- Amazon.co.jp ・本 (670ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167904982
作品紹介・あらすじ
夢のスポーツカー誕生までの長い長い物語ランボルギーニ・ミウラに始まり時速400㎞/hの壁を破ったブガッティ・ヴェイロンまで、速く美しいスーパーカーの歴史をたどる。
感想・レビュー・書評
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スーパーカーの歴史を俯瞰する。
ランボルギーニ、フェラーリ、デ・トマソ、マセラティ、ランチャ、ブガッティ、パガーニ スーパーカー文化の中心はやはりイタリアですね。雑誌やTVで目にする希少な車の歴史が伺えます。
同時に夢破れ退場を余儀なくされたメーカーの無念と情熱の残り香を感じます。
内容は、エポックメイキングな各メーカーのミドシップ車をエンジンやシャシーの構造や革新な技術をダ・ダ・ダっと、マシンガンのごとく乱射し恐らく殆どの読書は置いてけぼりでは無いでしょうか。
しかしながら、スーパーカーの推移や何となくのミドシップについての知見は養えました。
また、カタカナ英語の乱発やその省略形が多く読み難いです。技術的な用語や装置については問題無いですが普通の言葉を伝えるのに敢えてカタカナにするって、、著者は普段使いの言葉なのでしょうが著作して商行為をするのだから買い手である読書への配慮を行った書き方をするべきでは無いかなと思います。
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(レコードの)ジャケ買いならぬタイトル借りした本だが、いやあ読み終えるのに難儀した。昔憧れたスーパーカーだから、もっと一気加勢に読めるかと思ったら、物凄く緻密な技術論、なにせ「何故この設計にしたのか?」を当時のランボやフェラーリのエンジニアに突撃インタビューして来たという本なのである。
しかし、小学生当時に最高速の壁と考えていた時速300kmが今や400kmの壁を超え、本書刊行後に登場したブガッティ・シロンでは、最高速時速300マイル超えの490.48kmを記録したというのは、人間の飽くなき探究心の賜物といえば聞こえが良いが、満たされるところを知らぬ欲望のなるところなのだな。
「#スーパーカー誕生」(文春文庫、沢村慎太郎著)
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