藝人春秋 (文春文庫)

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著者 : 水道橋博士
  • 文藝春秋 (2015年4月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167903510

藝人春秋 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 東国原英夫 慶応通信制 ビートたけし殺人事件 文武平等 ハンドボールでインターハイ ゴルフシングルプレーヤー 政経学部 高田文夫 ラモス瑠偉と桜樹ルイ 割れたガラスの破片 慚愧 母を妾とし、破天荒な人生を歩んだ父 父親探し チョウザメブリーフ どげんかせんといかん 石倉三郎 畳み込んで行くそのスピードとリズム感。センスの良さと時代感覚の鋭さ。使い古したような昔風の台詞でも、決して色褪せて見えないお洒落さ、粋さ。 深見千三郎 愛甲猛 西新宿のマンション 山梨の甲府の闇カジノでルーレットを廻してたことがあってね 門前仲町深川花菱 甲本ヒロト 十四才 向こう側への線 草野仁 そもそも、あの胸囲が''ザ・ワイド''だからね!」 ベビーフェイス(善玉)のムーブ(言動) シュート(真剣勝負)セメントマッチにも強い 行った所がカザフスタン、つまり中央アジアですよね。向こうにテンザン山脈が見えるというアルマータっていうところに連れて行かれましてね、そこで来る日も来る日も重労働を3年半… 神輿に乗って 瓦 手刀一閃 たけ師とひと師 長崎県島原市 古舘伊知郎 博士の従来のルポライター体質が覚醒 質問の千手観音 人より心が冷たい ''日本語の異種交配''とも言える比喩のミルフィーユ 言葉の求道者 伊知郎とイチロー。冷め切った感情、それが当たり前であるかの如く興奮は見せぬまま淡々と喋り続け打ち続け、観客の過去への郷愁は許さない。 鶴見に生まれしひとりの男の子 真面目なトーンで違うことを言うのが面白い 沈むなよ 橋本真也34歳、小川直也に負けたら即引退スペシャル 言霊溢れる過激実況の真骨頂を 三又又三 おれは直角 小山ゆう 坂田亘 三又竜馬は自分の夜明けを待っている 堀江貴文 江川卓を彷彿させた 下馬の一軒家 だって竜馬の亀山社中って日本のベンチャー企業の先駆けでしょう 岸部四郎の気持ち 湯浅卓ゆあさたかし 国際弁護士 ロックフェラーセンタービルを売った男 神はディテールに宿る筈だ 妄言をアクセル一杯に吹きまくる 傲慢無礼な態度 連獅子れんししの毛振り エリマキトカゲの悲哀も感じさせる 神はディテールに宿るはずだ 苫米地英人 ロックフェラーセンターを買った男 イェール大学 三菱地所 それは上の方で大筋合意してからテクニカルな弁護士同士の話になんでしょ 絵に描いたような「とっちゃん坊や」真贋しんがん ジミヘンならぬジマン止まららヘン状態で語った 上智大学 本物のディベート''弁論の格闘技''を持ち込んだ張本人でもあると自称する 上祐より俺の方が上流と、格の違いを強調し、かの尊師より尊大に振り返った。 ネタの繰り返し、お笑いでいうところの「テンドン」も忘れない。 「彼らが理解できればね!」決め台詞がカッコよすぎる! テリー伊藤 こうかくあわ口角泡を飛ばす舌鋒ぜっぽう ラテンの次はテキサスだ 「でもさぁ。俺だけは、たけしさんの哀愁以外だけを演出したいんだよぉ!」 斜視の矯正手術 ポール牧 訃報ふほう 指パッチン 邂逅かいこう ポールのポールにパールが入っていたわけか! 鷹揚おうよう ルポライター吉田司 甲本ヒロト 立川談志 輪廻転生 太鼓持ち 鴎のジョナサン 落語の一席は多くの場合、「導入→本題→オチ」の三つで成り立っています。この“導入”部分のことを、「マクラ」といいます。和歌なんかに出てくる「枕詞」のまくらです。高座にあがっていきなりストーリー突入では、聞いているこちらもちょっと味気なくてつまらない。はじまりのちょっとした時間で聞いている人の気持ちをグッとつかむ。それがマクラの役割です。さらに落語のマクラのすごいところは、時にそれが後の本題への伏線になってたりすること。そして噺家さんによってはお客さんのマクラへの反応を見て、高座の上でその日の演題を変えてしまうことも。そんな大事な役割をもったマクラには、短いけど洗練されたキレのいい小噺がたくさんあるんです。
