秋山久蔵御用控 冬の椿 (文春文庫 ふ 30-31 秋山久蔵御用控)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167905897

作品紹介・あらすじ

好調シリーズ書き下ろし第26弾!かつて久蔵が斬った男の妻と娘。質素ながら幸せそうに暮らす二人の様子を窺う怪しい男に気づいた和馬は、久蔵に願って調べを始める。

感想・レビュー・書評

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  • 正月睦月から 4月の卯月までの 1カ月ごとの4編が、描かれている。
    まず、第一話 が、「臆病神」疫病神ならず、臆病神に付きまとわれた家臣が、隠居した殿に、自分の恥部を見られたと思い毒殺を企てるのであるが、秋山久蔵の心憎い捕物である。
    2月如月 「冬の椿」母と、手放した子供の情愛に、恐喝する者を成敗する・
    3月弥生 「木戸番」敵討ちに追われて木戸番になった喜十であるが、久蔵に身元が分かってしまうが、、、敵討ちの執念も消え去った小坂清四郎を、前向きに説得させて、喜十への侍の道へ戻ることも示唆するが、喜十はそのまま木戸番ので、久蔵は捨て置く。
    4月卯月 「落とし前」武士も、次男、三男になれば部屋住みで、卑屈になり、乱暴者が、多かったのであろう。
    しかし、いざ 不正が明るみなれば、お家断絶にかかわることもある。
    親が、我が子を命を絶たないといけないこともあったのだと、、、、

    藤井邦夫氏の秋山久蔵御用控 シリーズ、情愛深い采配に、ほっこりすることが多い。
    そして短編なので読みやすく、文庫本なのに、活字が大きいので、スラスラと読めてしまう。
    次回は5月端午からの話を期待しよう

  • 26巻
    長いシリーズの秋山久蔵
    他の作品群にも登場するから
    この世界がたまらなく好きだ

  • 2016.09.26.読了

    大好きな秋山久蔵だけど、
    話の展開が物足りないような気がします。

  • 20160707 ようやく追いついた。このシリーズが集約されて他のシリーズの登場人物に会えて楽しい。半兵衛は何時でてくるのか?期待している。

  • 藤井邦夫著「冬の椿」、秋山久蔵御用控第26弾、2016.4発行。臆病神、冬の椿、木戸番、落し前の4話、ご存じ秋山久蔵の人情裁きです! 一息で読み終わり、もう次作が待ち遠しいです(^-^)

  • 57

  • 【好調シリーズ書き下ろし第26弾!】かつて久蔵が斬った男の妻と娘。質素ながら幸せそうに暮らす二人の様子を窺う怪しい男に気づいた和馬は、久蔵に願って調べを始める。

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著者プロフィール

1946年、北海道旭川生まれ。テレビドラマ「特捜最前線」「水戸黄門」などの脚本家、監督を経て、2002年に作家デビュー。以降、多くの時代小説を手がける。「新・秋山久蔵御用控」「新・知らぬが半兵衛手控帖」「日暮左近事件帖」「江戸の御庭番」などのシリーズがある。

「2022年 『野暮天 大江戸閻魔帳(七)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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