるのではと思います。
    学校という場所柄、生徒と先生の登場人物がとても多く、すべてのキャラクターが主役級ではないにせよ、複数人の「目立つ」キャラクターがいたにも関わらず、「こいつは生き残るかな?」と思ったキャラクターたちがことごとく去っていくのが悲しくも痛快でした。もう少し活躍して欲しかったなあと思うと同時に、あえて「立つ」キャラクターを退場させる作者の勇気にワクワクすると言いましょうか。
    個人的には、前島くんが頑張ってくれて、ほっとしました。彼と、某先生はとても良い人間でした。あ、でした、なんて言ったらネタバレでしょうか。生存者はいるので、彼らの可能性も残しつつ……。
    続編、するつもりなのでしょうか。蓮見シリーズ。読んでみたいような、もうおなかいっぱいなような。

  • 更に殺しがヒートアップする展開にややうんざり。
    一応ハスミンこと主人公の蓮実教諭は、幅広い選択肢から最良の選択肢として殺人があるなら迷わず実行するような事を言っているけど、下巻の殺人は悪手ばかりで状況を悪くする一方。

    頭の切れる悪を主人公にするなら、無理にスプラッタしないで最後までスマートに、そして何より勝たせて欲しかった。

  • 若干下巻のほうが★★★より。
    後半はひさすら殺。なので。
    そういう意味ではホラー。

    思い起こせば若かりし頃出会った「バトルロワイヤル」を
    はじめは想像していたけど、ちょっと毛色が違った。

    よく考えたら、今まで日本の作品で、こんなサイコパスな主人公がいただろうか。それを、伊藤英明が映像化でどう魅せるのか、そういう意味ではとても興味深い。とはいえ恐れていたこと。それは監督が三池さん。この惨状を惜しげもなく体現してくるかと思うと、スクリーンで果たしてわたしは凝視できるんだろうか・・・

    いずれにしても二階堂ふみちゃんの配役に納得。

    前後するが、学校・お化け屋敷・殺人・・・シチュエーションが絶妙。
    なにげに振り返ると、教師も胡散臭く、なにかしら人には言えないあれこれを抱え、なんとも言えない「陰」な空気を醸し出し、それもまたホラー。

    久しぶりに2日と間髪あけずに読みきりたくなる作品だった。
    やられた。

    そういう意味では今晩はゆっくり眠れそう。

  • 他の人のレビューを読んでいて、なるほどと思い当たったこと。
    あの最後のショートストーリーは、この長編の後味の悪さを吹き飛ばす為に著者が加えた、いわゆるお口直し的な話だろうと思う。
    でも正直のところ、ショートストーリーのオチにも勝る程の恐怖感をこの小説には味あわせて頂いたので、私個人としてまったくお口直しにはならなかった。
    むしろ読み終わってからしばらく恐怖感と凄い小説を読んだ興奮に見舞われて、肩がかなり力んでいて疲れた。

    久々にこんな刺激の強い作品を読んだ気がする。
    馬鹿みたいだけれど、蓮実が人を殺める度に自分も一緒に殺されたような気分になってしまってどうしても気が滅入った。
    しかし学校の怪物だ、と形容されている蓮実でも、手を下すことが出来なかったエピソード、殺人を躊躇う場面を読むと人間らしさを感じる。
    だから嫌いになれないのかもしれない。

  • 下まで一気読み。下は貴志作品らしい、戦略的に追いかけ回される系。映画もみたいーーー。
    これ、脳内キャスティングでも伊藤英明にぴたっとはまりました。
    屈強でイカれてる感じ、伊藤英明以外には思い付くひといないなあ。

  • うほ。鳥肌もん。
    蓮実っていう悪が子供達を教えるってだけの悪の教典ではなくて、最後のアクノキョウテンにあったように、蓮実にその後もずっと取り憑かれて下手すれば殺人を連載してしまうっていう悪の普及が、このタイトルの意味なんじゃないかとおもった。
    共感能力が欠如してるってものっすごい大きな欠陥なんだろうが、小説を読んでいる間も特に、自分にも共感能力が欠如してしまってるんじゃないか

