- Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167909178
感想・レビュー・書評
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半沢直樹シリーズ4作目!
いや〜今回もアクが強いキャラが暗躍してましたね。 最後は半沢直樹にやられてたけど(^^;; 黒崎も出てておもしろかったです笑
「やられたら、倍返しだ」はやはり名ゼリフ!!!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今度の半沢の敵は、政府です。
まさに政治と金の話。
半沢が担当する事になった帝国航空は、政府系の開発投資銀行をメーンバンクとする企業。
OB企業年金問題等や赤字続きで再建計画通り進まず、政府系に守られている安心感からか、企業自体に危機感がない。
そんな時、衆院選解散。
政権交代し与党になった新政党の国交大臣白井により、帝国航空措置の為タスクフォースが発足される。
今回は中野渡頭取の昔の話がちらりと出てきます。
半沢も頭取も、自らの地位をかえりみず正しい事を貫く姿勢に毎回すっきりとした読後感です。
正論だけじゃうまくいかない事も多い世の中で、半沢のように自分が信じて学んできた事を曲げないで生きていきたいなぁと認識させられるシリーズです。
悪人への論破は読んでいて気持ちいいですね。^ ^ -
半沢直樹シリーズの4作目?
これまた会社の方にお借りした一冊。
出向先から銀行に復帰した半沢は、破綻寸前の巨大航空会社を担当することに。
そのタイミングで政権が交代し、新政権が政府主導の再建機関を発足させた。
自主再建可能であるにもかかわらず、500億円もの借金を棒引きしろと無茶な話が持ち込まれる。
何故こんな話が罷り通るのか?その裏に隠された銀行内部の闇とは!?
半沢はこの窮地をどうやって切り抜けるのか!?
サラリーマンにはたまらないですね!この半沢直樹さん!
きっと誰でも経験したことがあるだろう社内の派閥や確執。正しいことも捻じ曲げられ、隠蔽されていく。
「従うより、逆らうほうがずっと難しい。」
という半沢の言葉にある通り、半沢のように立ち向かっていくことは容易ではない。
なかなか自分たちが出来ないことを代弁してくれるからなのか??
半沢人気がここまであるのも頷ける。
あー!スッキリ!!爽快!! -
ここまで来ると、もはや負ける心配ゼロの貫禄。
全ての敵が雑魚キャラにしか見ない。 -
半沢直樹シリーズ4作目
2作目、3作目より対立構造が分かりやすい印象。
悪役が型にはまって悪役してました。
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Audible読了
日本航空編きた。こういうリアルな設定は嬉しい。異業種の事情やニュースの裏側に触れられて、勉強にもなる。
最初から出てくる政府系銀行とは?知ってるようで知らないワードも、調べてみてなるほどね〜、と知識が広がった。半国営のようなインフラ系のメガ企業には、こんな風に資金が流れているのか。これも金融という仕組みの一つなのね。
話の本筋とは別に、頭の良い人が、情報の弱い者から搾取するように作り上げられている、少なくともそう見える社会。それは一見、幸福度とは比例しないかもしれないが、知ってしまうと逆に悔しい気持ちになる。中途半端に知ると、行き場のない怒りになる。まさに情弱の悲しきがここにあるようだ。
ただそれは、あらゆる業界、階級でも同じことが言えるのかな。情報を持っている者が有利にゲームを進められる。ポゼッションがあれば、当然勝利につながりやすい。どの情報が強いか選別するセンス、それを獲るセンス、活かすセンス。一流のバンカーという池井戸キーワードが、より一層幅広く迫ってきた。
人が金を作るのか。あるいは、金が人を作るのか。
金が血液だとすれば、その答えは自ずと出てくるだろうと思う。
ひとまず金は…必要十分でいいなってことかも。 -
ドラマが始まったのでつい誘惑にまけて?再読。
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チョットやり過ぎ。
だって、等身大の主人公だから気持ちが入るんだけど、ここまで来るとチョット現実味が薄れる。
でも面白いね。
ある意味、この作者はサラリーマンを知ってるし、だからこそ逆転の発想も分かってる。 -
中野渡頭取の生き様、半沢直樹の一貫性、話題性だけで抜擢された国交大臣、面白いです。
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半沢直樹シリーズ第4弾。今回は政治家が立ちはだかる。
どんな仕事をしていても、人の道に外れたことをしてはいけない。そして仕事にプライドを持つこと。本作のメッセージだと感じました。 -
これで読んだのは通算5回目くらい?
