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- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784191535985
感想・レビュー・書評
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早稲田大学の学生、沢木雄一は夏休みに知り合いから『オイシイ話』に誘われる。千葉の小湊に居を構える三島という金持ちが、泥棒よけのために学生グループを無料で宿泊させたいというのだ。しかも三食、海水浴、昼寝付き。早速友人と連れ立って、途中合流しながら屋敷に向かう沢木。通称『金政』の成金趣味の黄金御殿と、そこにそぐわぬ新進女優の娘、三島ゆかり。そして彼らは思いもよらぬ殺人事件に巻き込まれることとなる。
もう一方で同じく事件に巻き込まれる慶応義塾大学の学生グループ、鳥居良夫の回想が沢木の回想に挿入され、事件は二つの側面から語られる。『推理早慶戦』の副題あり。
だいぶ梶龍雄に慣れてきたからか、何となく思い描いていた二つの予想は当たっていた。だが初めて読む方には軽い驚きはあるかもしれない。怪しい人物が次々に浮上。あいかわらずの伏線。
解決篇での思わぬ伏兵には「!」
青春ミステリらしい軽妙なラストは気に入っている。
いままで読んだ梶龍雄作品の中では「普通かな?」という感じだが、それでも水準以上の面白さだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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