ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ (文春ジブリ文庫 1-1 ジブリの教科書 1)

制作 : 文春文庫編集部 
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  • / ISBN・EAN: 9784168120008

作品紹介・あらすじ

文春ジブリ文庫創刊、第1弾!凶暴な美しさを秘め、友愛を体現するヒロイン像と圧倒的なSF世界。伝説的映画の魅力を立花隆、内田樹ら第一級の執筆陣が読み解く!

感想・レビュー・書評

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  • 急にジブリです
    そういうことってあるよね
    急にジブリっちゃいたい時ってあるよね
    「急ジブ現象」と今名付けた
    「モルジブ」ではない「急ジブ」だ
    モルディブとも言う、インド洋に浮かぶ1,000を超える島々からなるいや今モルジブの説明いらない

    日本に生まれて良かった〜!と思うことのひとつに確実に入ってくることが、日本にはスタジオジブリがあるってことだと思う(拙書『日本に生まれて良かった100のこと』に詳しい)

    そんなスタジオジブリの原点とも言える『風の谷のナウシカ』とはいったい何だったのか?という真相にあらゆる角度から迫る本書
    非常に読みごたえがあり、懐かし面白かったです

    個人的には『風の谷のナウシカ』が大ヒットした一因は島本須美さんの声にあると思っている
    ナウシカというスーパーヒロインの造形に島本須美さんの声が果たした役割は大きく、あの強く優しい女の子があの声なのは必然である

    あと「ナウシカ」ガチ勢の方々には鼻で笑われてしまうでしょうが、あの巨神兵のデザインが庵野秀明さんだと初めて知った
    「ほへ〜」である
    4ほへ〜である

    • ひまわりめろんさん
      そうよね
      ドラえもんも傑作揃いよね

      わいも昔、子どもたち連れて三鷹の森ジブリ美術館には行ったことあるけど、そっちはナウシカ少ないけどあった...
      そうよね
      ドラえもんも傑作揃いよね

      わいも昔、子どもたち連れて三鷹の森ジブリ美術館には行ったことあるけど、そっちはナウシカ少ないけどあったよ(たぶん)
      2024/04/15
    • yukimisakeさん
      ナウシカ、パネルとか当時映画でやってたポスターや原作は置いてあるんですが、他作品みたいに派手なオブジェとか単体でエリアがあるとかが全くなく、...
      ナウシカ、パネルとか当時映画でやってたポスターや原作は置いてあるんですが、他作品みたいに派手なオブジェとか単体でエリアがあるとかが全くなく、グッズもゼロです…orz
      2024/04/15
    • bmakiさん
      ドラえもん、小学生にはマジで感動です!
      三鷹も行ってみたいです!いつか必ず!ジブリパークもいつか、、、死ぬまでには!!


      雪見酒さ...
      ドラえもん、小学生にはマジで感動です!
      三鷹も行ってみたいです!いつか必ず!ジブリパークもいつか、、、死ぬまでには!!


      雪見酒さん、情報感謝です!!
      いつか必ず、ジブリパークにも行きます、行くはずです!きっと!!!多分!!!
      行けたら、、、
      2024/04/15
  • まるごと一冊ナウシカ本!アニメも漫画も、過去記事も今の評論も、みんなで語る、熱く語る。教科書というよりもはやバイブルかも!?

    ----
    中でも腐海を生物学の視点から読み解いた長沼毅さんの『腐海の生物学』が面白かったです。生物学者さんだけに説得力がありました。

    ●腐海は分解者だった!
    たとえば石油流出事故が起きた時、菌類で浄化する仕組みがあるそうです。→物凄く乱暴にいえばそれが腐海でありナウシカの世界なのでしょう。

    ●人間はキメラだった!
    原始の地球、誕生したばかりの酸素は毒だった!我々の祖先が呼吸できるバクテリアを取り込み「キメラ」という進化をすることで生き延びることができた!

    ●漫画版の結末は是か非か!?
    この論争は難しいのでここではパスします。(オイ~/
    ----

    そういえば宮崎駿さんもナウシカをつくったきっかけに、汚染された水俣湾に数年後、魚の群れがやってきたことを挙げています。「背筋の寒くなるような感動だった」(p290)と。

      *
    汚染、感染症、戦争…。
    宮崎さんの予言?通り、現代の地球もナウシカの世界とシンクロしています。
    我々はもはや祈ることしかできないのでしょうか?この救世主が現れることを…。

    ------
    再読記録に〈オマケ〉あります→→→→→

  • 「風の谷のナウシカ」の教科書。
    ずっと読みたいなと思いながらも読めずにいた原作コミックを読まなくてはいけないという気持ちになった。
    原作を読まないとここに書かれていることはちゃんと理解出来ない。

