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- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784182254123
作品紹介・あらすじ
現在、学校はどこも元気がない。学校が世の中を引っ張っていく、または新しい世の中をつくる時代ではなくなり、むしろ国民から信頼を失い、教師は見放されているかのようである。それほど、学校に対する社会の目は厳しい。地方教育委員会はもちろん、学校も教師も変わらねばならないのである。教師一人一人はどのように変わればよいのか、また今後の学校での教育活動を、何を土台にして、何を目指して、何に焦点を当てて変えていけばよいのかについて、誰も明確に述べていない。これまでの教育とこれからの教育のどこを、どう変えればよいのかについて、教師の認識は明瞭にならず、展望が開けている様子が見られない。どこか五里霧中のところがある。このような、漠然とした不安な状況のまま教師が実践を続けることは、決して望ましいことではない。教師をサポートしたいと思っている筆者のようなものにとって、教師こそが実践を通して事実をつくっているのだ、という自負と責任を強くもってほしいし、教師に元気を出してもらいたいのである。それには、教師の認識を明瞭にすることのできる助言や示唆は何かを考え、望ましい実践に少しでも役立ててもらえる提言をしたい。本書は、最近の「カリキュラム開発」という仕事を通して、それを試みようとしたものである。