64(ロクヨン) 下 (文春文庫)

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著者 : 横山秀夫
  • 文藝春秋 (2015年2月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167902933

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64(ロクヨン) 下 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • あぁぁぁぁぁ…本を読んで久しぶりに体が胸が震えた。その人のした事がわかった時、全てがひとつに繋がって、孤独で哀しい姿を想像し泣いた。

    ロクヨンに関わった人たちはみな昭和に心を残した人ばかりだった。犯人だけがのうのうと平成に逃げ込んで生きている。犯人を昭和へ引きずり戻す!
    陰謀渦巻く長官視察の前日にロクヨンの模倣事件が起き物語は佳境へ。これは誰かの策略か?いったい誰が何の為に?犯人は、被害者は、刑事は、そして広報官三上は、この事件をどう思いどう進む。

    下は新たな事件が起こりドキドキしながら凄いスピード(当社比)で読む事ができた。

    三上の仏壇で流した涙は本物だ。だから雨宮さんに届いた。三上の不器用さが少しわかった気がした。広報室のメンバーからの信頼も得、ウチの記者たちとの距離もこんなもんでしょう。警務部でもない刑事部でもない、第三の道をこれからは歩んでいくのかな。
    でもやっぱりヘタレな私は三上についていけないだろうなぁ。毎日メソメソしてそう。部室でも掃除していろと言われるだろう。

    映画は三上のイライラ部分がカットされとても観やすかった。三上が不器用で熱い真っ直ぐな人というのがわかる。
    その他もカットされている所が多く、前編で小説の約3/4まで進んだ。私が上で1番好きな柿沼と幸田の部分がほとんどカットされていたのにはショックだった。彼らの14年間、ふたりだけにしかわからない思い、もう少し触れてほしかった。来月の後編も凄く楽しみ♪

  • 記者クラブとの軋轢、ロクヨンをめぐる刑事部と警務部の全面戦争。その狭間でD県警が抱える爆弾を突き止めた三上は、長官視察の本当の目的を知り、己の真を問われる。そして視察前日、最大の危機に瀕したD県警をさらに揺るがす事件が…。驚愕、怒濤の展開、感涙の結末。ミステリベスト二冠、一気読み必至の究極の警察小説。

  • 記者クラブとの軋轢、刑事部と警務部の対立。長官視察の真の狙い。そして視察前日に事件が起こる。下巻も終盤のここで起こすのか!という感じ。
    留守番電話は大事な伏線だった。すべてが繋がったときに思い浮かぶのは、血豆のように黒ずんだ人差し指、スーパーの駐車場で車を誘導する警備員の姿、たった7日限りの昭和64年。

  • 超ビックリ!な結末でした。
    三上の心の揺れが固まっていく様にどんどん読み進んでしまった。
    仕事意識の高い人たち、ステキだなあ。
    にしても。。。彼ら(たくさんの彼ら)に幸あれと願いたい。

  • 64(ロクヨン) 上 (文春文庫)
    64(ロクヨン) 下 (文春文庫)

    【著者プロフィール】
    横山 秀夫
    1957年生まれ
    著書:「半落ち (講談社文庫) 」、「顔 FACE 」、「第三の時効 (集英社文庫) 」、
    「真相 (双葉文庫) 」、「影踏み (祥伝社文庫) 」、「看守眼 (新潮文庫) 」、「臨場 (光文社文庫) 」、
    「出口のない海 (講談社文庫) 」、「震度0 (朝日文庫 よ 15-1) 」



    読もうと思ったきっかけ


    書店に足を運ぶと必ず目に入ってくる優良な場所に陣取っていた。
    原因は平積みや面での展開もあるが、装丁、表紙による所が大きかったと思う。

    今まさに映画が公開されている「映画64(ロクヨン)」
    その映画に出ている俳優陣15人が表紙を飾っているのでインパクトがある。

    でも気にはなっていたが読もうとは思わなかった。

    何度も書店にいっては目の端を何度も霞めては消えていく。
    ふとfacebookに同じ職場で働く同僚がこの映画を見たと投稿していた。

    小説もドラマも映画も観て勧めていた。

    人が勧めている書籍はとにかく読んで見ようと思っていた。

    理由は自分が好きな書籍や気になる書籍だけを手にとっていては視野が狭まるかもしれない。
    知らないジャンルを勝手に選り好みしては、未知なる愉しみを排除してしまうかもしれない。


