姉と弟 新・酔いどれ小籐次(四) (文春文庫 さ 63-4 新・酔いどれ小籐次 4)

著者 :
  • 文藝春秋
3.48
  • (6)
  • (15)
  • (19)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 225
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167905446

作品紹介・あらすじ

お待たせしました。シリーズ最新作です!小籐次に斃された実の父の墓づくりをする駿太郎と、父のもとで職人修業を始めたお夕。小籐次は二人の成長を見守る。シリーズ第4弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 子藤次が実の父親であることを告げ口された駿太郎だが、お夕の言葉で立ち直り、どんどん成長していく。どこまで成長するか楽しみである。

  • 自らの出自を知った駿太郎の気持ちもそうでしたが、今回の仕事に行き詰まったお夕の気持ちの立て直しもいやにあっさり簡単に解決。
    小籐次メインで展開している時は面白いのですが、子どもメインになると途端に薄くなる感じがします。

  • <新・酔いどれ小籐次>シリーズ第4弾。

    安心して読める面白さ。

  • 文庫本を開いてまず、字の大きさにびっくり。
    シリーズ本とのことで、これ以前も読んでみたいと。
    第四章の寺名に目がいきました。
    日蓮上人が亡くなられた池上本門寺の末寺。身延山久遠寺と関わりあり。
    (子供の頃に知ったお寺で、行きたいと思っては行きずらいところで未だ行けず。
    実家が瓦を寄進していました。)
    深川と共に馴染みを感じる江戸ものに惹かれました。
    姉弟のように育ったお夕と駿太郎そして愛犬の活躍、こういう話もいいものです。

  • 駿太郎が立派に育ってきたもんだ。しかし、平和に過ごせない人たちだねえ~ まあ、事件がないと話にならないのだけどねえ・・・

  • いつも通りの楽しさ。
    息子も成長し活躍するようになった。

  • 新シリーズ第四弾
    真実を知った駿太郎を立ち直らせたお夕、今回は父親の元修行に励むがスランプに?
    育った長屋の二人が助け合い、そして実父の墓に、実母の遺品も、
    養父母の元、次なる展開は?

  • 読みだしたら、止まらない位、面白い。

    御槍拝借の時代から、読んでいるせいだろうか?
    酔いどれ小籐次のつらい時代から、剣豪で腕を振るいながらも、自慢とせずに、ひたひたと、ひたむきに、身の丈あっただけの仕事をこなしながら、容赦なく身に降りかかる火の粉を、払いのけなければいけない人生。

    駿太郎は、実の父母の埋葬場所も分かり、小籐次との相談で、墓石を自らの手で、彫ると言う。
    血のつながりのない、反対に、実父の敵にもなり得た小籐次を父、おりょうを母として、再確認出来、又、血のつながりはないお夕を姉として、深い絆で結ばれている。

    今流行りの「オレオレ詐欺」の話の様な下りも出て来るところが、新酔いどれ小籐次なのかも、、、

    先日、北海道で、しつけの為に、車から7歳の息子をおろして、行方不明に6日間なった事件があったが、駿太郎は、素直に育っている所が、やはり、小説であっても、心穏やかに読める本で、いつも、あっと言う間に読んでしまった。

  • 2016年2月文春文庫刊。文庫書下ろし。シリーズ4作め。小藤次一家と周りの人々のお話がそれなりに楽しめました。このシリーズは、あまり事件とかにこだわらなくても良いと思います。

  • 爺による爺のための爺小説。
    タイトルだけで選んだら……。

    字がでっかい。

    なんかもう、色々ありえない……。若人を見下す、酔いどれ至上主義な書きっぷりに辟易するー。爺にお腹いっぱい。

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

佐伯泰英の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×