どんでん返し (徳間文庫 101-32)

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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784195676400

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  • 「思いきって、やったらどうなの」「何をだ」「わたしを殺すのよ」―社の常務の姪と不倫した挙げ句、妊娠させ、結婚を迫られてしまった夫。“玉の輿”を目論む夫に、妻は離婚を絶対拒否することで対抗する。はたして、夫婦の運命は…(「霧」)、ほか、全編会話だけで構成された異色の短編を6篇収録。

  • なかなかおもしろかった。
    ちょうどよかったよ。

    関係ないけど、
    「結構」っていう漢字はなんか好きになれないね。

  • 全編を会話だけで構築した異色ミステリが6編収録されています。
    地の文を一切拝し、会話だけで物語を進めるというのはなかなか難しい事だと思います。
    会話が変に説明的になってしまったり、話がマンネリ化しやすいといった事が起きやすくなりそうに思います。
    本書の短編では笹沢先生は純粋会話体を試みながらも、さらに大胆などんでん返しをもやってのけています。
    ラストにおいてのサプライズはミステリのお約束ですし、騙される快感は何度味わっても素晴らしいものです。

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著者プロフィール

1930年生まれ。1960年、初長篇『招かれざる客』が第5回江戸川乱歩賞候補次席となり、本格的な小説家デビュー。 1961年『人喰い』で第14回日本探偵作家クラブ賞を受賞。 テレビドラマ化されて大ヒットした『木枯し紋次郎』シリーズの原作者として知られ、推理小説、サスペンス小説、恋愛論などのエッセイ他、歴史書等も著し、380冊近くもの著書がある。2002年、逝去。

「2023年 『有栖川有栖選 必読! Selection11 シェイクスピアの誘拐』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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