時の罠 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2014年7月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167901462

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時の罠 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 好きな作家さんばかりの贅沢すぎるアンソロジー。
    最初の数ページは辻村さんの書く自己中な父親にイライラしていたが、話の後半は良かったし、そこからは引き込まれ一気に読み切った。万城目さんの不思議な神様の話、米澤さんの不可解な山の話に心躍らされた後、最後は湊さんの話で救われた気分になり心地良い読後感。
    アンソロジーって、やっぱり楽しい♪

  • 厳しめ辛口で3点。
    すごく豪華なラインナップなのに、すっごい!とかおもしろーい!と思えるものがなかった。
    普通かな。

    辻村深月と湊かなえは小6タイムカプセルつながりで、結構悪くなかったけど、なんかもひとつぴりっと来ない。
    万城目さんも、縁結びの神様が芸能の神のヘルプをするお話なんですが、「悟浄出立」のあとではちょっとなぁ...って印象です。
    米澤氏は、なかなかに難解でした。読むだけで一苦労。

  • 辻村深月さん、万城目学さん、湊かなえさん、米澤穂信さんと、
    有名どころが集まったアンソロジー、テーマは「時」。

    個人的には2つ入っているタイムカプセルネタが印象的で。
    どちらも女性作家というのが、ふむふむと。

    この年になると、折々で振り返りたくなる過去も、
    中にはトラウマ化していて、思いだしたくないモノもあるけれど。

    それはそれで忘れてしまえばよい、のでしょうか。

    さて、カプセルの中に封じ込めた“想い”は、
    どんなものとなっているのでしょうか、なんて。

  • 辻村氏と湊氏の作品が共に「小学生が埋めるタイムカプセル」ネタ。

    私自身のタイムカプセルネタ…40歳の時に皆で集まったけれど、もうずっと前に誰かが勝手に取り出していて中は空っぽらしいという噂をみんなが知っていて、空っぽの確認となったこと。
    息子のタイムカプセルネタ…担任の先生が預かって、成人式だか10年後だかに集まってワインを飲みましょう、という話があったはずだが何も無し。

    小学生のタイムカプセルって、現実にはあまりパッとしない。

    大好きな万城目氏の作品は、期待が大きかった分、私には少し残念だった。

    米澤氏の作品は、最初の数行が読みにくくて飛ばしちゃおうかと思ったが、意外と面白かった。

  • タイムカプセルで始まり、タイムカプセルで終わるという構成が面白かった。
    辻村深月さんの「タイムカプセルの八年」では、何よりも主人公の男性の造形が興味深かった。父親となっても子どもに関心のない男性の内面って、こんなふうなのか、と、とても新鮮な感じがした。考えてみれば、昭和の男性作家が描く男性はみなこんな感じだったのだが、今の時代に、女性作家によって描かれるととても新鮮で、かつ、許しがたい感じが強くなる。主人公の変化が救いだった。
    万城目学さんの「トシ&シュン」は、もう、万城目ワールド全開でとても楽しかった。
    米澤穂信さんの「下津山縁起」は、小松左京さんの作品を彷彿とさせるような、スケールの大きい話だった。
    ラストの湊かなえさんの「長井優介へ」は、相変わらずダークな展開だなあと思いながら読んでいったのだが、ラストで思わず安堵の溜息が出た。
    やっぱりラストには救いが欲しいよな、と再認識。

    どれもみな、読み応えのある作品だった。

  • 「“時”をめぐる物語」は好き。。。。

    文藝春秋のPR
    http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167901462

  • 好きな作家揃いなので。
    辻村さんは既読でした。あれ?なぜ?
    万城目さんのが1番好き!
    何読んでも面白いし、
    何読んでも万城目ワールド★

  • 辻村深月、万城目学、米澤穂信、湊かなえという4人の作家が『時間』をテーマにして書いた短編集。
    どの方もベストセラー作家さんだけあって、さすがという感じ。

    ・タイムカプセルの八年/辻村深月
    一見良い人そうに見える先生が実は…というのは読んでいてひしひしと伝わってきた。
    殺人とか暴力でもやっているのかと思ったが、そこまではなくて良かった。
    そして先生や大人がこんなでも、子供が逞しく生きているのが良かったです。

    ・トシ&シュン/万城目学
    タイトルからして杜子春と何か関係が……と思ったら何も関係なかったw
    サラリーマンチックな神様が語り手で、とても面白い。一番好きな話です。
    『自分の好きな物、得意なものばかりに固執しないで全く別のものを題材にしろ』
    というメッセージはかなり刺さりました。

    ・下津山縁起/米澤穂信
    最初はどんなジャンルの話か分からなかったんですが、割とハードなSFでした。
    山が意思を持ち、喋る。人間とコンタクトするところで終わりかと思いきや、最後は山同士の裁判をしているところで終わると言う。
    歴史的に愛称の悪い土地ってこんな事情があるのかもしれないですね。

    ・長井優介へ/湊かなえ
    心因性のショックで耳が聞こえなくなるという事象を上手く取り入れて、最後まで真相がわからなくなっている。
    最後はハッピーエンドで良かった。

    最初に載っていた辻村さん同様タイムカプセルがテーマの一つでしたが、私も埋めた気がする。多分もう掘り出されてるはずなんだけど、私は何を入れたのかさっぱり思い出せないw

