反戦大将井上成美 (徳間文庫 499-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784195983454

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  • 読んだきっかけ:100円で買った。

    かかった時間:9/24-10/27(33日くらい)

    解説(帯より):開戦以来一貫して日米戦の非を唱えてきた井上成美中将は、昭和十九年八月海軍次官に就任した。井上は直ちに海軍大臣米内光政と共に終戦工作に乗り出す。米内・井上にとって終戦とは降伏を意味し、そしてそれは国土壊滅という未曾有の危機を救う難事業であった。
     海軍の中で、「非戦派」というよりもむしろ「反戦」の立場を貫き、終戦工作の立役者として活躍した最後の海軍大将の生涯。

    感想:太平洋戦争を考えるとき、昨今もっともよく見るのが「戦争は愚かだった」派と「戦争もやむをえなかった」派の議論です。この議論はしばしば論点がすれ違って感情的な展開をみせますから、各自で知識を身につけてしっかりした考えをもたなくてはなりません。そうして、落ち着いて周りと議論しましょう!
    「反戦大将 井上成美」は、主に「戦争もやむをえなかった」派の人向けのお話です。勉強になりました!

  • 4195983452 349p 1999・7・25 5刷

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著者プロフィール

大正15年3月、栃木県に生まれる。海軍兵学校74期。海軍少尉。東京大学文学部仏文科卒。戦記著書=「反戦大将井上成美」「烈将山口多聞」(徳間書店)、「勝つ司令部と負ける司令部 東郷平八郎艦隊と山本五十六艦隊」(人物往来社)、「海軍兵学校よもやま物語」「勝負と決断」「政治家辻政信の最後」「元大本営作戦参謀ビジネス戦記」(潮書房光人社)。

「2020年 『海軍人事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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