年はとるな (文春文庫 つ 11-24)

著者 :
  • 文藝春秋
3.16
  • (3)
  • (4)
  • (12)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 107
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167909505

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 久々に、読んで、とっても楽しかった!

    「笑う哲学者」ともいわれ、
    立派な哲学者でありながら、
    ユーモアたっぷりの面白い作家さん。

    『われ笑う、ゆえにわれあり』を最初に読んで、
    それから、ドハマリ!

    イギリス人はユーモアが大好きだが、
    「ユーモアがないと人生の危機を乗り越えることができないから」
    ユーモアがないと苦難に押しつぶされてしまうという。

    自虐ネタ、奥様ネタがとっても多いが、
    ソクラテスの悪妻クサンティッペをイメージしてしまう。
    「良い結婚はあるが、楽しい結婚はない」という箴言のとおり。

    くすっと笑えて、ゲラゲラ腹を抱えて、
    哲学がチョッとわかって、面白い本!!

  • いつも思うが、はまると中毒性の高いエッセイ。捧腹絶倒するほど面白いわけではなく、何かが心に残るわけでもないのに、しばらくすると読みたくなる。抜けがあると買ってしまう。痩・骨・窮・骸の章立てからして、たぶん碌なものじゃないだろうと思い、そして期待を裏切らない。奥様の話、弟子とのやり取り、ツチヤ師が定番で、この本にも入っている。ないと物足りない感じさえする。いつまでも書き続けて欲しい。

  •  ①若者の造語:あけおめ、ことよろ、フロリダ(風呂に入るから一時的に離脱する)②手紙を書かなくなって久しい。手紙はメールよりも気持ちの機微が伝わり、その分人間関係も濃密だったように思う。③エッセイを書くのは簡単だ。洞察にユーモアをちりばめればいい。④人並みでありたいと願うくせに、人並みであることをイヤがる矛盾。 土屋賢二「年はとるな」、2017.10発行。

  • 土屋節と言われるものがなんとなくわかった…(笑)

    視点が斜めからだなぁ〜と思う。あと妻いじりすぎでしょうよ。

  • 最近文春を読まなくなったので、纏め読み。

  • いつもの事ながら素晴らしい。最上級のユーモアと知性。ストレス解消になる。

  • 相変わらずの土屋節です。

    沢山読んでいると文章がマンネリっぽくなってくるがそこがまたなんとも味わい深くなってくる。

    面白かったです。

  • 安定のクオリティ。途中で面倒になるのも安定。

  • 【週刊文春好評連載エッセイ】「引きこもり予防法」「人は見た目が10割」「人工知能に対抗するには」「笑いは不謹慎か」など哲学的思考で大笑いの脳トレ六〇篇。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1944年岡山県玉野市生まれ。玉野市立宇野幼稚園、宇野小学校、宇野中学校と、とんとん拍子に宇野地区きっての名門校を進み、中学2年生のとき岡山市立丸の内中学校に転校。岡山操山高校を経て、官僚を目指して東京大学文科一類に入学。2年後、方針転換して文学部哲学科に進学して大学院博士課程中退。東大助手を務めた後、お茶の水女子大学に着任。35年にわたって哲学を教え、現在、お茶の水女子大学名誉教授。 哲学のかたわら、五十歳のときユーモアエッセイ集『われ笑う、ゆえにわれあり』(文春文庫)を出版したのを皮切りに、『妻と罰』『ツチヤの貧格』(文春文庫)、『ツチヤ学部長の弁明』(講談社文庫)など多数のユーモアエッセイ集と、『ツチヤ教授の哲学講義』『ツチヤ教授の哲学入門――なぜ人間は八本足か』(文春文庫)など少数の哲学書を発表、いずれも好評のうちに絶賛在庫中。他に『幸・不幸の分かれ道――考え違いとユーモア』(東京書籍)、『われ悩む、ゆえにわれあり―― ツチヤ教授の人生相談』(PHP)などを矢継ぎ早に発表し、在庫に花を添えている。週刊文春とPHPに連載中。

「2013年 『哲学者にならない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

土屋賢二の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村田 沙耶香
リンダ グラット...
ジャレド・ダイア...
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×