職人衆昔ばなし (文春学藝ライブラリー 雑英 23)

著者 : 斎藤隆介

• 文藝春秋 (2015年12月18日発売)

作品紹介・あらすじ

昭和に生きた名巧たちの芸談大工、左官、庭師、指物師、蒔絵など、明治に生を享け、戦後まで活躍した27人。未来のモノ造りへの教訓も含まれる貴重な証言。

感想・レビュー・書評

[takasekiさんの感想 · 2021年2月5日]

単行本読了。
聞き書きの元祖みたいな文体だが、「技に溺れる」感があってかえって読みにくいパートも散見される。
三木のり平、福本清三などを手掛けた現在の聞き書きの第一人者、小田豊二氏の鼻につかない聞き書き文体のすごさがわかる。
とはいうものの、明治大正生まれの職人の言葉を知ることが貴重だと思う。「終わった仕事はタレタくそ」など至言が多く、ものづくりに携わる人も、また普通の勤め人も傍線を引きつつ読むことをおすすめします。

[ナゴヤの本好きさんの感想 · 2016年10月25日]

何で買ったんだろう？途中で断念。

[nyankoteacherさんの感想 · 2015年12月23日]

江戸っ子に偏りすぎ。

[文藝春秋公式さんの感想 · 2015年12月22日]

【昭和に生きた名巧たちの芸談】大工、左官、庭師、指物師、蒔絵など、明治に生を享け、戦後まで活躍した27人。未来のモノ造りへの教訓も含まれる貴重な証言。

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2015年12月16日]

祝復刊！
不器用なので、職人さんに憧れを抱いてます。。。

文藝春秋
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784168130588

著者プロフィール

1917年、東京都に生まれる。明治大学文芸科卒業。1968年、短編童話集『ベロ出しチョンマ』で小学館文学賞、1971年『ちょうちん屋のままッ子』でサンケイ児童出版文化賞、1978年『天の赤馬』で日本児童文学者協会賞を受賞。ほかに『職人衆昔ばなし』『立ってみなさい』『ゆき』などの作品があり、滝平二郎氏と組んだ絵本、『八郎』『花さき山』『モチモチの木』などもよく知られている。1985年、没。