霊能力の秘法: チャクラをめざめさせ、異次元に入れ (トクマブックス 336)
- 徳間書店 (1982年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784195025215
感想・レビュー・書評
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本山博氏が昨年9月に亡くなつてゐたことを知り、ここでその著書を取り上げんと欲するものです。享年89。それにしても迂闊なことでありました。ちやんと報道されたのかな。
本山博とは何者ですか? と問ふ人もゐるかも知れません。もつとも、『霊能力の秘法』なる表題を見れば大方の想像がつくでせうね。ユネスコも認めた超心理学者・霊能者であります。ここまで聞いて、いかにも興醒めだといふ顔付で「あ、さうなの」と呟き、口元に皮肉な微笑を浮かべる人がゐさうですね。まあ、それも仕方がない。
本書で著者が主張するのは、平たく言へば「霊能力は一部の特別な人にだけ与へられたものではない。それは潜在的に誰でも持つてゐるが、皆気付かぬだけである。トレーニング次第でその能力を開花する事ができるので、読者の皆さんも是非チャレンジして卓袱台」といふ事だと思ひます。
「ある人のことを思ひ浮かべたら、たちまちその人が現れた」
「初めて来た筈の場所だが、以前も来たことがあるやうな気がする」
「夢で見たことが、現実に起きた」
「朝から何となく嫌だなあと気分がすぐれぬ日、事故に遭つたり、身近な人に不幸があつた」
「人と話してゐる最中に、その人が考へてゐることが手に取るやうに分かつた」
なんてことは、偶然ではなく、極初歩的ながら、霊能力を発揮したと考へられるのださうです。
第一章で霊能力がどんなものか解説し、第二章ではなぜこんな現象が起こるのかを説明してゐます。頭が冴えた状態ではなく、半覚醒状態といふか、あまり何も考へずにボーとしてゐる時に起こりやすいとか。
第三章「霊能力はこうして開発する」では、トレーニング方法が説明されてゐますが、その内容はヨガに通づる「健康法」ですな。しかし<トレーニングのときの注意>が16項目も並んでゐて、五月蝿いことこの上無いのであります。
第四章は「霊能力を身につけるこの方法」。前章のトレーニングは、いはばウォーミングアップで、これだけでは開発出来ぬらしい。引張るねえ。エネルギーを如何に取り入れ、体内にめぐらせるか。どうやらポイントは呼吸法・座法のやうですな。
最後の第五章「霊能力はチャクラでめざめる」では体内にある七箇所(眉間・尾骶骨・下腹部・腹部・心臓・喉・頭頂部)のチャクラと、そのめざめさせ方を解説してゐます。結局、「修行」レヴェルのストイックさが求められるのですね。
悪用すれば自らに厄災が降りかかる、と霊能力を使用する際の注意を述べてゐますが、割とあつさりとした忠告です。余程の覚悟を持つた人以外には勧めない方が良いと思ふのです。霊能が有る人には、色色なものが寄つてきますからなあ。これらの対処法も同時にしつかりと身に付けたいものです。わたくしも昔、トレーニングの真似事を始めた事が有りますが、次第に変なものを感じるやうになり、怖くなつてやめてしまひました。興味本位で首を突込まぬ方がいいと申せませう。
デハ又会ふ日まで。御機嫌よう。
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体操をして歪みを取り、瞑想をするんですが、一番下のチャクラを目覚めさせる前にアジナチャクラを訓練するんです。
本格的目覚めるのは、上部にあるので難しいらしいのですが、下のチャクラだけやるとコントロールが出来ないので、ある程度コントロール下に置くためには、アジナチャクラを開発しないといけないらしいです。 -
体操をして歪みを取り、瞑想をするんですが、一番下のチャクラを目覚めさせる前にアジナチャクラを訓練するんです。
本格的目覚めるのは、上部にあるので難しいらしいのですが、下のチャクラだけやるとコントロールが出来ないので、ある程度コントロール下に置くためには、アジナチャクラを開発しないといけないらしいです。