    かけがえがなくなってくる 「『変わらないからいい』『変わるからいい』とかじゃなくて『いまそれが好きかどうか』。」 爆笑『いじめ問題』この文章の''言霊''の無さは何ということだろう? 所詮首の挿げ替えが可能な、ただのお飾りの人形 嘲笑してるってシニカルな笑い 斬られ損 某番組司会者 お笑いは昔から予定調和のいじめギャグで笑わせてきたんでさ 本音とウソのバランス感覚がなくなってるんだろうな 世界は、遊びとはいえない殺しのようなキャッチボールなんだ。 どこまでも「お前が言えるか!」という自己矛盾が付いて回る 緩慢で退屈な日々 うつらうつらと、生きていても死んでいるような 毎週、深夜ラジオのバカ話であるが故、ときおりシリアスな話題を正面から語るときの凄みと言葉の刺さり具合と言ったらなかった。 「悩んでる奴はとっとと死んじまえ!」と突き放した。それは脳内で変換され、暫く木霊した。そんな人生なら、とっとと辞めてしまえ! 「ここで今をときめくアイドルが死に、俺のような今や死んだも同然のボンクラが生き直そうとしているのか…」生死観そのもののようなものを打ちつけられた。 しかし、それを僕は望んだのだ。 ここは死線であり、もう一歩も引けないという覚悟と共に。 たぶん、昨今の''いじめ問題''の発言に、僕が違和感を持つのは、只々「死ぬな!」と「逃げろ!」だけのメッセージだからかもしれない。まるで、どこかに、ダメな自分を常に優しく包み込んでくれる社会があるかの如く保証しているような空手形に馴染めないのだろう。 もっと強くしごかれたいと望むほど、社会や他人ではなく、不安定で無力で逃げ腰で耐性が無さ過ぎることへの「自分への苛立ち」の方が大きかったのだ。「たけしさんがやったことは逆説なんだってことを気がつかないと、それをそのまま受け入れちゃうと、それで良いんだと思っちゃうじゃない?」 跋扈ばっこ 昔の人間は誇りがあったと最近すごく言われるけど、同時に、昔から落語家がいて、お侍のことを茶化す奴等がいて、どっちもあったじゃないですか? 自分の世界があったから救われた お前その経験をしとくと、将来伸びるから‼︎(爆笑) その一層(30人)だけで判断するなよ… 「虐めは殺すが、弄りは生かす!」 傷だらけのスカーフェイス 「赤信号、みんなで渡れば恐くない!」などのブラックユーモアを提示 ラジカル=過激なさま 俺の方がより凶暴で、俺の方が優しい 稲川淳二 俺は虐められてるんだっていう根性じゃ駄目なんですよ。どんなことでもマイナスがあればプラスがある。損した分だけ得しなくちゃ駄目ですよ。虐められた分、目立ってやろうとか、どこかで得しなくっちゃ」''ヨイショのグレコローマン・スタイル''と言われるほど相手のバックに素早く廻り肩揉みを決める 局を出たら夜中。車の中から見る街の景色が歪んでいて、なんだかショッパイものが唇を濡らしているんです。自分じゃ気が付かなかったけど、泣いているんですよ。泣いてるという実感もなしに泣いてるなんて、ああいうの初めてだったな」 活字を追うスピードと胸の鼓動がシンクロした 滂沱ぼうだの涙 臓腑を抉えぐられるような葛藤 これはお笑いの文章じゃないでしょ。なんか嫌だなぁ〜、嫌だなぁ〜と思ってね、人の病気や哀しさを活字にしといて、それが「泣ける」なんて言われると、どういう顔していいんだろうって 重度の知的障害者 簀の子 小さな成長の証 児玉清 アタック25 負けるのは美しく 本を読む悦びは結末があることだ 褒賞ほうしょう 貴闘力 「休場させてください。不戦敗でダメですか?」 誠意なき反省なんて茶番なんですよ! 脳内にアドレナリンが噴出した 険 ペイント・イット・ブラック ブックオフの100円棚に堆く積まれていた頃 あいつはまだ何も見せてないですから… 酔ってない時にアレ出せたら、アイツ、これから化けるよ! 根岸の金正日 おしゃべりクソ野郎 これからは人間関係という貯金をしていくべきだ 芸能界で唯一の人脈預金は上島竜兵だけで、その銀行が一番、危ないんです。 ヤンキー系のニーズが高いテレビで受けてるんだと思う テレビのバカ連中の買いかぶりなんですよ! 我が意を得たり 白い雲のような紫煙をバリア代わりに吐き出した サブカル系の人が苦手なんですよね その優れた環境適応能力を裏付ける戦略が披露されている 向こうの知識欲を満足させるっていう作戦です 苦手なタイプには質問に徹して完全服従 言葉責め的な嗜虐の快感に包まれ 彼は本を読むだけでなく文脈も正確に読み取れている人 困るんだよなぁ…あのクズ野郎のことで泣きそうになった 組み立て工 壊し屋 リサイクル業者 自分流にリフォーム 番組を初期化してしまうのではなく、ウィルスコードを仕掛けてプログラムを改変してしまう知能犯だ 雛壇芸人 その生温かいポジションに安住 いつか解体されるBIG3 サイレント・レボリューション 沈黙の下剋上 ルポライター竹中労は、「人は無力だから群れるのではなく、群れるから無力なのだ」と書いた ひとりきりのヒッチハイク キッズ・リターン たけしさんは僕にとって都合の良い嘘をつかない数少ない大人だった 辛いことや悲しいこと情けないことや恥ずかしいことがあっても笑い話にすればいいという救いを受けた 中国の魔裟斗 自分のネタの不甲斐なさのせいで春日を経験も無い格闘技のリングに上がらせてしまったことに負い目を感じていた 人見知り芸人 物語りの大きい小さいじゃない。他人の物語りか、自分の物語りかなのである。英雄でも武将でもないことを思い知った後、自分の物語りが始まる

