国境 上 (文春文庫)

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著者 : 黒川博行
  • 文藝春秋 (2014年12月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167902513

国境 上 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 冒頭の北朝鮮旅行と称した人探しから幕が開けて、北朝鮮という国の実態を知る。
    ニュースなどでもその国の事はよく聞くが、それでも知らない事がたくさん書かれていて、興味深かった。にしても彼の国は我々の斜め上、いやもう斜め上の上の上のよく分からないところに行ってる。

    当初、桑原さんのキャラが濃すぎて濃すぎて(笑)おっかなビックリで、ページを捲っていた。でも、時間が経つにつれてオレオレの桑原、ドジでビビリの二宮の凸凹コンビによる会話のやり取り、同じ詐欺に引っかかったネタなどが面白くて、そこから結構ハイペースで読んだ。
    途中、密輸屋の李さんというおじさんが出てくるだけれどこのおじさんのキャラが中々、良い。

    上巻が終わったのでまだ、核心には至ってない。下巻でどう展開するのか楽しみ。

  • 名前と地名の読みをすぐに忘れてしまうけど…。
    桑原と二宮のやり取りはやはり面白い。
    下巻へ。

  • 気が付いたら今月は絵本以外は黒川博行しか読んでいない。最初に読んだのが『後妻業』。仕事先の中学校の図書館に入っていたからだ。中学生が読んでいいか悪いかはともかく、まあ、理解できないであろう人間の剥き出しの欲望が、テンポのいい大阪弁でこれでもかというくらい抉り取られていて、読み始めたら止まらない。

    都合、4冊目にあたる本作は、直木賞(悲願の!)を受賞した『破門』のいわゆる「疫病神シリーズ」第2作目にあたり、シリーズ最高傑作の呼び声も高い大作長編である。シリーズ2作目にして、主な舞台が北朝鮮て・・・。(一作目の『疫病神』は読んでないけど)いきなりハードルあげすぎなんじゃないの?と、ハラハラしながら読みました。

    「疫病神コンビ」の桑原と二宮、それぞれの理由で北朝鮮に逃げた在日韓国人の男を追って、二度も渡航することになる。がっちがちに監視された社会主義国家の中では、もちろん自由行動など許されない。公安の目をかいくぐって、時には賄賂を掴ませながら、桑原と二宮はターゲットに近づいていく。
    二度目の渡航は中国との国境を越えて密入国。しかも、タイムリミットも迫っている。入ったはいいがどうやって戻ってくるのか・・・(『破門』を先に読んでいるので、そのあたりのことは知っていたけれど)。しかし、物語はそこで終わるわけではない。

    時代的にはやや古く、たとえば阿倍野の旭通商店街は阿倍野・天王寺駅前の再開発(阿倍野ハルカスの建設等)で、すでになくなってしまっているし、藤井寺駅前の藤井寺球場も近鉄バファローズの消滅と共に今は大学の敷地になってしまっている。聖地詣でがしたい人(そんな人がいたとして)にとっては寂しい話かもしれない。

    【つづきは下巻で!】

  • 面白い!2017.6

  • 北朝鮮という閉鎖された空間がどのようになっているのか垣間見ることができた。
    また桑原を通じ国家としての責任をどのようにして果たすか、そして国民はそれを監視しなければならないと強く感じた。

  • 下に続く。

  • 2016_10_01-0103

  • 面白かったぁ。笑った。
    黒川博行氏の作品はいつも楽しんでいるが、二宮、桑原コンビのシリーズがあるのはシラナカッタ。
    北朝鮮事情や詐欺のからくりなど勉強になることも数々。
    1番笑った、桑原のセリフ
    「わしはヤーさんやない。クーさんや。」

  • 疫病神シリーズ。

    シリーズ屈指の名作といわれていましたが、一時期絶版となっていて、復刻後すぐに購入したものの、積読状態でした。
    冒頭は北朝鮮の観光ツアーで不穏な活動をする桑原と二宮ですが、中盤でその理由が明確になり、再び北挑戦に不法入国してターゲットの詐欺師を捜索するところで上巻は終わりです。
    北朝鮮には行ったことがないのでわかりませんが、金正日時代とはいえ、現在とそんなに変わっていない(むしろ現在の方がもっとひどくなっているかも)ひどさの臨場感は伝わりました。
    スカパーで昨年からドラマ化されているようですが、本作は北朝鮮が舞台なだけに難しいでしょうね。
    ともかく、名コンビは絶好調な感じなので、下巻に期待します。

  • 20160614

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国境 上 (文春文庫)の作品紹介

直木賞受賞作『破門』をしのぐシリーズ最高傑作!「疫病神コンビ」こと二宮と桑原は、詐欺師を追って北朝鮮に潜入する。だが彼の地は想像を絶する世界だった。新直木賞作家の代表作!

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