人生でムダなことばかり、みんなテレビに教わった (文春文庫 と 31-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167908218

作品紹介・あらすじ

〈テレビっ子ライター〉が収集した金言の宝石箱!テレビから発信された、100人による100の哲学。「ムダ」だけど大切なことは、誰もが通りすぎてしまう何気ないひと言にこそ存在する。「日刊ゲンダイ」で現在も継続中の連載が加筆・修正のうえ文春文庫より発売!たけし、タモリ、さんま、宮沢りえ、壇蜜……。テレビで何気なく発した一言をひとつ取り上げ、実はその何気ない言葉の裏には、その人がこれまで通ってきた生き方や背景が反映されているんじゃないかということを書いたもの。1本ごとは割りと短めでサクッと読めますが情報量は多め。どこから読んでも楽しめます!

感想・レビュー・書評

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  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50047399

  • ‪テレビの中の人がちょっと愛おしくなる、そんな一冊。どれほど真摯にテレビを見ていたらこんな本が書けるのか?凄いの一言。それでいて自身の批評眼をひけらかさず五十音順で淡々と紹介、挙げ句の果てに「ザッピング的に読みたいところを選んでもらっても大丈夫」という潔さ。著者もまた粋だと思う。‬

  • 『てれびのスキマ』でおなじみの著者が、その時に印象的だった芸能人の発言を抜き取って書いたコラム集。

    色んな芸能人のバックボーンを知ることができた。

  •  テレビの出演者に対して鋭くも温かな評論を書いている戸部田氏による、雑誌連載で行われた評伝を取りまとめた一冊である。
     テレビに出演するあらゆる人物について、テレビ上で発した何気ないコメントからその人物を立体的に想像しようという、氏らしい手法での評伝だ。
     ここで取り扱われている人物は多種にわたり、芸人、俳優、ミュージシャン、文化人と本当に幅広い。雑誌連載ということで2P半程度の短いものであるのが惜しいところだが、その視点の鋭さは相変わらずである。

     さすがに紙面の関係でやや薄味な内容であることは否めないが、さすがテレビをよく見ておいでの自称「テレビっ子ライター」。意外な人物の意外な発言なども多く採られていて、読んでいて実に楽しい一冊だった。
     ここでは星四つと評価している。星一つ落としているのは、やはりどうしてもこの一つ一つ短さが問題であるように思えるためである。氏の「タモリ学」などを思えば、もっと長尺で描くのを得手とする方だろう。

  • 【さんまの人生哲学、たけしの野望】人気タレントが番組中にこぼした一言が、彼らの来し方行く末を物語る。100人による100の名言で編む文庫オリジナル。

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