  •  何気なくテレビで親しんでいた人が実はとんでもない人物であることを知らされてびっくりする。とても面白い。特に石倉三郎さんと古館伊知郎さんは前から好きだったので楽しかった。びっくりしたのは稲川淳二さんだ。表に出さないけど重たいものを背負ってへらへらしているのが最高にかっこいい。

     若林さんの解説も素晴らしかった。

     水道橋博士さんはビートたけしさんに心酔し、弟子入りし、弟子となった後も変わらぬ思いで師匠を慕っており、そういう感じがすごくいい。オレは人にも作品にもあんまり心酔したことがない。漫画など創作には強い興味があり、特定の何かに執着するのではなく、広くいろいろな作品に親しみたいという思いがある。水道橋博士さんに比べるととても浅い。しかしそもそも人付き合いが苦手なので、本当にどうしようもない。

  • 水道橋博士の目から見た面白い人たちの裏話。各人への愛情が感じられ、一気に読めた。オードリー若林の解説も良かった。

  • 「藝人」という特殊なジャンルを、インサイダーの立場から描いた一冊。

    博士が扱うだけあり、どの人物もコクがあり、とても読みごたえがあった。
    そして彼が文章畑の人間だということを感じた。

  • 読書家でもなんでもない私ですが、面白い本と、そうでない本と2つに感想を分けるとしたら、本書は圧倒的に面白かったです。
    職業は関係なく、尖った人との会話・繋がりをベースに、著者の分析、考え方がストレートに綴られています。
    「生きた言葉」の力は凄まじいです。教えられました。

  • 水道橋博士の人物評。
    東国原英夫、ビートたけし、甲本ヒロト、松本人志など、そうそうたるお笑い芸人を博士の視点で書かれてある。
    どれも面白いが、抱腹絶倒なのは、三又又三の話。
    芸人としての本人は、笑ったことがないが、すべらない話で松本人志が取り上げることも多い三又。
    やっぱりすごい人なんだと思う。
    オードリー若林の解説も面白く、この人が本を書いたら読んでみたいと思った。
    芸人になるような人で、味のある人たちには、既存の教育制度に適合できず、お笑いの世界で初めて他人から承認されたような人も多いのだろうと想像した。

  • たけしとひとし、よりヒロトとの関係性を伝えたいよーに感じた。

  • 稲川さん・・・知らなかった、逸話

  • 意外にもオードリー若林のあとがきが一番うるっと来た。

  • 昭和の芸能の世界で生きる人々を水道橋博士という異才が書き上げた本。面白い。
    古館伊知郎が報道ステーションを辞めるということで、この本を思い出した。
    古館が報道ステーションをやるまえのことが、軽妙な語りぐちで書かれていて、彼がまたバラエティー番組に出るのかと思うと末恐ろしい。言葉の洪水が。

    一番面白かった、笑いをこらえたのは草野さんの章。電車の中で読みのはきつかった。

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