本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167905767
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
上巻に続き、いよいよ主な舞台を江戸から京都、そして九州へと、全国を股にかけての清河八郎の討幕の動きに拍車がかかる。 八郎の信ずるモノがあまりに強いため、一見唯我独尊的な考えや行動が誤解を生むケースも出てくる。 幕末の動乱期に、己を信じて一歩も二歩も先へ行動する強い意志が、多くの同志から賛同を得るのと同様、意に反する者をも作ってしまうと云う現実は、人間社会の世の縮図を反映しているなと思った。 それにしてもこの時代の大志を抱いた志士たちは、若くして駆け足で生きたんだなと再認識した。
-
【維新回天の夢を一途に追って生きた男の生涯】山師、策士と呼ばれ今も誤解のなかにある清河八郎は、官途へ一片の野心ももたない草莽の志士だった。清冽な男の33年の生涯を描く。
全3件中 1 - 3件を表示