五輪書 (現代人の古典シリーズ 2)

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著者 : 宮本武蔵
制作 : 神子 侃 
  • 徳間書店 (1963年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784192421430

五輪書 (現代人の古典シリーズ 2)の感想・レビュー・書評

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  • (2016.06.10読了)(2016.04.11購入)(1996.08.31・69刷)
    Eテレの「100分de名著」で紹介されたので、眼を通しておこうと手に取りました。
    剣法の奥義を具体的に述べたもののようですが、剣道や体を使ってのスポーツの経験がないので、よくわかりません。個人または、団体で競技するスポーツ選手にとって参考になる本なのかもしれません。
    刀で戦うということは、絶対に勝たないといけないので、そのための構えとか、心の持ち方について述べています。
    『五輪書』については、原文と、現代語訳がついていますが、付録の「兵法三十五箇条」と「二天記」には、原文のみで現代語訳はついていません。訳者によれば、『五輪書』と重複する部分が多いので、省いたとのことです。残念です。

    【目次】
    はしがき
    五輪書
     序の巻
     地の巻
     水の巻
     火の巻
     風の巻
     空の巻
    <付>
    兵法三十五箇条
    二天記

    ●構成(29頁)
     地の巻 兵法のあらまし、総論
     水の巻 二天一流の太刀筋
     火の巻 勝負、いわゆる広義の兵法
     風の巻 他流の批判をしつつ二天一流を説く
     空の巻 結論
    ●武士(35頁)
    武士が他の者と違うのは、兵法の心得があるということなのだ。すなわち、何をするについても、人に勝つということを基本とし、あるいは個々の戦闘に勝ち、あるいは集団的戦闘に勝ち、主君のため、自分自身のため、名誉をとどろかし、身をたてようと思うのだが、これは兵法の道理によって可能となるのである。
    ●武士の道(39頁)
    武士にあっては、目的に応じてさまざまの武器をこしらえ、その用法をわきまえなければならぬ。これこそが武士の道である。武士でありながらさまざまな武器を使いこなすことができず、それぞれの効用も理解できないというようでは、いささかたしなみのないことではないか。
    ●敵に勝つ(49頁)
    一人の敵に自由に勝ち得るよう、剣術の道理を身につけることができるならば、世の人すべてに勝つこともできるのである。相手に勝つということにおいては、一人の相手であろうが千万人の相手であろうが同じ原理である。
    ●環境(135頁)
    位置をしめるのに、太陽を背負って立つという原則がある。これは太陽をうしろにして構えるのである。もし、その場所によって、太陽をうしろにすることができないようなときには、太陽を右のわきにするようにせよ。
    ●敵を切る(193頁)
    誰しも敵との切合いにおいて、弱く切ろうとか、強く切ろうとか考えるものではない。ただ敵を切り殺そうと思うのであって、この場合は強く切ろうと思ってはいないし、もちろん弱くするつもりもない。どうすれば敵を殺すことができるかと思うのみである。

    ☆関連図書(既読)
    「五輪書の読み方」谷沢永一著、ごま書房、1982.10.05
    「宮本武蔵「五輪書」」魚住孝至著、NHK出版、2016.05.01
    「宮本武蔵 一」吉川英治著、講談社文庫、1971.07.01
    「宮本武蔵 二」吉川英治著、講談社文庫、1971.07.01
    「宮本武蔵 三」吉川英治著、講談社文庫、1971.07.30
    「宮本武蔵 四」吉川英治著、講談社文庫、1971.07.30
    「宮本武蔵 五」吉川英治著、講談社文庫、1971.07.30
    「宮本武蔵 六」吉川英治著、講談社文庫、1971.07.30
    「随筆 私本太平記・随筆 宮本武蔵」吉川英治著、講談社文庫、1990.10.11
    「それからの武蔵 Ⅰ」小山勝清著、集英社文庫、1980.10.25
    「それからの武蔵 Ⅱ」小山勝清著、集英社文庫、1980.10.25
    「それからの武蔵 Ⅲ」小山勝清著、集英社文庫、1980.11.25
    「それからの武蔵 Ⅳ」小山勝清著、集英社文庫、1980.11.25
    「それからの武蔵 Ⅴ」小山勝清著、集英社文庫、1980.12.25
    「それからの武蔵 Ⅵ」小山勝清著、集英社文庫、1980.12.25
    「宮本武蔵」津本陽著、文春文庫、1989.02.10
    「決闘者 宮本武蔵(上)」柴田錬三郎著、新潮文庫、1992.07.25
    「決闘者 宮本武蔵(中)」柴田錬三郎著、新潮文庫、1992.07.25
    「決闘者 宮本武蔵(下)」柴田錬三郎著、新潮文庫、1992.07.25
    「謎の剣聖・宮本武蔵」加来耕三著、祥伝社文庫、1995.10.30
    「宮本武蔵」司馬遼太郎著、朝日文庫、1999.11.01
    「宮本武蔵」光瀬龍著、廣済堂文庫、2002.04.01
    「謎解き宮本武蔵」久保三千雄著、新潮文庫、2003.01.01
    (2016年6月23日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    一身の切合いに勝ち数人の戦いに勝つのが武士というものだ、それには、といって武蔵(1584-1645)は、構え方、足の踏み方、目のつけ方などを具さに述べ、相手の強弱を知って先にしかけよとも説く。本書が長く読みつがれてきたのも、剣法の奥義が具体的で納得のゆくように書かれているからに相違ない。

  • ちょっと目が滑ったけど面白かったかな。
    精神的なことが多いっていうけど、実践的なこともまあ書いてあるような。
    でも何事も訓練しないとって感じ。とにかくできる人になるにはめちゃくちゃ修行がいるよな。それこそ命のやりとりを六十回でもしないと。六十回命かけないとたどり着けない境地って感じ。とても今の世実践できん。
    伊織との話も控えてあったり、付録の武蔵の生涯を書いた二天記も面白かった。しかし独行道はいつ読んでもすごいなぁ。
    究極の実践主義者だと思う。

  • もっと実用的な内容を想像していたので,精神論が多いのに驚きました。

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