カリキュラム開発で進める学校改革 (21世紀型授業づくり 81)

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  • 明治図書出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784182254123

作品紹介・あらすじ

現在、学校はどこも元気がない。学校が世の中を引っ張っていく、または新しい世の中をつくる時代ではなくなり、むしろ国民から信頼を失い、教師は見放されているかのようである。それほど、学校に対する社会の目は厳しい。地方教育委員会はもちろん、学校も教師も変わらねばならないのである。教師一人一人はどのように変わればよいのか、また今後の学校での教育活動を、何を土台にして、何を目指して、何に焦点を当てて変えていけばよいのかについて、誰も明確に述べていない。これまでの教育とこれからの教育のどこを、どう変えればよいのかについて、教師の認識は明瞭にならず、展望が開けている様子が見られない。どこか五里霧中のところがある。このような、漠然とした不安な状況のまま教師が実践を続けることは、決して望ましいことではない。教師をサポートしたいと思っている筆者のようなものにとって、教師こそが実践を通して事実をつくっているのだ、という自負と責任を強くもってほしいし、教師に元気を出してもらいたいのである。それには、教師の認識を明瞭にすることのできる助言や示唆は何かを考え、望ましい実践に少しでも役立ててもらえる提言をしたい。本書は、最近の「カリキュラム開発」という仕事を通して、それを試みようとしたものである。

著者プロフィール

安彦 忠彦(あびこ ただひこ) 
1942年生まれ/東京大学大学院教育学研究科(学校教育学)博士課程中退。博士(教育学)(名古屋大学、1996年)。名古屋大学名誉教授。現在:神奈川大学特別招聘教授。専攻:カリキュラム学(教育内容・方法)。主著:『中学校カリキュラムの独自性と構成原理――前期中等教育課程の比較研究』明治図書、1997年。『改訂版 教育課程編成論――学校は何を学ぶところか』放送大学教育振興会、2006年。『私教育再生――すべての大人にできること』左右社、2019年。

「2020年 『最新教育原理 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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