風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった (文春文庫)

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制作 : William Kamkwamba  Bryan Mealer  田口 俊樹 
  • 文藝春秋 (2014年12月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167902650

風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「外国の本っておもしろい! ~子どもの作文から生まれた翻訳書ガイドブック」の「2. 科学」で紹介されていた8冊のうちの1冊。

  • さきに絵本を読んで感銘を受け、本人がジャーナリストとともに書いたノンフィクションが出ていることを知ってこちらを手に取った。絵本は短いこともあって風車に焦点がしぼられていたけど、こちらは干ばつと失政によって飢饉が起きるまでのいきさつも、その当時の様子も克明に描かれていて、まだそんな昔のことではないのに、いったい何世紀の話だと思わせるようなありさまであることに、あらためて驚きを感じた。
    犬の話、つらかったな……。でも犬どころじゃない。人間も明日生きられるかどうかわからない状態だったんだものね。

    雨がふり、ふたたびトウモロコシが実って収穫したときのよろこび。ひしひしと伝わってきた。

    そして、学校をやめざるを得なかったウィリアムが粗末なひと部屋だけの図書館で出会った一冊の本。もちろん、その前に伝記や発明に興味があって、ラジオを分解したり組み立てたりという下地があったにせよ、ひとりで廃品を集めて風車を作ってしまう根気と工夫。そこから世界へと人の輪がつながっていく幸運と不思議。やっぱり興奮する。

    教育や科学って、日本では当たり前になりすぎて、自分たちがその恩恵に浴していることすら、気づかないでいるのかもしれない。いろいろ考えさせられた。

  • 中学3年生の英語の教科書で取り上げられている。

  • マラウイという国を初めて知った。そしてその国の文化や環境が ウィリアム青年の生活から伺える。教育が整っていないために、たくさんの子どもたちの可能性が失われているのは、本当に残念なこと。でもウィリアムのような若者たちが、これからどんどん出てきて、アフリカをどのようにつくっていくのか、将来が楽しみだ。

  •  トライし続ける、と10代半ばの少年に突っ込まれてしまった気分に。480pの書だがこれまた速攻で読み終えてしまう。5、6年前の出来事までを記し、後はフォロー文があとがきに。現在27歳になった主人公にいたく同化?
     途中の飢饉に陥った部分では図らずも泣きそうになり、しかし、その苦しみのほんのわずかも想像できないことに驚く。その後、図書館で見つけた本を貪りよみ、風車を作り始めるあたりが見事。
     訳文も読みやすく、助かる。

  • 昨年、身近な人か有名人か忘れてしまったけど、この本をおすすめしていて、気になっていたら文庫化されていました。

    世界最貧国の一つと言われるマラウイの少年が飢饉や貧困にも負けず向学心を保ち、風力発電の仕組みを独学で学び、完成させる実話。
    想像を遥かに超える飢餓、古くからの慣習が残る村、学校どころではない環境、それらを乗り越えた時に少年に待っていた世界に心が震えました。

    でも多感な時期に読めばもっと感動したと思いました。ちょっと残念。。
    読書感想文におすすめしたい本です。

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風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった (文春文庫)の作品紹介

アフリカの最貧国・マラウイを食糧危機が襲い、ウィリアム少年は食べていくために中学校を退学せざるをえなくなる。。しかし、知的好奇心にあふれた彼はNPOがつくった図書館に通い、そこで風力発電について書かれた一冊の本と出会います。電気があれば暗闇と空腹から解放される――ウィリアム少年は発電の仕組みを独学し、廃品を集めて作った風車で発電に成功、そこから大きなチャンスをつかみます。池上彰さんも「学ぶということが、これほどまでに人生を豊かにしてくれるとは」「私たち日本人が忘れていたことを、この本は教えてくれます」と解説で太鼓判を押す、感動の実話。

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