殺人初心者 民間科学捜査員・桐野真衣 (文春文庫 は 45-1 民間科学捜査員・桐野真衣)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • / ISBN・EAN: 9784167841010

作品紹介・あらすじ

婚約破棄された上に、ダニ研究の仕事までリストラされた桐野真衣(32歳)。どん底から飛び込んだ民間科学捜査研究所では、勤務早々から、顔に碁盤目の傷を残す連続殺人に遭遇する。変人の同僚に囲まれながら科学捜査で事件に迫るが、そこには意外な結末が-。「アンフェア」原作者による、待望の文庫書き下ろし新シリーズ。

感想・レビュー・書評

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  • 民間の科学捜査研究所に勤務することになった桐野 真衣。婚約破棄、リストラなど、どん底からのスタート。
    奇人変人ばかりの職場で、果たして、やって行けるのか?

    着任早々、連続殺人事件に遭遇することに。
    科学的根拠をもとに、真実に迫るが、そこには意外な結末が待っていた。

    プロローグで、殺人者と2人でお茶を飲むという、あり得ないシーンの幕開けにハラハラしますが、エピローグで、プロローグと繋がり、殺人者が明らかとなりますが、何と何と...
    これには、驚きですね(O_O)

  • 婚約解消され、仕事に生きるためにマンションを購入したらリストラさた桐野真衣が民間の科捜研に就職し活躍する話。
    真衣の容姿についてはあまり触れらないが、周りの人はわかりやすい設定でかかれており真衣はこれからなのかと思った。
    民間ゆえに依頼もないのにそこまでするのは違和感があった。
    そして肝心の犯人部分があっけなかった返せば所々に伏線がありプロローグを読み返せばあーーとなるけどそれにしてもだった。次回につながるかもなので次もよんでみよう。

  • 桐野よりもセカンド的な立ち位置の松島が魅力的に描かれている。
    美形で、優秀で、男関係の噂もなく、どこか謎めいている存在。
    物語の中で織りなす人間関係の中でも、ひとり浮いているような存在。
    変人揃いの神田法科学捜査研究所でさえ、互いにどんな人間かをざっくりと把握し、適度な距離を保ちながら仕事をしている。
    松島と比較的親しい関係にあった桐野でさえ、はたして松島を理解しようとしていたかどうか。
    強さと弱さは表裏一体なのだと、松島をみていると思えてくる。
    結末には驚かされた。
    動機にしろ経緯にしろ、もっときちんとした形で描いてほしかった。
    徐々に事件の真相に迫っていく過程はそれなりに面白かったのに、まるで急降下するような落ちのつけ方はとても残念だ。
    ただ、真相が明らかになったあとの桐野と犯人の反応の違いは面白いと思った。
    人は、自分が思うほど相手には思われていないということなのだろうか。
    桐野という人物の変人ぶりが少しだけ見えた瞬間だったのかもしれない。

  • 婚約破棄された上にダニ研究の仕事までリストラされた、マンションのローン有資格無の三十二歳の真衣が、民間科学捜査研究所に入社早々遭遇する、顔に碁盤目の傷を残す連続殺人事件。警視庁の科捜研や鑑識にも怯まず、指揮棒をくるくると回すチーフのもと体当たりする。意外な犯人が明らかになり冒頭に戻るのが定番的魅力。

  • 桐野真衣、松島ゆかり、緋村数紀がすごく似ていて、すごくいいキャラ出している。
    そして、真衣の一本気がまたいいね〜

  • 婚約破棄された上に、ダニ研究の仕事までリストラされた桐野真衣(32歳)。どん底から飛び込んだ民間科学捜査研究所では、勤務早々から、顔に碁盤目の傷を残す連続殺人に遭遇する。変人の同僚に囲まれながら科学捜査で事件に迫るが、そこには意外な結末がー。

  • 少し無理があったり、間違いがあったりするので、気になった。勢いはあったので、一気には読める。

  • 面白かった~
    囲碁部事件解決!と思いきや…そうきたか!だった。
    けど、様々な事件を追う科捜研の立場で、やって欲しくなかった殺害方法だなぁ~…
    キャラ設定が面白くて、ドラマ化したら良いのにと思ったら、ドラマ化してたのね^^;

  • 初秦建日子。
    真相とかはおいておいて、
    科捜研の仕事や登場人物たちは
    けっこう好きだった。
    事件は思いのほかふわっとしてるし
    ラストが個人的には残念だったけど
    意外に楽しめたので★4で。

  • アンフェアシリーズ原作者の新しいシリーズ。
    冒頭からラストの描写があるのに完全に騙された!
    別々の事件が同時に起こっているのは分かってたけど、まさか冒頭で対峙している犯人がメインの事件の犯人ではなく、しかも女性だったとは。

    この作者のシリーズは、どれも「職業・フルネーム」がサブタイトルにつくのかな。

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著者プロフィール

1968年生まれ。小説家・脚本家・演出家・映画監督。2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作はドラマ&映画化。著書に『And so this is Xmas』『女子大小路の名探偵』他多数。

「2023年 『Change the World』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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