半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)

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  • 文藝春秋 (2013年8月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784168122019

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半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 宮崎駿の文章は、なぜかいつもいちいち納得してしまう。この対談集も、うなずきながら読んでしまった。

  • 普段読まない類の本でしたが、「風立ちぬ」をみたのもあって、映画のシーンを思い出しながら楽しめました。また、この本を読んで、半藤さんの本、夏目漱石の本にも興味が湧き、読書の幅が広がる良いきっかけをいただきました。

    実際、話が飛び飛びでいろんな話が繰り広げられるので、知識の乏しいわたしには辛かったですが、対談という形だったので、読み進めるのに苦痛はありませんでした。
    おふたりのように、物事を深く捉え考えられる人になりたいです。

    もう1度、「風立ちぬ」見たくなりました。

  • 2013年9月10日購入。
    2016年7月22日読了。

  • ビブリオバトルのお勧め本で、半藤一利と宮崎駿の対談本。
    「風たちぬ」公開前後に行われ、昭和史とそれにまつわる自己体験を織り交ぜ、面白い対談となっている。
    ・日本は海岸線が世界で6番目に長い。米や豪より長い。そして背骨のような山脈があり、人は殆ど海岸線に住んでいる。軍事力でこれを防衛するとなると強大な兵力が必要で、ここから攻撃が防御という発想が出てしまう。全国の海岸線に原発が54基もあり、これを攻撃されたら終わり。(半藤)
    ・昭和38年に鉄腕アトムが始まり、私はアニメの世界に入り50年が経った。もう昔のアニメも終わり。(宮崎)(ビートルズのデビューもこの年)
    ・日本は今後世界史の主役になることは無い。小国主義で行くべき(半藤)
    ・堀越二郎の声に庵野は当初苦労していたようだが、後にはもう堀越としか思えなくなった。(宮崎)
    ・旧海軍でソナーに抜群の力量を発揮したものが、成績が良いので大和とかに配属され、耳も勘も悪いものが潜水艦ソナー員になった。勝てるわけが無い。(半藤)
    ・バカですね、海軍省も本当に役人なんですね。(宮崎)

  • 「愛国談義」とタイトルにあるが、中身は夏目漱石の話から始まり、新作の「風立ちぬ」の話、そこから発展して関東大震災や太平洋戦争へと続いてゆくが、話はこれらのテーマを行きつ戻りつして、取り止めがない。あちらこちらに面白い話がちりばめられている。どれか興味がある話があれば、「なるほど、なるほど」と思って読めば良い、そういう気楽さのある本だけれども、中身は濃い。
    半藤さんはあとがきでこのように書いている。
    「いまの日本の政治は期末利益優先の株式会社の論理で国家を運営している。わたくしにはそうとしか見えません。とにかく目先の利益が大事であって、組織そのものの永続は目的ではない。自然環境や医療や教育や自活の方策など、国民再生産の重要課題などは後回しで、その日暮しで、国民の眼くらましとなる利益のあがる政策最優先です。」
    本当にそうだと思う。今の日本は行先が定かではない、その不安を誤魔化すように毎日毎日景気動向の話で盛り上がっている。でも肝心の行き先は誰にもわからない、そのことを正視するがこわくて、『一億総活躍社会』なんて言葉が出てくるのだろう。
    第2部の終わりの方に”「持たざる国」の将来のこと”という章で、宮崎さんが「健康で働く気があれば大丈夫。それしかないだろう」「不安がるのが流行っているけれど、流行に乗っても愚かなる大衆になるだけだからやめなさい」「不安なときは楽天的になって、みんなが楽天的なときは不安になれ」と言っているのが面白い。「「この生き方が正しい」なんて、そんなこと決めないで、いろいろでいい。困るときは、みんなで困るしかないんです。オタオタするなら、みんなで一緒にオタオタするしかない。」とにかく生きろ!と言われているようで、なんだかよくわからないけれど、ふっと笑ってしまう。そしてふっと肩の力が抜けたところで、さぁもう少し頑張ってみるか、と思える言葉だ。
    ただ「今日本で着るものも食うものも自分ではつくっていませんね。そのことは、あんまり大丈夫じゃないなぁ」「しかもいまの日本人には、この国には資源がないという発想がない」ともいっている。「持たざる国」であるという発想がない。それではどうすればいいのか・・・?この後宮崎さん半藤さんなりの意見がもちろん書かれているが、それこそ「この生き方が正しい」なんて決めないで、それぞれがオタオタと生きればいい、そういうことなのだろう。

