アルカトラズ幻想 上 (文春文庫)

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著者 : 島田荘司
  • 文藝春秋 (2015年3月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167903138

アルカトラズ幻想 上 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 猟奇的殺人を追う刑事、途中で恐竜や宇宙を題材に、学生がかいた重力論文がそのまま載っている。それによりその犯罪の真実が明らかになる。

  • 最初は海外刑事モノくらいの気持ちで読んでいたが、猟奇殺人の捜査の間に突然の長い論文が挟まれてきて驚いた。
    惑星の話とか、恐竜の話とか、特に後者は興味をそそられたので難なく読めたが、興味のない分野だったら辛そう。
    上巻でほとんど犯人が確定、みたいな流れだったけれど、下巻ではどんな展開になるのか。気になる。

  • 前半は海外ミステリーのようなタッチで好きな文章。が途中から話があやしくなる。論文の辺りから読み飛ばし。

  • 島田荘司『アルカトラズ幻想』(文型春秋、2012)


    SF要素ありのミステリ。大戦期のアメリカを舞台に、猟奇事件発生→2つめの事件→大学院生の論文→犯人逮捕・収監→不思議な国→謎解きと展開していきます。

    この後半の不思議な国の部分、主人公格の記憶の混濁を描いていてまったく意味不明、呼んでいくのが非常にツライところですが、それだけに最後の謎解きパートで明らかにされていく過程がたまらなく快感です。

    凄すぎる起承転結の具体例、あるいはここまでの「転」は他にないかとも思われます。

    「よくわからんが、とにかくスゴイ」

    細かいところでは、証拠書類として大学院生の古代地球における重力に関する論文を読んだ警官たちのとまだいが愉快です。

    【本文より】
    ○「この惑星の上では、ホモサピエンスの直立二足歩行は危険な選択だったってことだ。引力が強すぎるから」
    「だが、二足歩行するしかなかったろう」
    ウィリーは言った。
    「どうしてだ?」
    「どうしてって…、四つん這いで地下鉄に乗れるか?どうやって改札を通る。四つん這いでどうやって自転車を運転する。署の連中がみんな四足で歩きはじめてみろ、フロアが狭くてたまらない」

  • 島田荘司の小説によくある展開。
    猟奇殺人が恐竜の論文と繋がって・・・
    という展開。

    論文の部分は、読みづらいが、興味深い。

  • 1939年、ワシントンDCで猟奇殺人事件が発生する。しかし、その犯行は常識では理解不能な意図が隠されていた。
    目を覆いたくなる残虐な事件に、恐竜の謎、そして「重力論文」。奇想この上ない島田ワールド全開の一作です。下巻にどんな繋がりを見せ、どんな展開に導かれるのか。予想することは絶対不可能な、これがほんとのミステリー。

  • <あらすじ>
    1939年
    ワシントンDC近郊で中年女性の死体が発見される。
    その死体は手と首をロープで縛られ、首吊りのように木に吊るされていた。
    しかも性器が切り取られ、そこから内臓がぶら下がっていた。
    検視の結果、死因は心臓麻痺だった。

    しばらくして、今度は若い女性の死体が発見される。
    死体は1件目の事件と同様に木に吊るされていたが、
    今度は腹が切られ、骨盤がノコギリで切断されていた。
    検視の結果、死因は交通事故だった。

    2つの事件を異常者による犯行とみて調査するも捜査は難航する。

    そんな警察のもとに、最初の事件の第一発見者から、
    事件に関するものかもしれないから確認してほしい、と
    彼が学校で偶然見つけた論文が渡される。

    その論文は重力について考察したものだった。
    恐竜はなぜ地球で生きていられたのか?
    首長恐竜は骨格や筋肉量からして首を支える構造になっておらず、
    ティラノサウルスも2本足で走ることなど不可能だし、
    翼竜も空は飛べないはずである。
    そこで昔の地球は今より重力が少ないと考えると全てに辻褄が合う。
    太陽系の惑星の自転速度はほぼ同じなのに、地球の自転速度だけなぜか遅い。
    ならばもし、昔の地球の自転速度が太陽系の惑星の自転速度と同じだったなら?
    恐竜もあの骨格や筋肉で生きることが可能!
    それで地球に隕石が落ちたりしたことで地球の自転速度が遅くなり、
    重力が大きくなったことで、恐竜は死滅した。
    その後
    恐竜に変わって哺乳類が台頭。直立二足歩行する猿が生まれた。
    普通の哺乳類は直立すると骨盤の影響で内臓が下に落ちてしまう。
    特にメスは子供を産むために骨盤に穴が開いている。
    しかし人間はそれを筋力で支えたり、進化の過程で骨盤を変化させメスの骨盤の穴も小さくなった。(だから人間はひどい難産なのだと)


    上記の論文を読んだ警察は、論文の著者バーナードの元を訪ねる。


    >下巻につづく・・・

  • 身体を切り裂く事件から恐竜や重力に関する論文が出てきて下巻にてどのようにまとめられるんだろうかと期待してしまう。

  • 猟奇的な事件が上巻でここまで進んじゃったら、下巻はまるまる一冊何が詰まってるんだろう。
    とても気になる。

  • 子宮にこだわった殺人事件。

    恐竜絶滅についての論文。
    地球重力の変化による淘汰。→人間の内臓落下。

    レビューは下巻に。
    うーむ、どう結び付くんだー!?

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アルカトラズ幻想 上 (文春文庫)の作品紹介

現代ミステリを導く鬼才・島田荘司の到達点ワシントンDCで発生した猟奇殺人は、恐竜絶滅の謎を追うひとりの男をあぶり出す。そして舞台は、難攻不落の牢獄アルカトラズへ。

アルカトラズ幻想 上 (文春文庫)のKindle版

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