    そんな警戒心が働いているからである。
    過去読んだ本にもたしかどこかにそのような事が書かれていたからかもしれない




    犯人は、まだ昭和にいる。


    時代は昭和64年に起きたある事件を中心に描かれている。
    内容は実際に読むか観て頂ければと思う。

    登場人物は多いが読んでいて分からなくなる事は無かった。
    映画ではどうだか分からないが、文字だけよりも映像があるので更に分かりやすいのではないかと思う。

    実際人物の心情の描写などが細かく描かれている。
    人物の警察組織内での立場、背景、心情、駆け引きなど凄く引き込まれる。


    真実を知っているのか、知らないのか。

    刑事部と警務部の思惑。

    広報官と記者との駆け引き。

    被害者家族と警察。


    様々な立場の人間が登場し、それぞれの情報と思惑を探りながら繰り広げられる情報戦と
    個人情報、匿名性が絡みつつ、そこを隠れ蓑にする、またはさせない駆け引き。

    嘘と真実の狭間で揺れ動く描写などは、上下巻合わせて700ページにも及ぶ長編を
    一気に読ませる力があった。

    実際には二日間で読み終えたが興奮しつつ感心しながら読ませて頂いた。


    久しぶりに推理小説以外の小説を読んだ。
    やはり自分の好き嫌い、興味の範疇だけで書籍を選ぶのは勿体ない。


    これからも更に人が勧める本は可能な限り読んでいこうと思わせてくれた作品だ。
    http://blog.livedoor.jp/book_dokushonikki/

  • 警務部、刑事部、キャリア、叩き上げ、本庁、地元、
    報道、情報操作、隠蔽、機密、被害者・加害者の保護、周囲への配慮、
    まさかの結末が。。

  • 平成の64模倣事件の描写はすごい迫力で、読む手を止められなかった。
    記者クラブとの繋がりも生まれたのが映像より丁寧に書かれていたけれど、でも映像作品と違って、娘のことはどこか遠くで生きているで終わってしまい、もう少し救いがほしかった...

  • ロクヨンの警視長長官に合わせて発生したロクヨンを模倣した誘拐事件。
    D県の記者だけではなく東京からの記者も詰めかけたり、D県の実質トップのポジションを東京のエリートに持ってかれそうになったりと、東京を意識しているかもしれない。
    上巻に張られた伏線が回収されていく様は圧巻の一言。
    それにしても、事件の真相に人間のエゴとかを感じてしまう。
    そして、無言電話の真相が悲しすぎる。
    自分にはとてもそんな執念は持てない。
    とりあえず希望を持つことが出きて、ハッピーエンドと言ってもいいと思う。

  • 下巻はやっと大きく話の内容が進んだ。

    くすぶっていた主人公が、ようやく光を浴びた感じ。

    警察という仕事は、どこか感情を押し殺さないとできない仕事なのかと、上巻を読んで思ったけど、
    下巻を読んで、人間の感情がまだ残ってる人達がクローズアップされたことで、すごく感情移入ができた。

    昭和の終わりと共に、世間から置き忘れられそうになった事件がこんなにも多くの人の心に影響を与える様を、一気に駆け抜けて読めた下巻だった。

  • 2016.9.8

    あっという間に読み終わってしまった。
    刑事部と警務部、さらにはマスコミとの間で板挟みの三上。
    最初は煮えきらんおっさんにも思えたけど、部下を守り、自分の正義を貫く広報官はこの上なくかっこ良かった。
    物語のクライマックスでは、意表を突かれた反面、上巻の刑事部vs警務部反面どこへいってしまったのか、少しもやもやも残った。
    いやしかし、三上も諏訪も松岡も、男前やで。

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