- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167901196
作品紹介・あらすじ
ベストセラー書き下ろし時代小説・第5弾!田鶴藩の後嗣・圭寿、彼に寄り添う伊月、そして闇神波一族の生き残りと出会った燦。妖婦・静門院によって少年たちの関係にも変化が。
感想・レビュー・書評
-
第五弾
清門院の訪問の帰りに襲われた伊月、燦の機転で一命は取り止め、藩邸内の闇神波を炙り出す、やはり一番妖しくない家臣が、殺しに取りつかれた男
いよいよ藩の裏側の膿を絞り出すことに詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ただの魔性の女だと思っていたら、いい意味で裏切られました。
怪しい人物は、やっぱり…な展開。
多分そうだろうなーと思っていても、描写されるまでわからないのが小説の面白さかなと思います。
蛇は夢の描写もあったし、何故蛇なのかもう少し丁寧に描いて欲しかったな。
それともこれから出てくるのかな。
第6弾も楽しみです。 -
シリーズ第5弾。
物語もクライマックスに向けて、徐々に加速していく。江戸の町で次々と殺戮を繰り返していた者の正体がいよいよ明らかに。まさに数多の権謀術数が渦巻いているからこそ成り立っていたと思われる太平の世、江戸。一般人の知らぬところで微妙なバランスをとりながら、まさに戦乱と紙一重。自分の思いとは裏腹な行動をせざるを得なかった上に立つ者の使命が描かれている。 -
燦。助けてくれ。頼む。燦。
―圭寿の亡き兄が寵愛した側室・静門院の住まう屋敷からの帰り道、刺客に襲われた伊月は、生死の境をさまよい続ける。
正体を現さぬ敵、闇神波への激しい怒りに揺り動かされる燦が静門院のもとを訪ねると、予想外の真実が明らかになり…。
少年たちがもがく、文庫オリジナルシリーズ第五弾。
(背表紙より)
内容は悲惨というか、悲劇的な部分もあるのですが、そうとは感じさせない登場人物のやりとりがうまく緩和剤になっていて、これがあさのあつこさんの特徴なのかなと思える仕上がりでした。
5冊目。特に薄かったです。
一冊、ゆっくり読んでも2時間なので、あっさりと終わってしまい、読み応えがないのが本当に残念…。
でも、ここまで頑なにこの薄さなのであれば、もう最後までこれで行ってほしいと思うようになりました。
ストーリーは人物の背景を出し尽くして、物語も佳境に入ってくるころなのでしょうか。
3巻あたりから予想できたラスボスが、やっぱりな、という展開になってきているのですが、きっとその理由に関しては、読者が思いつきもしないような理由と、終局が待っていることを期待しています。 -
女性って強い
-
於ようの過去、良かったです。
時間的にはほぼ進まない一冊だと思いますが、ストーリーの展開は目を見張るものがあります。
あと、毒云々のやりとりが可愛い。こういうの入れてくるあさのさん、素敵。
早く次が読みたい! -
伊月ピンチ!
伊月はもっと幸せな人生を歩んでほしい・・・
内容(「BOOK」データベースより)
燦、助けてくれ。頼む、燦。―圭寿の亡き兄が寵愛した側室・静門院の住まう屋敷からの帰り道、刺客に襲われた伊月は、生死の境をさまよい続ける。正体を現さぬ敵、闇神波への激しい怒りに揺り動かされる燦が静門院のもとを訪ねると、予想外の真実が明らかになり…。少年たちがもがく、文庫オリジナルシリーズ第五弾。 -
届いた!ので
-
燦、伊月、圭寿…現代なら高校生、大人過ぎる。
己を見つめ、他者を慮り悩み揺れながらも事に立ち向かって行く。
八重、於ようも運命に従うように見えつつ、自分を失わずに生きて行く姿がいい。 -
2014年7月17日購入。
2014年10月15日読了。