水も過ぎれば毒になる 新・養生訓 (文春文庫 と 30-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167904975

作品紹介・あらすじ

300年を越えて伝わり続ける健康への知恵貝原益軒の『養生訓』の教えは、現代にも生きている。最新の医学情報を益軒の平易な文章と重ね合わせ、その先見の明を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代に書かれた養生訓を簡単かつほんのり面白くしたものでわかりやすかった。養生訓の著者・貝原さんの見通しすごい。

  • 著者というよりも、有名古典『養生訓』&ポップなカバーイラスト(寄藤文平氏)に惹かれて購入。自分より5歳年上の独身女性の自虐的な書きぶりが随所に見られて、今なお男性を求める肉食系ぶりは微笑ましい。類似の話題や、養生訓の同じ字句を複数のコラムで引用しているので、一冊の本で通読すると「あれっ、また同じだ」感は否めない。何はともあれ養生訓をさらっと楽しむなら良し。

  • 東嶋和子(とうじま わこ)さん、1962年生まれ、初読み作家です。「水も過ぎれば毒になる 新・養生訓」、2015.11発行。「接して漏らさず」の貝原益軒(1930~1714)を師と仰いでいるそうです。総論、飲食、五官、用薬の4つの章立てです。総論が面白かったです。①猫は人間の心臓を癒す効果がある。(心臓発作を起こす確率が三分の一に)②片足立ち1分、一日3回、合計6分で約40分歩いたのと同じ負荷が。③食事はサプリメントに優る。薬飲まず治る病多し。ちょい太が長生き。

  • 江戸時代に記された健康法が、ほぼ現代でも通用してしまうところが面白い。健康知識が行きわたるのとそれが実践されるかどうかは別の問題なのだということがよくわかる。どんなことでもそうだが、意識せず実行できるように、習慣化できるかどうか、というところがミソなのでしょう。

  • 貝原益軒翁の、現代から見ても驚くべき継続的な情報収集力と、統計的な処置、得られた傾向からの洞察を元にして、現在最新の医学と併せてその妥当性を解説した書籍。
    国立癌センター:所長をして、「数年を掛けて膨大な予算も要した研究結果が、全て養生訓に書かれていたとは...」と嘆かせた貝原益軒翁。
    単に科学的な解説を行っている訳ではなく、エッセイ風で面白い切り口・語り口で読ませるので退屈させない。

    それにしても、養生訓:貝原益軒翁、恐るべし!

  • す~っと、見に染みる話し。

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