  • 2015年7月11日読了。

  • ふたりのおじいさんが好きな話題でしゃべり続ける、考え方の方向性はいろいろあっても愛国談義だ。
    知識としてもっていない話題は分かりにくかったりするけど、ふたりの話しを横で聞いている気分だとすると、いろいろ興味もわいてくる。

    じぶんたちがジジイになった時にこういうはなしができるかな…

  • (隅田川の環境は)昭和二十四年、二十五年、ぐらいまではよかったん

    朝鮮戦争というのは、戦後日本をある意味では救ったのですが、いっぽう日本の自然をぶっ壊す最初のきっかけだったのではないかと思います。

    つくづく思うのですが、この国は守れない国なんです。
    海岸線が長い。世界で六番目に長い。アメリカよりもオーストラリアよりも長いん

    ライト兄弟がはじめて飛行に成功したのは一九〇三年

  • 博覧強記のお二人なので話について行くのが大変。書き起こしも編集もそれなりの知識がないと話が繋がらなくなるので大変だったのでは…。
    直接的な「愛国論」的なものは終章のほんの一節に登場します。
    あとは行間と文脈で判断してください。

  • 半藤さんと宮崎さんの対談
    「風立ちぬ」試写会の前後で行われた
    漱石、ゼロ戦、堀辰雄、堀越二郎など

  • 83歳と72歳の対談。
    この年頃の方のお話を聞くのが大好きな私にはたまらない一冊。「腰ぬけ愛国論」という発想も好き。

  • 異色な組み合わせの対談。
    果たしてどんな会話になるだろう?と全く想像がつかない組み合わせって、ついつい読んでみたくなる。

    そのうち一人が半藤さんときたらもう読むしかない。
    これまで、「昭和史」しか読んだことはないが、それがとても楽しい読書時間で。

    戦争を生き抜いた人たちが語る戦争は、教科書で読むような話とまるで違う。お二人とも、様々なことを知っているため、その知識の幅広さに驚かされっぱなし。
    こんな会話が、楽しめるような大人になれるといいな。

    「風立ちぬ」見てみよう。「草枕」読んでみよう。「隅田川の向こう側」読んでみよう。

  • 【世界の宮崎駿×歴史探偵・半藤一利が語り尽くす!】ゼロ戦設計士・堀越二郎をモデルに『風立ちぬ』を制作した宮崎駿が、敬愛する半藤一利のところへ話を聞きに行く! 完全オリジナル。

  • 「未来少年コナン」や「ラピュタ」、「カリオストロの城」など宮﨑駿の描く廃墟が好きだ。その宮﨑氏が零戦とその設計者たちを主人公とする映画を制作した。平和を希求しながら廃墟を執拗なまでに美しく懐かしく描くのは何故だろう?どうして今回は戦闘機?と頭が混乱している。
    同時期に公開された「永遠の0」の原作者とは歴史認識を巡って意見の対立があったようだ。でも「永遠の . .」はCGの一部しか見るべきところはないから。
    それにしてもお二人の教養はすごい。

  • 日本を愛する大先輩二人が楽しく話されているのを、こちらも楽しく読ませていただきました。

    映画「風立ちぬ」をきっかけに次々と浮かび上がる昭和の記憶。
    半藤さんはそれをこれまでの著作で残してきているし、宮崎監督も映画という形で自分なりに残しておきたかったんだなぁと改めて感じました。
    半藤さんの聴き方の巧さといったら…さすがすぎる!