    それにしても、高畑監督と宮崎監督の関係は不思議だ。
    私にはこういう相手はいない。
    簡単にうらやましいと言えるような単純な関係ではないようだけど、スタジオジブリのすごさ、深さ、おもしろさの大きな理由になっているように思う。
    鈴木プロデューサーもすごいし。

    読めば読むほど知りたくなる。
    ジブリの教科書シリーズの続きがとても楽しみ。

  • ナウシカのなりたちとジブリの成り立ち。
    ナウシカを見ると今のジブリ作品のすべての原点が
    ここに集約されているように感じていたことについて
    そうだったのかと興味深い記事も多くて
    原作を読んだことがないので、ぜひ読みたいと思った。

    絵コンテやカラーで収録されている
    イメージボードなどの資料もすごくうれしい!

    原作を知らない分、分からない点もあったけれど、
    ナウシカを作る時の監督の想い、葛藤が随所にみられて
    よりナウシカを深く知りたいと思ったり好きだと思ったり。

    自然界のあらゆる物の中にある魂という部分での
    監督の思うアミニズムにもとても共感できて
    またたくさん勉強したいこと、知りたいことも増えて
    楽しみも積読も…増えそうな[笑]

    ジブリからいろんな想像を広げていくことや
    それぞれの方の考察や感じたことの記事もすごく面白かったけれど、
    その中でも特に"科学界のインディ・ジョーンズ"長沼さん
    のお話がいつも通り興味深くて面白かった!

    ナウシカの世界と現実のこの世界をリンクさせて
    腐海の存在と機能と、現実の菌類・バクテリアによる
    環境浄化を絡めてナウシカを思うと、またいろんな角度も
    見えてきたり、もっともっと知りたいと思ったり
    楽しみがまた倍増していく。さすがインディジョーンズ!

    生命のゆりかごとしての地球。
    ナウシカのようにそこにある自然の声に耳を澄ませて
    大切に大切に共存していきたい。

    • 山本 あやさん
      [♥óܫò]∠♡九月猫さん

      九月猫さん、こんにちはー♡

      「風立ちぬ」今週末に行きますー。
      九月猫さんは見に行かれますか?
      もぅ、映画館で...
      [♥óܫò]∠♡九月猫さん

      九月猫さん、こんにちはー♡

      「風立ちぬ」今週末に行きますー。
      九月猫さんは見に行かれますか?
      もぅ、映画館でかなり号泣しそうで怖いです…[笑]

      「千と千尋―」と「ポニョ」のエンドロールでも
      号泣したので、今回はかなり危険領域かと戦々恐々です…。
      トトロもそうだし、宮崎駿監督って言葉で書いてない部分で
      感動させたり、切なくなったりさせる力がすごいですよね~。

      このところのテレビでのジブリ祭うれしいですよねーっ!
      ほんと、持ってるからいつでも見れるのに
      テレビで放送されるとわくわくして絶対見ますよねっ[笑]
      みんなと同じ時間に見てるわくわく感もいいのかなぁ♡
      私もジブリ関連本、いろいろ積んでるので
      この機会にこそ読破したいですーっ[^-^]

      春樹さん!!!
      ノルウェーまではだいたい読んでるんですねーっっっ♡
      長編もおもしろいけど、短編はどれも
      読む人それぞれに受け取れる寛容さがあるものばっかりで
      難解だけどおもしろいですよね~っっ。
      ほんと本棚神経衰弱したい!!!
      もー、想像しただけですごい数になりそうで楽しそう!!!
      とかも、中学の頃の本からいっぱい一緒っていうのが
      もーーー、テンションますます上がりますよねー♡
      うー、ほんと本棚くっつけっこしてきゃーきゃー積みたいーー♡
      2013/07/24
    • 九月猫さん
      あやさん、こんばんは♪

      「風立ちぬ」観に行きますよん(*´∀`)ノ来週に予定してます。
      あやさんのほうが早いですね。よかったら感想聞...
      あやさん、こんばんは♪

      「風立ちぬ」観に行きますよん(*´∀`)ノ来週に予定してます。
      あやさんのほうが早いですね。よかったら感想聞かせてくださいね♪
      ・・・やっぱり泣いちゃうかしら(^-^;)
      わたし、映画館では泣かないようにしてるのですけれど、
      (ひどい顔になるのでひたすらガマン。ガマンした涙は鼻水に
      転化されるので、結局ひどい顔になるのですけれど(笑))
      今回はけっこうヤバイかもっ?!
      「ひこうき雲」聴いただけでも泣きそうですものーーっ!

