- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784191534452
作品紹介・あらすじ
地球教徒の陰謀によって、ヤン・ウェンリーは不帰の人となった…。否応なく、彼の遺髪を継ぐ立場になったユリアン・ミンツは、魔術師の死に涙する暇を許されなかった。一方、畏敬すべき宿敵を失った深沈の皇帝ラインハルトは、けだるい発熱に悩まされていた。忠臣たちは、またぞろ皇妃の話題を口にしはじめ、帝国は束の間の憂愁につつまれている。だが、惑星ハイネセンには新領土総督府高等参事官に昇ったヨブ・トリューニヒトが赴任した。「祖国を枯死させたやどりぎめが」とロイエンタールの金銀妖瞳が冷たく光る!
感想・レビュー・書評
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自由惑星同盟では、軍人はけがをすると、然るべく応急処置された所へ文句を言ったりするのだが、確かに帝国でも、内臓が出た人がそれをお腹へ戻さうとしたり上半身だけで這いずるシーンもあるのだが、オーベルシュタインさんがかなりのポストについてたり、衒ひ傷のをっさんがゐたり、するのであった。
傷痍軍人の傷について選民関係の言訳をつけないのはJ=ヴェルヌ以来の「選民としての傷痍軍人系のかたわ」を冒涜するもので、その蔑視をするのが自由惑星同盟の役割なのはなんつうか。
そんでさういふ、傷に対する意味付けを拒否するアレとして、かつ、ワーレンさんが、義手を指して何かの儀礼を行ふ。
ヨブさんは一応「主観的な正義の執行者」に一応なってるんだけど、ヨブさんにまうちょっとアレをしてもいいと思ふ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロイエンタールとミッターマイヤーの友情が哀しい
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前巻が辛さのピークだと思ってたら、今巻のほうが辛かった。
次巻が最終巻。どうなるのか結末を知らないから楽しみである。 -
やはり彼がいないと少々物足りなさを感じる。とはいえ、「帝国軍の双璧」ロイエンタールとミッターマイヤーの対決、避けられる道はなかったのかな。散る命と咲く命。
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ロイがロイが……ロイエンタールの大馬鹿野郎ー!
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回天篇。主人公クラス二台巨頭の片割れヤンまで死んでしまいます。ここらで終わったと騒いでいる人もいました。
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銀英伝の中でも一番好きな巻v双璧の戦いが切ないっ…!
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地球教徒によってヤンが暗殺され、ラインハルトはその覇気によって体を蝕まれていった。旧同盟領の混乱は以前続き、ついに旧同盟領新総督ロイエンタールの反乱を招いてしまう。その鎮圧を命じられたのはロイエンタールの親友だったミッターマイヤーだった。帝国内部で「双璧」とまで称された名将同士が血を流す事にラインハルトは何を思うのか?
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ヤン亡き後はやはりエピローグという気がする。エピローグ大好きだけど。あとブランデー飲みたくなった。
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ヤン亡き後、ユリアン頑張ってる!(^-^)そしてミッターマイヤーの時より面白い…いや初々しいラインハルトのプロポーズ(*^^*)でもその後、帝国軍の双璧が…(T-T)本当に地球教って嫌!(`□´)