  • 中々ハードな学園ものだった・・・。
    蓮実のダークヒーローっぷりが潔いくらいエグくて良かった。
    折角だったら逃げおおせて欲しかった。
    ちょっと勿体無い。
    これに関しては悪が勝っても良かったかなぁ。
    面白かったです。

  • 有名な作品なのでずっと前から読みたかったもの
    最初は登場人物が多く、何も起こらないために内容に入り込めなかったが、読み進めるたびに続きが気になって最後は一気に読んでしまう
    読後の余韻がすごい作品
    実写版もみてみようと思う

  • 一気読み。
    古風な文章が雰囲気があって好きなんだけれど、これは現代語でスピード感やリアルさがあって臨場感たっぷりだった。
    蓮実がどうやって失墜するのか楽しむ話だと思ったのに、完璧とは言えないが完全勝利なんだと知ったときに背中が寒くなった。

  • ハスミンの次のゲームも気になる‼︎

  • 一気に下巻も読んだ。まず感想は人が簡単に殺されすぎ。もちろんサイコである蓮見の殺人劇がこの小説の醍醐味になっているのだけれど。
    学校の中での心理戦ーー生徒があと何人で、どこの階にいて、どういう行動を取る、といったところは読みごたえがあった。
    殺す直前も生徒と相対して教師である口振りで交わし、最後は苦しませぬよう抹殺するという、まるで冷徹なロボットのような感じがした。
    このあとの蓮見はどうなるのだろうと思ってしまう。スケールが大きすぎるだけに、精神異常としてとらえられるのか、刑事責任があるのか。。。
    映画をみてみたいと思った。どういう風に実車化されているのか楽しみになった。

  • 第九章PM7:40から、気持が急激に盛り下がってしまった、なぜか…。なんとなくあとの展開が読めてしまったから(本の厚さ的にも…。まあ多くの人がそうなんだろうけれど) しかしZはむしろ、ここからハスミンの過去に戻って欲しかった。父親が彼の殺しに気づく課程とか知りたかった。彼が高校教師になった理由はわかったが、高校で何がしたかったのか、牛耳るったってその前の経歴と比べればあまりにショボいぞ! ――ただ、彼のために大弁護団が立ち上げられたこと、ここに次のステップを想像してワクワクしてしまう。ぜひ、続編を!

    ついでだが、「蓮実聖司」という名前がいい。とてもいい。「蓮」は東洋の宗教では「神聖なもの」とされている。さらに「聖司」聖なるものを司る、司られた聖なるもの、か? どっちにしても彼は「神聖さ」をWで持っている。彼に抗えない魅力があるのもこのせいかと思ってしまうほど。魅力の魅の字にも「鬼」がいますしな。

    更に追記。第11章で終わってくれればもっとよかった。喫茶店話はエピローグにもなっていない、たんなる「蛇足」 なぜ入れたのだろう? 「モリタート」の余韻に浸りたかったのだが・・・

  • 止まれず一気読みした!はすみんの外道っぷりが、むしろ清々しかった。完璧だと思ってた殺人が、だんだんとほころんで来る感じ、だんだんと大胆な手段になっていく狂気。惨劇なのに、読む手が止まらない!ミステリー読んでここまでおもしろいって思ったのは久しぶりだった。

全989件中 1 - 25件を表示

悪の教典〈下〉 (文春文庫)に関連する談話室の質問

悪の教典〈下〉 (文春文庫)に関連するまとめ

悪の教典〈下〉 (文春文庫)を本棚に登録しているひと

悪の教典〈下〉 (文春文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

悪の教典〈下〉 (文春文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

悪の教典〈下〉 (文春文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

悪の教典〈下〉 (文春文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

悪の教典〈下〉 (文春文庫)の作品紹介

圧倒的人気を誇る教師、ハスミンこと蓮実聖司は問題解決のために裏で巧妙な細工と犯罪を重ねていた。三人の生徒が蓮実の真の貌に気づくが時すでに遅く、学園祭の準備に集まったクラスを襲う、血塗られた恐怖の一夜。蓮実による狂気の殺戮が始まった!ミステリー界の話題を攫った超弩級エンターテインメント。

悪の教典〈下〉 (文春文庫)のハードカバー

悪の教典〈下〉 (文春文庫)のKindle版

ツイートする