ドラマも始まったということで読み直し。
一気に読みました。
相変わらずのどんでん返しが面白い。
最後の頭取の覚悟と決意は感動。
ドラマでは導入部から原作と違う描かれ方をしていたので、ドラマの展開にも期待。 -
半沢直樹シリーズ四作目。
出向先から銀行に戻った半沢が、帝国航空の再建担当になるが…
物語は銀行と取引先だけでなく、国交大臣やその後ろ盾大物政治家も関わる大きな話だった。
そして、行内で殿上人のような存在だった中野渡頭取も、本作では当事者として大きく動く。
合併による行内の歪みもからんで、これまでにない大きなスケールの話。
個人的に、半沢が航空会社をどのように再建するのか?と楽しみにしていたので、最後は肩透かし。
でも、ひとつの銀行で抱えられる問題ではないか。
後半での半沢と帝国航空山久さんとの会話、ささいな話だけど、少しだけ明るい未来が見えそうな。そういうバンカーとしての半沢の優しさや誠実さが好きだな。
敵キャラとしては、白井大臣がちょっと残念。
付け焼き刃ばかりで、半沢の敵ではないような。
この本の単行本が発刊されたのは2014年だけど、現時点(2020年)で本作が半沢直樹シリーズの最新刊なんだよね。
半沢直樹シリーズ、続いてほしいけど…半沢直樹が好きだから命削りすぎてて心配になる。 -
業績不振に陥った帝国航空の再建を任される半沢。
今回も強敵ぞろいですね。
これまで以上の規模の大会社であるがゆえの危機感のなさ。
航空業という国策でもあることから、政治家だったりそのタスクフォースという名の横暴ともいえる敵。
そして、行内の派閥争いだかの、旧Tの行員たち。
やはり、何かを大きく変えるというのは困難が多く、大変なんですよね。
でもそれに果敢に立ち向かい、信念を貫く姿は清々しいもの。そして、そこに人は集まる。 -
今度は破綻寸前のナショナルフラッグキャリアの再建問題。そこに口出しする国交大臣とそのタスクフォース、大物政治家、さらに行内の反対勢力と、敵だらけ。そこに金融庁名物検査官黒崎まで出て来て、対立構造が単純でなかったのが面白かった。
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いつでも自分を持って強くありたい。
それでいて常に勝ちたい欲にまみれた本である。 -
ついに半沢直樹の相手が政府に。
次回作の敵がそうそう見つからないのではと心配になる。
ブサイクな上昇思考やプライドに凝り固まっている連中は自分の周りにも確かに沢山いる。
それらに躊躇無く、読者の気持ちを代弁してブチまけてくれる姿に今回もスッキリ。
また「正しいことをしていることを誰かが見てくれ、応援してくれている」という点もグッとくる。
自分は間違っていないと信じ、行動し、それを支援してくれる人がいるとやはり心強く、そうだ、自分も頑張らねば、と思わせてくれる。 -
倫理的な是非と、会社の損益を天秤にかける社会問題としてありそうな命題。
ここまで筋を通すのは現実難しい。 -
ドラマのキャストが頭に思い浮かぶ。
特に黒崎が再登場で嬉しい。
あとがきに、ドラマ放送中に連載していて、愛之助の演技を見て、登場させることにしたと(^-^)
是非、前回と同じキャストでドラマ化を(o^^o)