- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784196695103
感想・レビュー・書評
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久しぶりに読みました。ナウシカやもののけ姫の世界がちらちらと過るのは、やっぱり宮崎さんの世界の中だからでしょうか。
確かに地味だけど短くても映像でも見てみたいかもしれない。文字として読んでもみたいお話。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この世界観すき
これぞ宮崎駿ってかんじ -
「風の谷のナウシカ」公開の前年に出版された本。
あとがきで、この話のアニメーション化が夢だったと、宮崎さんは語っています。
後に、「もののけ姫」や「ゲド戦記」の原案として、その要素が使われているのですが、
ひとつの作品としての「シュナの旅」も映像で観てみたかったなぁ。
“宮崎駿”が詰まった作品ですよね。
これを読むと、「ナウシカ」や「ラピュタ」などの後の作品たちは、
この1冊のヴァリエーションなのだと感じます。
彼の伝えたかったことが、きっとここに凝縮されています。
まぁ、そうでもなければ14年も後に「もののけ姫」として発表しませんよね。
名作です。 -
映像化しないんでしょうか。宮崎さんが思いのまま描いたもので、本当はこういう作品作りたいのかなと・・映像化しないんでしょうか。
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宮崎アニメの原点。
人間の土地のギヨメをどこか連想させる。 -
チベットの民話を元にした、絵本調の作品。
本作の要素のいくつかは「もののけ姫」にも引き継がれているようだ。
無駄のないストーリー。傑作。 -
不思議な世界観だな~と思ったら、チベットの民話が元になっているのですね。
ちょっと怖いような話です。 -
とっても好きなお話。これを読んで、犬になった王子も読んでみたが、漫画とはえらく変わっていたので、やはり宮崎駿のワールド感と、なんともいえないあの絵が好きなんだと思う。
ただ麦の種を取りに行くだけなら、地味な物語なんだろうけど、月が人間を食べ、巨人が麦の種を吐き出し育成していたり、地味な物語に「え?」って驚くようなファンタジーを取り入れるところが、奇想天外。それが奇抜なのではなく、自然や摂理に寄り添った、なんだか納得できるね、という部分を体現しているところが好感。いや、嫌いになりにくいと言ったほうがいいのかどうか。