      春樹さん、「ノルウェイ」が初めて読んだ作品で、
      それが最新刊だと思って(実際は違ってたんですけど;)、
      遡って読んだんですよ。
      それ以降は、なぜか「レキシントンの幽霊」だけ積んでます(笑)
      翻訳では、カーヴァーの翻訳を何冊かと、「空飛び猫」の
      最初の2冊を読みました。
      なので、あまり読んではないのですけれど、短編と翻訳が好みです。
      「ノルウェイ」以降も読んでみたいなーと思う気持ちはあるけれど、
      ・・・なかなか(^-^;)
      2013/07/25
    • 山本 あやさん
      [♥óܫò]∠♡九月猫さん

      九月猫さん、こんにちはー♡

      「風立ちぬ」絶対泣いちゃいますよねー[´ロ`]屮
      私も人前で泣きたくない~って必...
      [♥óܫò]∠♡九月猫さん

      九月猫さん、こんにちはー♡

      「風立ちぬ」絶対泣いちゃいますよねー[´ロ`]屮
      私も人前で泣きたくない~って必死で毎回我慢しつつ…
      ふんばってるのが無意味なぐらい号泣しちゃって
      ぐったりするので、ほんと泣かずにいられる方法を知りたい[´iωi`]
      もーー、ほんと外で泣いちゃうのいやですよねー;;
      私も「ひこうき雲」聞いただけでダメで…。
      もともとのあの曲のなりたちのこともあって
      いつもぐーっときちゃうのに、風立ちぬの映画を見たら
      ますますこの曲涙の誘発曲になっちゃいますよねー。
      もぉぉおお、恐怖ですら…。でも見ちゃいますが…[笑]

      「レキシントンの幽霊」!!!
      読みたいんですーーー♡
      でも今、全集を買い揃え始めたので
      今積んでる春樹本以外は全集で読む楽しみに…と
      昔の春樹さんの本を買うのはストップしてるので
      レキシントンの収録されてる巻が待ち遠しいですーっ♡

      「空飛び猫」は買ってあるので、早く読みたいなぁと思いつつ
      またまた「読み終わるのが寂しい病」です[笑]
      この間の「多崎つくる―」は純文学で、面白いってところとは
      少し離れた作品かなぁって感じだったんですが
      「1Q84」はミステリー要素も含みつつの春樹さんの
      世界も満喫できるタイプだったので、一気に読みたいーって
      なっちゃうほどおもしろかったです~[^-^]
      2013/07/26
  • 図書館で借りた。
    本の漫画は何回も読んだから、裏話的な本書は楽しく読んだが、だいたいのことはもう知っていたかも。
    振り返りにはちょうど良かった。

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    「文春ジブリ文庫創刊、第1弾!
    凶暴な美しさを秘め、友愛を体現するヒロイン像と圧倒的なSF世界。伝説的映画の魅力を立花隆、内田樹ら第一級の執筆陣が読み解く!」

  •  何度観ても飽きないし、観る年齢によって新たな発見があったり違う感想を持ったりするのが、ナウシカに限らず名作たる所以。特に興味深かったのが「腐海の生物学」とE.カレンバックとの対談。汚染された水俣湾で豊かな生態系ができていたというくだりにハッとした。宮﨑監督の膨大な知識量と教養の深さ、そして人間とはどのような生き物かを描くための観察力と探究心に脱帽。理想系過ぎてこんな強いヒロインは実在しないと感じるが、現実味がないと感じないのはそのためか。細部までの作り込みに改めて驚嘆する。

  • 「ナウシカは理想的過ぎる」それはそうなのかもしれない。しかし彼女がここまで多くの人に訴えかける力を持っているのは、少なからず彼女が希望として人々の目に映るからではないか。
    宮崎駿とE. カレンバックの対話において、宮崎駿が完全にヒッピー的な生活に対して懐疑的であったり、奥さんの自然との距離感に対して寛容な態度であったのが興味深い。その上で死ぬときは死ぬのだ、という態度、私はどこかわかる気がした。

  • 唯一無二の絶対的ヒロインはどう生まれたのか…。ナウシカがナウシカたるゆえん、宮崎監督が「風の谷のナウシカ」に込めた思いを知れる充実の1冊でした。
    アニメ映画、そして原作漫画を読んだ上でぜひ読んで欲しい。

  • 映画版と漫画版の両方を鑑賞し終わっている人が読むべき本です。
    「ナウシカ」の作成過程や制作に携わった面々へのインタビュー、様々な論者によるナウシカ鑑賞の手引・雑感などお腹いっぱいの内容。個人的には、佐藤優の文章は「うーん」でしたが、後はすごく良かった。
    とくに最後の大塚英志の「解題」は圧巻で、これだけでも一読の価値あり(と書きつつ実際のところ、本書の様々な論考を踏まえての総まとめ的な意味合いのある文章だったので、一冊まるまる通読するべき本かと思います)。

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