紺碧の艦隊 8 (TOKUMA NOVELS)

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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784191550308

感想・レビュー・書評

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  • またまたやっちゃいましたね。

    これでこそ娯楽SF小説です。

    今度はドイツの新型潜水艦を拿捕しちゃいました。

    潜水艦への”浮き”の装着、幽霊攻撃そして息苦しきなって浮上したところによじ登り催涙ガスを投げ込んでの拿捕。

    その拠点となった海底基地もまた自走し合体する奇想天外な秘密兵器。

    さらに後世の世界では、日本の産業構造すら変わってしまった。日本全国に散らばる中小企業。軍需産業もこの中小企業が支えているので、これを壊滅させるためには、日本全土を占領しなければならないという、米国の試算。

    本当に都合がいい。

    これでは日本は絶対に負けないね。

    ますます強くなり、勝ち続ける日本を支えて欲しい。

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著者プロフィール

1933年小樽市生まれ。早稲田大学で心理学、北海学園大学で土木・建築学を修める。日本SFの第一世代の主力作家の一人。1970年、SF評論『術の小説論』、SF短編『大いなる正午』で「SFマガジン」(早川書房)デビュー。以来、執筆活動に入り現在に至る。単行本著作数180冊以上(文庫含まず)。1990年代の『紺碧の艦隊』(徳間書店)『旭日の艦隊』(中央公論新社)で、シミュレーション小説の創始者と見なされている。1972年、第3回星雲賞(短編部門)を『白壁の文字は夕陽に映える』で受賞2012年、詩集『骸骨半島』で第46回北海道新聞社文学賞(詩部門)2013年度札幌芸術賞受賞2014年2月8日~3月23日まで、北海道立文学館で「荒巻義雄の世界」展を開催。2014年11月より『荒巻義雄メタSF全集』(全7巻+補巻/彩流社)を刊行。2017年には『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』(彩流社)を満84歳で書き下ろし刊行。2019年、北海道文学館俳句賞・井手都子記念賞、伝奇ロマン復活第一弾『有翼女神伝説の謎』(小鳥遊書房)を刊行(続編『高天原黄金伝説の謎』『出雲國 国譲りの謎』)。『SFする思考』で第43回SF大賞受賞・現在も生涯現役をモットーに、作家活動を続けている。

「2023年 『海没都市TOKIYO』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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