おにのさうし (文春文庫 ゆ 2-26)

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著者 : 夢枕獏
  • 文藝春秋 (2014年10月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167902018

おにのさうし (文春文庫 ゆ 2-26)の感想・レビュー・書評

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  • 陰陽師の螢火の巻のあとがきを読んで購入。
    どの話も好き。
    一話目のお姫様、切ない。このお話が一番好きかも。
    小野篁の兄妹愛も捨てがたい。
    詩歌と双六の話は、どこかで読んだなと思っているのだけど、先月読んだあやかし草紙かしら?
    また切り口がちがくてよい。
    漢文に仮名も意訳もないのがもう、物語のながれを邪魔しないためなのね、と。
    訳注がついてればそれで流れ止まるしね。

    双六の辻の話があって小野篁の百鬼夜行があると、順番も凝ってたりする。

    とてもよい一冊でした。
    悪戯な道満さんも素敵。

  • 妖しく切ないお話集。たしかに夢枕さんおっしゃるとおりエッチで色っぽくて怖いお話、キャッ(笑)そのぶん何でだろう、鬼の哀しみとか人間の愚かさとかそんな孤独っぽいものがしんしんと伝わってくる。『篁物語』眉目秀麗で無口な篁。この世に何も未練がないような儚げな印象を与えるのは、妹との悲恋が影を落とすから。そんな彼のある願いを叶えるために(面白くなるのを見学するために)陰陽師でお馴染みの道満が手を差し伸べる。この願いが叶うことになって篁は幸せになったのかな。何だかやっぱり哀しいなって思うのは他人の余計なお世話かな。道満の大活躍?に天一神も閻魔王も苦笑いの場面が、ほのぼのとしてすき~

  • なんか読んだことあるなーって思ってたら、鬼譚草子だったのね。

  • 夢枕獏の作品。
    これがまたなんとも、エロく涼やかでちょっとセンチメンタルな内容の短編集。
    まぁだいたい鬼が出てくる内容で百鬼夜行的な感じの
    陰陽師のような、まぁだいたいそんな感じ。
    漢文もーちょい読み方また勉強し直さないとな…
    ・文徳天皇の后、染殿皇后が鬼に抱かれる
    ・紀長谷雄が鬼と勝負する話
    ・禁断の愛で閻魔大王にまで会ってしまう篁物語
    すごくサクッと説明するとこんな感じ…
    まぁ人はいつでも、鬼になれるということでしょうか。
    3作品あるのだけども、やはり最後の小野篁の篁物語が一番良かった。
    せつねぇ!!!みたいな。
    たまにはこーゆー奇想天外摩訶不思議なのも面白い。

  • 2015/2/20。2015年5冊目。
    久々の獏さんの平安もの。鬼譚草子も持ってた筈なのだけど、ついつい手に取ってしまってしばらく積読した後読み始め。

    小野篁を初めて知ったのは多分中学生くらい?
    何で知ったんだったかしら…と遠い記憶を思い返しつつググってみたら、そう。藤川桂介氏の「篁変成秘抄」でした!
    藤川氏の文章自体が余り好みじゃないんだけど、これを読んで小野篁を知ったんだったけ。篁のこよを知るきっかけにはなったけど、それだけで、話とか全然覚えてない。
    そしてこのおにのそうし。
    平安ものは学生時代、今昔物語だとか宇治拾遺物語でもやってたので(一限目から鬼の研究とか履修してたわ)ストーリー的には懐かしいものも多いし、やっぱり何より獏さんの文章がとても好き。本当に美しくて読みやすい。
    まあこの本に中高生の時出会ってたら、大変だったろうなぁ。エッチだもの。
    とはいえ、獏さんの本で初めて読んだのが上弦の月を喰べる獅子で、中高卒業した春休みだったのを今でもハッキリ覚えてる。ほんちあのタイミングであの本に出会ったのは、今思えば僥倖だったのかもしれない。

  • 晴明が出てこない陰陽師外伝。だいぶ雰囲気が違うなーと思ったら、あとがき読んで納得。

  • 『陰陽師』ファンとしてはたまりません。
    平安の時代を感じました。
    作者の意図したとおりエロな感じもよかったです。

  • 鬼譚草紙のタイトル変更。鬼にまつわる平安時代のエピソードで、ほぼ陰陽師の世界観と同一であるが、本来絡まないはずの、小野篁が道満と絡んだり、葉二つのエピソードなど、陰陽師ファンにはたまらないだろう。

  • はい、例に漏れず好きですー

  • 人は執着し、鬼になる。
    男女の執着があやかしを近づける。
    芸への執着が鬼に近づく。

    鬼を描くことで、物語は哀しいが重くならずにすんでいるのかもしれない。

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おにのさうし (文春文庫 ゆ 2-26)の作品紹介

これが「陰陽師」の原点だ!人は何ものかを愛しすぎると鬼になる…魑魅魍魎が跋扈する平安の都を舞台に鬼と女人を描く陰陽師の原点ともいうべき奇譚集。

おにのさうし (文春文庫 ゆ 2-26)のKindle版

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