葛の葉抄 只野真葛ものがたり (文春文庫)

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著者 : 永井路子
  • 文藝春秋 (2016年8月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167906788

葛の葉抄 只野真葛ものがたり (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代中期。伊達藩の藩医工藤平助の長女として生まれたあや子(真葛)は、幼い頃から封建社会に生きる女の窮屈さを感じ、自活の道を考えるような少女だった。
    裕福な家でなに不自由なく育った少女時代には父を取り巻く楽しげなエピソードも多く、工藤家にもあや子にも明るい未来が約束されているかに見えたが、やがて一変、不運の連鎖が始まる‥。
    後半生からの執筆ながら、旺盛な創作活動を見せたあや子。その糧となったとはいえ、こんなにも次々と大切な人々を失い、過酷な状況に置かれ、小説の主人公としてこれで成り立つのか??と思うくらいである。
    史実と彼女の著作から分かり得ることだけを丹念にまとめ上げた印象だが、個人的にはもう少し、フィクションを盛って起伏を作ってくれたほうが楽しめた気もする。

  • http://wp.me/p7ihpL-jG

    伊達藩の藩医として世に聞こえた工藤平助の7人兄弟の長女として裕福な環境に生まれ、肉親の死や伊達家への奥勤め、離婚と再婚を経て夫と死別した只野真葛の一生と、なぜ文学者、エッセイストとして確立されたかを描いた一遍。
    只野真葛の思想が、どのような体験に基づき、それがどのように世間では受け止められるものであったのかを、当時の価値観と世情を背景に描かれている。

  •  書くことが気持ちの支えになるのはいつの時代も
    同じであると思った。

     三十代半ばで江戸から仙台へ嫁ぎ、突然三人の
    男の子の母となった真葛が古典文学(古今和歌集、伊勢物語など)を通じて少年たちと距離を縮めていく場面、仙台の自然に目をみはる場面が印象的だった。

     只野真葛という名前は、まだまだ知らない人が多いと思う。これを機会に彼女の随筆を読んでみたい。

     

  • 【江戸時代にも清少納言がいた!】藩医の娘だったあや子、後の只野真葛。離婚、家の没落などを経て自由で個性的な随筆を書くに至った生涯を生き生きと描いた歴史長篇。

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葛の葉抄 只野真葛ものがたり (文春文庫)はこんな本です

葛の葉抄 只野真葛ものがたり (文春文庫)の作品紹介

江戸時代にも清少納言がいた!藩医の娘だったあや子、後の只野真葛。離婚、家の没落などを経て自由で個性的な随筆を書くに至った生涯を生き生きと描いた歴史長篇。

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