警視庁公安部・青山望 聖域侵犯 (文春文庫 は 41-8 警視庁公安部・青山望)
- 文藝春秋 (2016年8月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167906481
作品紹介・あらすじ
リアルすぎる公安警察vs巨悪 シリーズ第8弾!パナマ文書と闇社会、日本の「聖地」で発生した事件。からまる糸が一筋になったとき青山望ら公安警察は「国家の敵」とどう対峙する。
感想・レビュー・書評
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設定は 伊勢志摩サミット。
徹底した警戒の中で 英虞湾の養殖真珠のいかだを
時期を間違えて引き上げたことで、死体が発見される。
それは、特殊な縛り方と孔があいた包み方だった。
関西系のヤクザとヨットが操れるものだとわかる。
腐敗が激しく、死因も不明だった。
青山望は、カルテットと一緒になって、
その死体が誰で、なぜ 殺されたのかを探っていく。
その背景には、パナマ文書にも関連して、
ブラックジャーナリストが、ブラックマネーを集めていた。
そのフィクサー的な存在が 経済ヤクザの清水だった。
そこから、様々な情報が えられて 真相が明らかになる。
現在のように 企業の不正が多いと、
ブラックジャーナリストや経済ヤクザは
暗躍しやすいんでしょうね。
清水は言う
「政治家は義理と人情とやせ我慢と言われていた。
今の連中は、義理もなければ人情もない。
挙げ句の果てに我慢もできないとなれば、
もはや政治家の器ではない。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20190108ー2都合よく情報が出てきてちょっと飽きて来た感じ。
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伊勢志摩サミット警備で緊迫する志摩半島の英虞湾で緊急事態発生!真珠養殖が盛んな“宝の海”から引き揚げられた死体は、闇経済を疾駆するブラックジャーナリストだった。汚職事件、テロリストの国際力学、ヤクザの世界ー暗部を抉るべく、公安のエース・青山望の才気が炸裂する。
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【作品紹介】
伊勢志摩サミット警備で緊迫する志摩半島の英虞湾で緊急事態発生!真珠養殖が盛んな“宝の海”から引き揚げられた死体は、闇経済を疾駆するブラックジャーナリストだった。汚職事件、テロリストの国際力学、ヤクザの世界―暗部を抉るべく、公安のエース・青山望の才気が炸裂する。リアルすぎる公安警察シリーズ第8弾!
【感想】
第8作目は、一番淡々とした感じがした。
いろいろな事件、事象、取り調べ、調査などが並行して進み、後半の半ば、つまり作品の4分の3程度進んだ頃に、犯人が逮捕され始めるケースは、いつものパターン。
ただ、今回は真の殺人犯がつかまらず、水中に死体を沈めた中国人が犯人として捕まった時点でストーリーのほとんどが終わっているので、次回に持ち込みなのだろうか? -
青山シリーズ。久しぶりだが色褪せない。
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20170514
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2017/1/22 4読了
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やっと電子書籍化されたシリーズ第8弾。相変わらず抜群の面白さ。現実よりリアル。
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イルミナティとかフリーメーソンとかが出てきて、これはどこまで本当で、どこまでが小説なのか。
元公安マンという筆者の素性を合わせると、いろいろ複雑な心境になれる一冊。
LINEがスパイウェアと名指しで書かれていたりするのも、LINEの会社は本気で対応を考えたほうがいいなと。(アドレス帳を送る機能は、選択できるように修正されているかと思うし、その手の機能を本気で止めるとそもそもスマホもインターネットもほとんど使えないのでは?)
割とテクノロジーで解決的な運びだが、情報セキュリティ系の記述については、誰か専門家がツッコミを入れてほしい。
でもゴルゴ13が好きな人は楽しく読めると思います。
おすすめです。 -
シリーズ第8弾。伊勢志摩サミット警備のさなか,英虞湾で引き上げられた裏社会の経済ジャーナリストの死体。胸のすくカルテットの活躍,垂涎のグルメ,政治経済国際社会の裏…。相変わらずのスタイルで好き嫌いはわかれるかもしれないが,僕は好き!