    いい年なのにいつもどこか不安がっている自分を励ましてくれた一冊です。

  • この年寄り二人(失礼!)はスゴいなあ面白いなあ~、と^^;

  • 作家 半藤一利と映画監督 宮崎駿の対談集。映画「風立ちぬ」を核に、二人の戦中戦後の思い出、漱石「草枕」、戦闘機、日本が失った自然や現代のこの国の問題点など、様々な視点を絡めた構成となっています。「風立ちぬ 」の背景にあるものを知ることができるのも中々興味深いです。

  • 気持ちの良いジジ放談

  • 発売のころに購入して、読み始めて、いっぺんおいといて、12月くらいにふとまた読み始めて最後まで読んだ。
    読書当時の世間のあれそれとか、個人的にばくぜんと抱えている事柄に付随して感じることが多くあり、興味深く読み進めた。
    読み終わって気になるところに付箋を貼っていったら沢山ありすぎた。
    人が語らいあうことで生まれる考えや閃きや、何よりも楽しさを感じられる対談でとても面白かった。

  • ★2013年12月19日読了『腰抜け愛国談義』半藤一利 宮崎駿談 評価B
    夏目漱石のファンである二人が草枕談義を手始めに、戦前 戦中の思い出と飛行機、戦艦への熱い想いを語る2日間の対談を収録した本
    風立ちぬを含め、アニメ制作の時に思い入れを込めて200%描きこむ所と手を抜いて帳尻を合わせたところを宮崎は語る。

    最終作の風立ちぬが公開されたときに、零戦のアニメと聞いて、いきり立った隣国のネット住人達が早合点のお馬鹿だったことは、この本で語られる宮崎の本音で理解出来る。
    また、相当な気を使って今回の作品を誤解されないように制作していたことも彼の言葉から良く分かる。

    正に腰抜けの愛国少年だった訳で、ただひたすらに飛行機が大好きなオヤジであり、子供が、日本が好きなおっさんなのだと知れる。

    まあ立ち読み2時間で読めば十分な一冊ではある。

  • 映画『風立ちぬ』の前説的な対談本。

    半藤さんは、宮崎作品のうち『となりのトトロ』と『紅の豚』しか観てないそうだが、ぼく自身『カリオストロの城』と『もののけ姫』しか観ていない。ヒドイでしょ(笑)

    それが何でこの本を読んだかと言えば、半藤作品のファンだと言うことと、宮崎さんの発言に納得させられることがあるから(ホントは、タイトルに惹かれたのかもw)。

    「漱石好き」という共通点からはじまった対談は、与太話も織り交ぜながら、近代日本史の話、軍艦や軍用機に関する「ヲタク」的話、映画『風立ちぬ』の内容の検証、これからの日本と世界などへと続いていく(文字起こしと構成は、とてもたいへんだったに違いない - 苦笑)。

    映画『風立ちぬ』を観終わったあとに読むと、読後感がより深まるのかもしれないけれど、劇場では観ないと思うし、DVD化されても借りるかどうか……(ちょっと観たくなったのはたしかだけど)。

    対談中、半藤さんに何度か「次回作を持つ」と言われた宮崎監督。果たして引退の撤回はあるかな?

    あとがきで半藤さんが「日本の政治の株式会社的運営」について触れているけど、最近内田樹もTwitterでそんな発言をしてて「あっ!」と思った。

    「草枕」読まなくちゃ!

  • 戦前・戦中の思い出話をお互いしているだけなのであまり面白くない

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半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)の作品紹介

世界の宮崎駿×歴史探偵・半藤一利が語り尽くす!『崖の上のポニョ』ぶりの宮崎駿作品として話題を集める『風立ちぬ』の主人公は、ゼロ戦設計士・堀越二郎がモデル。世界の宮崎駿が書生となって、敬愛する半藤一利と語り下ろす。

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