- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167903817
作品紹介・あらすじ
いま注目! 金沢を舞台に描く長編恋愛小説母と2人暮らしの希和子・24歳に訪れた、新進の着物作家との恋。友、仕事、将来――金沢の美しい季節と街を描いた長編恋愛小説。
感想・レビュー・書評
-
金沢の東町に母親と住む銀行勤めの女性の恋愛物語。どうしようもなく惹かれてしまってる感情の表現がうまい。
金沢出身の作者で金沢の方言や季節の表現がとてもリアル。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ザ・恋愛小説で、展開もなんとなく予想できるけど、金沢の情景がそうさせるのか、なんだか心が澄んで穏やかな気持ちになる本だった。芸妓や着物といった古き良きトピックも、読んでいてなんだか背筋がすっと伸びる感じ。雰囲気が好きな本。
-
「自分の惚れた男が幸せになれば、自然と自分も幸せになる。すべては自分に返ってくるんだよ。そのこと、忘れるんじゃないよ」美しいけれども厳しい冬を迎えた金沢が舞台。着物と金沢が好きな私にとってはにやにやが止まらない。加賀友禅を身につけ、凛とした強さとたおやかさを持つ女性に憧れる。金沢がよく似合う女になろう。
-
2019.3.16-204
-
希和子が 恒のことを幼馴染としか考えてなかったからいいけど、もし恒のことを想っていたとしたらみづ枝がやるような行動は 恒にとっても負担にしかならないかと。
瀬尾は希和子にあまり気持ちを伝えていないかな -
なんだろ、この人、小池真理子の路線っぽいけど、なりきれない感。
奥深さがないというか、先が読めるんだよね。
金沢、着物、幼な馴染み…。ありがち。 -
ネームバリュー。
-
いいね!つけるね、これは。だって概ね全てがドロドロな世界にも関わらず、なんとまぁキレイに描き切っているのかって。まさに物は言いよう、馬鹿と鋏は使いよう、ああ言えば上祐、という。
ともあれここでドロドロポイントをあげてみるならば。
・田舎である。まさに。この地方都市感
・日本といえば寿司芸者
・愛人である
この昼ドラで使わずにはいられないような設定の中、ともかくラッピングはすこぶるキレイなので、なんか読み終わったら微妙に感動してるし。いや、ちょっと待てと心の中で誰かが叫んでいるけども。でもここは童心に戻って騙されてみるのも良いじゃない。
しかしなー、この男、絶対後で浮気するよな。フラグ立ちすぎ。 -
金沢を舞台にした恋愛物語。金沢の街並みや加賀友禅の艶やかな着物が丁寧に描写されていて、金沢に行きたくなりました。希和子も俊市も自然体で、すごく温かな気持ちにさせてくれました。
-
金沢旅行をするにあたって、金沢が舞台の小説を読んでおきたい、と思ってチョイス。
なんというか、とても先が読みやすい予定調和な小説。盛り上がりがないわけではないけれど。
金沢の落ち着いた空気感は伝わってきた。