サムライ 評伝 三船敏郎 (文春文庫)

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著者 : 松田美智子
  • 文藝春秋 (2015年11月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167904944

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サムライ 評伝 三船敏郎 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「赤ひげ」以降 黒沢監督と一緒に仕事をしなかった。30年以上前からの疑問に一章さいて詳しく書かれていた。赤ひげは傑作だと思ったが、小国、黒沢長男が評価しなかった。その他も含めある程度疑問は解消した。

  • 現在は渡辺謙や浅野忠信など、ハリウッドで活躍している日本人俳優も珍しくなくなってきた。

    別にハリウッドを持ち上げなくても良いのだが、やはりマーケットや全体的な制作本数などでは特別な存在として良いだろう。

    その中にあって日本映画=サムライという大きなイメージを作り上げたのは三船敏郎だった。

    おそらく三船敏郎がいなければニンジャもサムライもこれほど大きなモチーフとはならなかったと思われる。
    ケン・ワタナベもラストサムライもショー・コスギもタートルズもミフネが築いた礎に乗っかっている。

    この本はほぼ三船敏郎礼賛と言ってもいい内容だ。
    著者は松田優作の元妻。才能あふれる才媛だ。元女優でこのような評伝やルポでも良い仕事をされている。

    で、女性なのに、三船敏郎の不倫や女性問題にはえらく寛容な筆だ。いいけど。

    私などは後期のテレビ時代劇や東映への客演・ハリウッド映画への出演選択など、どうかと思うところもあるのだが、本書ではそれもミフネへの出演オファーウハウハのような書き方しかされていない。
    「1941」などは当時愕然として観ていた記憶がある。
    逆にやっぱり「STARWARS」には出てほしかったなあと。アナキン役らしいし、そうなったら、その後のシリーズも今とはえらく違ったものになってたでしょう。

    最晩年の認知症のくだりは、当時写真週刊誌かなにかで見た記憶もあるが、痛々しい限り。
    それを追いかけて誰が得するのでしょう。マスゴミなどといわれても致し方のない所業です。
    そういう意味では最後までかっこよかった健さんと文太兄ぃは凄かったですね。

  • 【戦後日本の代表の的な俳優だった三船敏郎。「世界のミフネ」の数々の栄光とミフネプロの挫折、泥沼の家庭、黒澤明との訣別の真相を描いた評伝】
    黒澤明とセットで語られることの多い俳優三船敏郎。青島の写真屋の長男として生まれ戦争で出征。両親を亡くし帰国。戦友に写真技術を生かした撮影部の仕事を依頼するが空席がない。やむを得ず受けさせられた東宝ニューフェイスとして俳優デビュー。役者になる気は全くなかったが、「銀嶺の果て」、「酔いどれ天使」で一躍時代の寵児となる。
    日本映画のピークは昭和33年だという。この後わずか5年間で観客動員数は半減する。製作費の高騰に苦しむ映画会社は独立プロへシフト。黒澤プロ、石原プロなどどともに三船プロ。俳優としての生活にプロダクション社長としての重責が加わり負担もあるのか、長年寄り添った妻と泥沼の離婚裁判。愛人との生活もあるが、老後は孤独。
    このように三船敏郎の生涯を描いていく。酒乱など多くの伝説も収録。

    本書の長所であり短所でもあるのが、ミフネを批判する意見が全くないところ。筆者はインタビューした関係者は一人としてミフネを悪く言わないところに驚嘆してる。筆者もミフネを強く肯定し、ノンフィクションとしては対象に入れ込み過ぎている感がある。

    スクリーンから飛び出してきそうな躍動感。特にデビュー当時の街のチンピラをそのまま連れてきたかのようなギラギラした姿。数々の名作とともに、国際俳優三船敏郎の生涯を丹念に追った楽しい評伝でした。

  • 評伝と銘打つものの、離婚騒動や黒澤明との不仲説や三船プロの内紛など、ワイドショー的な内容にページが割かれているのが残念。巻末にはぜひ見てほしいという5作品が紹介されているが、その中の1つ「無法松の一生」撮影時のエピソードは、無骨な主人公とそれを全身で演じた三船自身の魅力が伝わってきて印象的だった。

  • 文庫化されたので再読。
    スキャンダルのところは、週刊誌の芸能欄の描写みたいでそこだけ浮いていた。

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サムライ 評伝 三船敏郎 (文春文庫)の作品紹介

映画化! MIFUNE:THE LAST SAMURAI「世界のミフネ」の栄光の陰に、三船プロの内紛劇や離婚裁判、不倫騒動、晩年に患った認知症。徹底取材で明かされる巨人の実像とは?

サムライ 評伝 三船敏郎 (文春文庫)はこんな本です

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