  • 「時の~~」っていうSF短編集があったから、これもその類かと思ったら違った。
    タイムカプセルものが2編、時間を操る縁結びの氏神様が1編、ゆっくり時間が過ぎる山の話が1編。
    著者が凄い顔ぶれだから、それなりに面白かった。
    最初の比留間先生のタイムカプセルが一番かな。
    最後のタイムカプセルも中々いい。
    万城目さんはいつもの如くバカバカしい設定を真面目に描いてる。山の話だけSF。
    病院の待合室で読むのにいい長さ。

  • 辻村深月「タイムカプセルの八年」、万城目学「トシ&シュン」、米澤穂信「下津山縁起」、湊かなえ「長井優介へ」

    米澤穂信さん目当てで読んで、米澤穂信だけ面白かった。
    万城目学さんは結末の予想がつきやすいし、辻村・湊両氏は甘過ぎでダメだった。
    (図書館)

  • 好きな作家さんのアンソロジーなので手に取ったのですが、辻村さんは安定して丁寧に描いているなという感じで万城目さんの話は最後ににやっとくる感じ。個人的には湊さんの話が好きだけど、米澤さんのは最後まで読むと驚きと面白さがじわじわきて好きです。

  • 辻村深月、米澤穂信!万城目学、湊かなえは読んでみたいと思っていた作家さん。
    時の話っていいな。ロマンチックであり、ミステリアスであり。
    一番よかったのは、湊かなえさん。あの短いページでよくこんなに深い物語を書けるなと思った。イジメの話は苦手。だけど読んでよかった。イジメを受けていた男の子がタイムカプセルに埋めたものはなんだったのか… タイムカプセルを掘り出した時に彼の手に心に残ったものは… 泣いてしまった。
    辻村さんは親父奮闘記、万城目さんは芸人さんの話かと思ったら若い恋人同士の話、米澤さんは何の話かと思ったら…スケールが大きい(笑)

  • これを飲めば、今すぐにでも死ねる。だけど、人生において、今日が最悪な日というわけではない。ならば、明日も生きてみてもいいのではないか。もしも明日が最悪な日ならば、これを飲めば終わらせることができるのだから。その思いで、僕は一日、一日と生きながらえていった。

  • 豪華すぎるぐらいのアンソロジーでした。発売前からものすごく楽しみにしていました。
    タイムカプセルをテーマにした、辻村深月さんと湊かなえさんの作品は、良かったです。同じテーマであるのに、それぞれの世界観で、ひしひしと伝わってきました。万城目学さんの作品は、初めは何だろと思ってましたが、読み終わると、摩訶不思議な万城目ワールドでした。

  • すごくすごく良かった。心がほっこりする話ばかりだった。

    辻村深月さん、万城目学さん、米澤穂信さん、湊かなえさん・・・読書家でなくても一度は目にしたことがあるようなそうそうたる面々に、読む前から期待値は高かったけれども読後の満足感といったら!

    気軽に読める夏の一冊です。文春文庫、最近アタリが多いな~(*^^*)

  • やっぱり辻村さんの作品好きです。
    万城目さんは初めてでしたがイマイチ…。
    米澤さんはよくわからなくて、合う作品と合わない作品真っ二つ。
    湊さんはイヤミスではなくて気持ち良く終われました。

  • どれも面白かったが、湊かなえさんのがとても印象に残りました。

  • このテーマだとタイムカプセルに寄るのは普通なのかな?

  • 短編だからこその作品もある、かな。米澤穂信のなんかは特にそんな感じ。もう1回読んで、ちゃんと評価をしたい気がするなー。

  • 短編集はすごく久しぶりに読んだんですけど、なかなか良かったです。みんな個性が強い作家さんなので飽きずに、この薄さの本としては十分に楽しめる。特に3作目が面白かった。あと、個人的に湊かなえさんの作品ぽくないなあって思いながら読了しました。もっと捻じ曲がってるというか、そういうイメージがあったので。

  • 4人の作家の「時」をテーマにしたアンソロジー。

    この中で初めて読む作家さんは米澤穂信さん。
    楽しみにしてたんだけど、うーん、よく分からないまま終わってしまいました(・_・;)
    一番好きだったのは、湊かなえさんの作品。
    『イヤミス』のイメージがあったので、後味の悪い終わり方をするんだろうなぁと思っていたら。。。
    最後、誤解やわだかまりが解けてく終わり方で気分スッキリ♪
    読後感が悪くない作品も、たまにはいいw

  • (収録作品)タイムカプセルの八年(辻村深月)/トシ&シュン(万城目学)/下津山縁起(米澤穂信)/長井優介へ(湊かなえ)

  • 2017年、24冊目です。

  • 時の罠、
    辻村深月と米澤穂信は読みやすいし、
    内容に意味がある。
    万城は、上っ面な感じ。
    辻村深月は、ほっこりした。子供を持った親って、偉大な感じだけど、大学の先生だし、突っ張ったところがなく、ありのままの情けない人。
    けど、子供は気がかりで、大好きってわけではないけど、関わっていきたいと思ってる。
    そんな自然体がほっこりする。

  • 時に関する4人の作家さんの物語
    難しい内容の話あり、身近に感じる内容の話あり。
    スラスラと最後まで読めました。
    最後の湊かなえさんの話が面白かった。

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時の罠 (文春文庫)の作品紹介

人気作家が競作! 文庫オリジナル・アンソロジー綺羅、星の如く輝く作家たちの手による“時”をめぐる物語。文庫オリジナルでお届けする、宝石箱のような短篇集をお楽しみください。

時の罠 (文春文庫)のKindle版

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