買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて (文春文庫 や 62-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167905828

作品紹介・あらすじ

欲しいものがいっぱい! 女子垂涎のお買い物本週刊文春の人気連載「お伊勢丹より愛をこめて」が書き下ろしを追加して一冊に! 山内さんが選ぶ「長く愛せるもの」が満載です。

感想・レビュー・書評

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  • 『買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて』(レビュー掲載) | ネガティブさゆの気まぐれ読書日記
    https://ameblo.jp/sayu04-dokusho/entry-12253387289.html

    Mizmalog: 営業報告:「買い物とわたし ?お伊勢丹より愛をこめて?」文庫装画
    https://mizmaru.blogspot.com/2016/03/blog-post.html

    文春文庫『買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて』山内マリコ | 文庫 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167905828

  • 伊勢丹が途中から出なくなったぞ、と思ったら引っ越されて銀座の方が近くなったから、と書かれていた。

    女性なら大好きな話題満載で、飽きずに読み進められた。
    挿絵も素敵だし。
    私はなかなか買えない物ばかりだけど・・・

  • 今月の新刊案内を読んで即購入。山内マリコさんの作品は読みたいと思いつつ読みそびれていたので、初・山内作品となった。

    ショッピング好きの山内さんが、ファッションで有名な伊勢丹百貨店その他もろもろでお買い上げになったアイテムを披露しつつ身の周りを考察するエッセイ。おのれの買い物に対する姿勢をカミングアウトし、アイテムの素敵さをほめたたえ、反省すべき点があれば反省して次回への糧とするという、お買いもの好きにとっては身に覚えのありすぎるローテーションが繰り広げられ、いちいちうなずいてしまう記述が盛りだくさんである。

    読んでいて、谷村志穂・飛田和緒コンビの『お買い物日記』を思い出した。いたずらに高いものが欲しいわけではなく、自分に合ったプライス、ときにはちょっと背伸びして、自分が素敵な気分にひたれるアイテムが欲しいという感じ。アパレルに限らず、手帳などの文房具、、アイテムのリユースなどトピックの幅は広いし、やはり小説家さんらしく、本を買うときのときめきを、キャッチーなフレーズを織り込んだ筆致で楽しめたりもする。そしてラストのアイテムは…そうそう、あれはやっぱり、お洒落好きならこれで締めるよね!と嬉しくなってしまった。

    川原瑞丸さんのチャーミングなイラストに、各章のタイトルおよび付記に使われたフォントのお洒落っぷりなど、お洒落本には欠かせない、ブックデザイン自体の素敵さがあふれている。それでいてこのリーズナブルなプライスとはどういうことだ!もうちょっと払いますよ、わたくしは。

  • ちょうどこのエッセイを書いた頃の山内さんと同じ年頃に差し掛かったわたしには、この本は雑誌のようであり、友達とおしゃべりするような感覚も覚える不思議な本でした。

    長く使えるものを買いたい←わかる
    消耗品こそお金をかけたい←わかる
    アートを買う←わかる
    ビキニを着ずに死ねるか←わかる

    お買い物は楽しいが、ただ消費するのではなく、古くなったものを買い取りではなく支援にまわしたりも共感できました。

  • これを読みながら、ほしい物リストを作り始めてしまった。こんなにお気に入りのものやこだわったものに囲まれる生活って本当に素敵。時々失敗もあるのがご愛嬌。わたしも持つものにこだわり、ときめくものに囲まれて暮らしたいな。


  • 山内マリコさんのお買い物エッセイ。
    「フランス人は10着しか服を持たない」など、無駄なものは買うのをやめましょう、自分に必要なものを見極めよう!など自己啓発本的な本はたくさんあるけど、
    わかってる!でも買っちゃうよね!買い物失敗した!っていう本はあんまりないような気がする(笑)ので、わかるわかると思いながらさらさら読めました。
    一つのエピソードに一つかわいい絵があるのがすごく良い。
    一つ一つのお買い物に面白いエピソードがあり、
    わたしもお買い物するときにもっといろんなことを考えてて、良いものを選べそう!な気がしてくる。
    山内さん曰く「消費は作り手への応援」になる!そうなのでこれも応援になっていますように!

  • 読みやすくて挿絵がカラーで可愛いかった。

    可愛い雑貨は好きだけど増えすぎるので
    お花を買うようにした。ってなんかいいなって。

    本を読むのはすきだけどそれと同じくらい
    本を買うのが好きって書いてて共感。

  • YouTubeとかSNSとかでも購入品紹介大好きなので、この本を読んでまた沸々と物欲が。。とってもウキウキして楽しくなる!お花を買うことがなんだか良いことをしている気持ちになるとか、本を読むのと同じくらい買うのも好きであるとか、まさにその通りと思って首を縦に振ってしまった!
    今は安くてカワイイものを選びがちだけど、これから先ずっと使える物、愛着を持てる物自分で選んで悩んで自分にフィットするものを探したいなぁ、、今はいろいろ模索中!
    こういうお買い物エッセイを他にも読んでみたいと思ったのだけど、そんなにないのかなぁ。

  • 20代後半くらいから、好きなものだけを必要な数だけ買って、大事に使って、好きなものに囲まれて暮らしたいと考えるようになって、そんな考えと山内マリコさんのこの本が重なって読んでみたけど、読むのが楽しくて一瞬で読み終わっちゃった。私にとってのお伊勢丹はうめはんやな〜。
    買ったものひとつひとつに思いいれとかエピソードがあるって素敵やなって思う。
    それから共感できたのは、買うという行為はただの消費ではなく、応援であるということ。お気に入りの作家さんが本を書き続けてくれるように、大好きなカフェがずっと営業してくれるように、推しは推せる時に推していこう。

  • 山内マリコさん作品13

    マリコさん、質の良いものを選んでいて素敵。
    わたしも欲しい〜!と物欲が高まりました。
    読書メモに記録したのであとで振り返ろうっと。

    この本に出てきた
    源氏鶏太さんの「青空娘」が気になって
    早速図書館で借りてみました。
    山内マリコさんが解説を書かれているので
    それも目的の一つであり、今から読むのが楽しみ。
    映画も観てみたいな。

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著者プロフィール

山内マリコ(やまうち・まりこ):1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し、12年『ここは退屈迎えに来て』でデビュー。主な著書に、『アズミ・ハルコは行方不明』『あのこは貴族』『選んだ孤独はよい孤独』『一心同体だった』『すべてのことはメッセージ小説ユーミン』などがある。『買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて』『山内マリコの美術館はひとりで行く派展』『The Young Women’s Handbook~女の子、どう生きる?~』など、エッセイも多く執筆。

「2024年 『結婚とわたし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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