- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167900199
作品紹介・あらすじ
尖閣事件で新たな局面に入った日中関係。新章を書き下ろす経済大国となった中国は、海上にも膨張を続けている。日本の隣国への対応は万全なのか。いま、何をなすべきか? 読むべき警告の書。
感想・レビュー・書評
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平成の海における様々な問題について特に海保職員へのインタビューをもとに、論じている。
タイトルからイメージされるような、軍事的な、また中国に対象を絞った話ではなく、北朝鮮の不審船や捕鯨、海底資源や海賊問題なども扱っており、日本を取り巻く海洋問題の当時の雰囲気がわかる。
海で仕事をする人以外は普段意識することのない、しかし日本にとっては重大な問題について、しっかりと知り、考えなければと思わされた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本の海に関しての本をほとんど読んだことなかったからか、純粋に知らないことばかりで楽しかった。
やっぱりこういうの読むと金が大事だなあと思う
正しいことだから、やるべきだじゃなくて、
金をどうするかってことまで考えないと
議論としては成り立たなくなってしまう気がする -
【尖閣事件で新たな局面に入った日中関係。新章を書き下ろす】経済大国となった中国は、海上にも膨張を続けている。日本の隣国への対応は万全なのか。いま、何をなすべきか? 読むべき警告の書。
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今読むには、少し古いか。民主党政権時代の海防論。尖閣諸島からシーシェパード、北朝鮮不審船からソマリアの海賊まで。尖閣諸島国有化を、オウンゴールと著者は表現する。中国で反日暴動まで引き起こしたこの決断に対し、愛国無罪と。先の手を考えず、集めた基金の使い道も決まらぬまま、また、水面下の外交工作もせず、ただただ、一方的道理を貫いた。あるいは、それで良いのだろうか。手段を狭めたという意味で、私の考えは著者である富坂寄りである。
しかし、富坂さんが共同通信で働いていたとは。 -
外大で中国語を学んだ私。
今中国の人気がまったくないらしい・・・連日の報道を見ればそうなるか。
日本は国の面積当たりの海岸線延長は世界第1位。
何とかしないとね。