半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)

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  • 文藝春秋 (2013年8月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784168122019

半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 発売のころに購入して、読み始めて、いっぺんおいといて、12月くらいにふとまた読み始めて最後まで読んだ。
    読書当時の世間のあれそれとか、個人的にばくぜんと抱えている事柄に付随して感じることが多くあり、興味深く読み進めた。
    読み終わって気になるところに付箋を貼っていったら沢山ありすぎた。
    人が語らいあうことで生まれる考えや閃きや、何よりも楽しさを感じられる対談でとても面白かった。

  • 宮崎駿の文章は、なぜかいつもいちいち納得してしまう。この対談集も、うなずきながら読んでしまった。

  • 普段読まない類の本でしたが、「風立ちぬ」をみたのもあって、映画のシーンを思い出しながら楽しめました。また、この本を読んで、半藤さんの本、夏目漱石の本にも興味が湧き、読書の幅が広がる良いきっかけをいただきました。

    実際、話が飛び飛びでいろんな話が繰り広げられるので、知識の乏しいわたしには辛かったですが、対談という形だったので、読み進めるのに苦痛はありませんでした。
    おふたりのように、物事を深く捉え考えられる人になりたいです。

    もう1度、「風立ちぬ」見たくなりました。

  • 2013年9月10日購入。
    2016年7月22日読了。

  • ビブリオバトルのお勧め本で、半藤一利と宮崎駿の対談本。
    「風たちぬ」公開前後に行われ、昭和史とそれにまつわる自己体験を織り交ぜ、面白い対談となっている。
    ・日本は海岸線が世界で6番目に長い。米や豪より長い。そして背骨のような山脈があり、人は殆ど海岸線に住んでいる。軍事力でこれを防衛するとなると強大な兵力が必要で、ここから攻撃が防御という発想が出てしまう。全国の海岸線に原発が54基もあり、これを攻撃されたら終わり。(半藤)
    ・昭和38年に鉄腕アトムが始まり、私はアニメの世界に入り50年が経った。もう昔のアニメも終わり。(宮崎)(ビートルズのデビューもこの年)
    ・日本は今後世界史の主役になることは無い。小国主義で行くべき(半藤)
    ・堀越二郎の声に庵野は当初苦労していたようだが、後にはもう堀越としか思えなくなった。(宮崎)
    ・旧海軍でソナーに抜群の力量を発揮したものが、成績が良いので大和とかに配属され、耳も勘も悪いものが潜水艦ソナー員になった。勝てるわけが無い。(半藤)
    ・バカですね、海軍省も本当に役人なんですね。(宮崎)

  • 「愛国談義」とタイトルにあるが、中身は夏目漱石の話から始まり、新作の「風立ちぬ」の話、そこから発展して関東大震災や太平洋戦争へと続いてゆくが、話はこれらのテーマを行きつ戻りつして、取り止めがない。あちらこちらに面白い話がちりばめられている。どれか興味がある話があれば、「なるほど、なるほど」と思って読めば良い、そういう気楽さのある本だけれども、中身は濃い。
    半藤さんはあとがきでこのように書いている。
    「いまの日本の政治は期末利益優先の株式会社の論理で国家を運営している。わたくしにはそうとしか見えません。とにかく目先の利益が大事であって、組織そのものの永続は目的ではない。自然環境や医療や教育や自活の方策など、国民再生産の重要課題などは後回しで、その日暮しで、国民の眼くらましとなる利益のあがる政策最優先です。」
    本当にそうだと思う。今の日本は行先が定かではない、その不安を誤魔化すように毎日毎日景気動向の話で盛り上がっている。でも肝心の行き先は誰にもわからない、そのことを正視するがこわくて、『一億総活躍社会』なんて言葉が出てくるのだろう。
    第2部の終わりの方に”「持たざる国」の将来のこと”という章で、宮崎さんが「健康で働く気があれば大丈夫。それしかないだろう」「不安がるのが流行っているけれど、流行に乗っても愚かなる大衆になるだけだからやめなさい」「不安なときは楽天的になって、みんなが楽天的なときは不安になれ」と言っているのが面白い。「「この生き方が正しい」なんて、そんなこと決めないで、いろいろでいい。困るときは、みんなで困るしかないんです。オタオタするなら、みんなで一緒にオタオタするしかない。」とにかく生きろ!と言われているようで、なんだかよくわからないけれど、ふっと笑ってしまう。そしてふっと肩の力が抜けたところで、さぁもう少し頑張ってみるか、と思える言葉だ。
    ただ「今日本で着るものも食うものも自分ではつくっていませんね。そのことは、あんまり大丈夫じゃないなぁ」「しかもいまの日本人には、この国には資源がないという発想がない」ともいっている。「持たざる国」であるという発想がない。それではどうすればいいのか・・・?この後宮崎さん半藤さんなりの意見がもちろん書かれているが、それこそ「この生き方が正しい」なんて決めないで、それぞれがオタオタと生きればいい、そういうことなのだろう。

  • 2015年7月11日読了。

  • ふたりのおじいさんが好きな話題でしゃべり続ける、考え方の方向性はいろいろあっても愛国談義だ。
    知識としてもっていない話題は分かりにくかったりするけど、ふたりの話しを横で聞いている気分だとすると、いろいろ興味もわいてくる。

    じぶんたちがジジイになった時にこういうはなしができるかな…

  • (隅田川の環境は)昭和二十四年、二十五年、ぐらいまではよかったん

    朝鮮戦争というのは、戦後日本をある意味では救ったのですが、いっぽう日本の自然をぶっ壊す最初のきっかけだったのではないかと思います。

    つくづく思うのですが、この国は守れない国なんです。
    海岸線が長い。世界で六番目に長い。アメリカよりもオーストラリアよりも長いん

    ライト兄弟がはじめて飛行に成功したのは一九〇三年

  • 博覧強記のお二人なので話について行くのが大変。書き起こしも編集もそれなりの知識がないと話が繋がらなくなるので大変だったのでは…。
    直接的な「愛国論」的なものは終章のほんの一節に登場します。
    あとは行間と文脈で判断してください。

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半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)の作品紹介

世界の宮崎駿×歴史探偵・半藤一利が語り尽くす!『崖の上のポニョ』ぶりの宮崎駿作品として話題を集める『風立ちぬ』の主人公は、ゼロ戦設計士・堀越二郎がモデル。世界の宮崎駿が書生となって、敬愛する半藤一利と語り下ろす。

半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)はこんな本です

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